第五回【豆だ!鬼だ!節分だ!調理室内豆地獄!】
助手:ドク、ニードル、ラ
料理:大豆のケチャップ煮



ドク「ひゃーはっはぁ!鬼は外ぉ!福は内ぃ!豆ツブをゴチソウだぁー!」
ニードル「やってくれるぜ!256倍にして返さねえとなァ!」
ドク「ちょwww入れ物から直接バラまくとか反則www」
ニードル「ヒャヒャヒャ!…豆まきは楽しいぜェ!」
バババババ!
ドク「ちょwwwいてぇwww」
ニードル「何だこの豆の連射はよォ!誰だァ!」
ブラッド「クククク………どうだね?我が新兵器の威力は?」
ニードル「ちょwww何だよォその重武装はwww」
ブラッド「これらの武装は全て豆まき専用に威力を抑えて作られた豆発射兵器…ライルに頼んで作らせた特注品だ!
     豆マシンガンに豆拡散バズーカ、豆クラッカー…」
ドク「すげえカッコイイじゃねえかよ!おれにもくれよぉぉぉ!」
ブラッド「ククク…欲しくば奪い取るがいい!」
ニードル「言ったな!ドク!インペリアルクロスで強奪にかかるぜェ!」
ドク「うっしゃぁぁぁぁwww」
ブラッド「ククク…まとめて始末してやるよ!豆バズーカを喰らうがいい!」
ドク「散弾ではなぁぁぁぁぁ!!1」

プシュー(ドアの開く音)
ラ「おはようございま…ってなんですかこの豆だらけの調理室はぁ!」
ドク「あ、ラちゃんおっはよぉぉぉぉぉ!!」
ブラッド「ク…水を差しおって…」
ニードル「豆まきしてたんだよ豆まき!楽しかったぜェ!」
ラ「豆まき?あぁ、そういえばそんな季節でしたね。
  でもそれにしたってこれはまきすぎでしょ…誰が掃除するんですか…」
ブラッド「ククク…豆を注文したら伝票のケタをいくつか間違っていたようでな。
     予想以上に大量の豆が届いたので予定より大規模な豆まきになってしまったのだ!」
ラ「はぁ…ブラッドさん、これからお料理教室の時間ですけどそれは覚えてますよね?」
ブラッド「何だと!?しまった、完璧に忘れていたッ!」
ラ「やっぱり…」
ドク「クククケケケ!!忘れてやんのぉぉぉwwww」
ブラッド「うるさいゴミが!」
ラ「ど、どうするんですか今日の放送…」
ブラッド「ククク…安心しろ、まだ手はある。見ろ、ここには十年は豆料理に不自由しなさそうなほど
     大量に豆があるではないか!今回はこの豆を使った料理を紹介すればいいッ!」
ラ「…床にまいた豆を料理に使っちゃうんですか?」
ブラッド「そんなものは洗えば何とでもなる…助手はこのドクとニードルを使えばいい。
     ククク…どうだ!ワタシの臨機応変な対応力はッ!瞬く間に問題が解決したぞ!
     そうと決まればまずは後片付けだ!キサマらは掃除をしておけ!その間に私は下準備をしておく!」
ドク「おおッ!」
ニードル「チッ、面倒くせえなァ…」
ラ「やっぱり私も手伝わされるんですね…」



ブラッド「ククク…前置きが長くなりすぎたので今回は若干「まき」でいくぞ!豆だけにな…ククク!」
一同「…」
ブラッド「…材料紹介だ!どう料理して欲しいッ!」
『大豆のケチャップ煮』
・大豆
・玉ねぎ
・にんじん
・鶏もも肉
・グリーンピース
・洋風スープの素
・塩
・トマトケチャップ
ブラッド「ククク…真面目に料理しようと考えたら結局大豆の消費量が少なくなってしまった…
     あまり量は多くない故、おかずに一品加えたい時などに作るといいだろう…」
ラ「前回からは想像できないくらいまともな食材たちですね。」
ドク「またにんじん入ってるのかよぉ!にんじんいらn
ブラッド「黙れゴミが!まだ好き嫌いを克服していなかったのか…
     さぁ調理開始だ!まずは大豆だ…これはあらかじめ茹でて、水洗いをしておけ…
     鶏肉、にんじん、玉ねぎは皮を取り除き1cm角に切っておく。
     そして鍋に水を入れスープの素、塩、ケチャップに加え先程準備した具材を入れ熱する…
     …沸騰したら落し蓋をし弱火にし煮詰める。煮詰まってきたらグリーンピースを入れひと混ぜしたら
     火を止める…これで完成だッ!」
ラ「ちょ、もう終わったんですか!?」
ブラッド「そうだが…?」
ラ「い、いえ…しかしいくら「まき」とはいえまさか本題の料理教室が五行で終わるとは…」
ニードル「オレらは掃除しかしてねェぜ!」
ドク「ヒャハハハハァ!!楽な仕事だぜぇぇぇ!!」
ブラッド「ククク…たまにはこのような回があっても面白かろうッ!
     ちなみに今回の料理は調味料を変えることで別の料理へと変貌する…
     味噌味やあっさり塩味にしても美味かろう…肉を豚肉にしてもいい…
     さぁ、皿に盛り付けさっそく食すとするか!」

〜食事中〜
ドク「ごちそうさまぁぁぁぁ!」
ブラッド「調理前はあれほど人参を嫌がってたくせにゲンキンなヤツめ…」
ラ「…しかし流石に四人で分けるとすぐに無くなってしまいますね。」
ブラッド「元々そんなに大量に食べるものでもないしな…そこはいたしかたあるまい。」
ニードル「全く食った気がしねェぜ!」
ドク「うぁぁぁぁッ!もうおかわりも無いのかよ!逆によけー腹が減ったぞぉぉぉぉぉ!」
ブラッド「そうだな…追加で豆料理をもっと作ってやるとするか。」
ドク「もう豆は飽きたよぉぉぉぉぉ!」
ブラッド「ククク…もう飽きたというのか?早すぎるな…
     思い出しても見ろ、当調理室の豆のストックの数を。
     豆料理だけでこのコーナーはあと十年は戦える…」
ニードル「そんな豆ばっかの料理番組なんて誰も見ないだろJK」
ラ「まぁ前回みたいなゲテモノ料理の助手をやらされるよりはずっといいですけどね…
  では今回はこの辺で。」