小ネタ?【悲劇! 狂愛は宇宙に散って!
     〜または彼は如何にして執着するのを止めて八連ミサイル持ち機体を乗機とするようになったか〜】


※注意
この回は、書き手のあくまで個人的なブラッドのイメージや、ある事へのフラストレーションなどが
詰み込まれただけのハズレ回です。
「ブラッドに似合う機体といえばアレしかなかろう」と明確なイメージを持っている方や
「愚痴など聞きたくもないわ、ゴミが…」という方は、この回は読み飛ばしを推奨します。
内容自体は同掲示板の「2ちゃんねる小ネタ転載スレ」の中のシェルド君に似合う機体談義の一幕からヒントを得たものです。



〜整備ドック〜
ニードル「…いいよなァドクらはよォ。アナザーとかニュージェネの機体乗れるんだからよォ!
     オレも乗りてェぜェ…」
ブラッド「……ニュー・ジェネレーションの機体はともかく
     アナザーの機体ならば旧作でいくらでも乗れただろう?」
ニードル「そりゃそうだけどなァ、ムカシのヤツだと改造がしょっぱ過ぎんだよなァ…
     強化できるの攻撃と防御だけだしよォ…
     それによォ、ウォーズじゃOP三つ付けらんだぜェ? 三つだぜ三つッ!!
     いいOPも増えてるしよォ!
     オレもアナザーとかニュージェネの機体で無双してぇよッ!」
ブラッド「そんな事をこのワタシに言われてもな……」
ニードル「そりゃそーだけどよォ… もう宇宙世紀の機体だけのスピリッツなんざ、いー加減飽きちまったよ!
     あーゲテモノ乗りてぇ! 悔しいぜェ!」
ブラッド「…何を言う、宇宙世紀の兵器こそ至高ではないか…
     しかし……キサマの悩みは気楽でいいな…」
ニードル「あァ? そりゃどーいう意味だよッ!? ケンカ売ってんのかァ!?」
ブラッド「そんな意図は無い…
     ……ただな。あくまで憧れの対象が、運良く再登場さえできれば手に入る…「生産登録可」の機体
     だというのが気楽だと言っているだけだ…」
ニードル「生産登録ゥ? 何の話だよッ!
     なんだ、登録できねぇ機体で乗りてぇのでもあんのかァ?」
ブラッド「キサマごときが知る必要の無い事だ…
     このワタシの口惜しさ、悔しさ、そして憤りなどな……」
ニードル「何だよワケわかんねぇなァ…」

〜調理室〜
ニードル「オイ! テメェが乗りてぇってのは何だよ!? 教えろよォ!」
ブラッド「……近頃はなりを潜めていたかと思っていたが、キサマは相変わらず粘着質な性格をしているな…
     そんな事だから魅力値がたったの2」
ニードル「別にいいだろそこはよォ! いいから教えやがれってんだよッ!
     なんか気になんだよ、一応整備担当だからなァ…」
ブラッド「…………ええい鬱陶しい…答えれば満足するのだな?」
ニードル「まぁなァ。」
ブラッド「ならば教えてやろう、特別にな……ネオガンダム一号機だ…」
ニードル「あァ…? ネオガンダムだァ?」
ブラッド「そうだ、ネオガンダム「一号機」だ…
     数ある「黒いガンダム」の中でも、際立って魅力的な機体だな…」
ニードル「ネオガンの一号機かよォ。あんなツメもミサイルもねぇMSのどこがそんなにいいんだよ?」
ブラッド「フン、あの機体の魅力を……一々説明せんとわからんというのか?
     ゴミが…所詮はゲテモノMS好きか。
     いいだろう、少し教授してやる……有り難く思え!!」
ニードル「お、おォ…」
ブラッド「………では少し語らせてもらおう…
     ……まずはあの紫がかった黒という機体カラー…ティターンズカラーとも違う、上品な色だ…
     その機体カラーに映える、凶悪に光る赤いカメラアイ…
     …そしてその黒と赤の色彩のコントラストがよく似合う機体デザインに
     ラー・カイラム級戦艦をも一撃で轟沈せしめる圧倒的な破壊力を持つ巨大キャノン砲、Gバード…
     その上、鉄壁の防御ビーム・シールドを装備…」
ニードル「へェ…つまり見た目と性能が気に入ったってわけかァ?」
ブラッド「まぁな……外観だけでなくその性能自体も
     アナハイム社製MSの集大成とすら言っていいほどのものだからな…」
ニードル「まー間違っちゃいねーけどなァ…」
ブラッド「そして………ジェガン隊を引き連れラー・カイラム級エイジャックスから出撃するその雄姿…
     そしてシルエットフォーミュラ最終ステージでの、味方ゲストユニットを圧倒するその強さ……
     こんなに美しく、かつ圧倒的「悪」な純連邦側のガンダムが他にあったか? いや、いないな…
     この先も…ここまで素晴らしいガンダムが世に生み出されることは……そうは無いだろう…」
ニードル「な、なんか引くくらい入れ込んでやがるなァ… 」
ブラッド「そうか、若干引いたか…
     だが……先に聞いたのはキサマだ、最後まで付き合って貰うぞ…」
ニードル(うわ、だりィ…)



ブラッド「……そしてあの機体は、作中でのパイロットもまたいい!
     バズ・ガレムソンはワタシの目指す「悪の連邦軍人」のイメージを具現化したような存在だ…」
ニードル「…あァ、そりゃキャラ被ってるってことかァ?
     そりゃ確かになァ! ヒャヒャヒャ!」
ガン
ニードル「いてェ! 何しやが…ってテメェ、そのフライパンで殴ったのかよ!? 正気かァ!?」
ブラッド「……次茶化したら命は無いと思え…」
ニードル(ゲェ、目がマジだァ…)
ブラッド「……確かに、ヤツとワタシが若干キャラクター性が似通っているのは認めよう…
     ……キャラ被りという暴言も、この際認めてやる…!
     しかし…キャラが被っているということはつまり、この機体が我が軍の手中となった際には…
     …ワタシ以上にガレムソンの乗機であるあの機体が似合う者はいない……つまり!
     このネオガンダム一号機はワタシの愛機となるという事だ! 違うかね…」
ニードル「いや、それは知らねーけどよォ…
     でもネオガンダムなんていつも生産可じゃねぇかァ?」
ブラッド「……何を今更バカげた事を! キサマは何を聞いていたのだ!?
     いいか、二号機ではダメなのだ! 一号機でなければな…
     この機体の見事なまでに素晴らしい色彩をキサマは見なかったのかッ! ゴミ虫が!」
ニードル(キ、キレやがったァ…)
ブラッド「大体、ネオガンダムの一号機と二号機との違いは…ガンダムマークK等のそれとは違い
     機体色だけの違いではない!
     ネオガンダム一号機は……二号機とは違い「ネオ・サイコミュシステム」が搭載されている!
     その影響か…その戦闘能力自体も二号機に比べて高いものであるようで
     同じシルエットフォーミュラ・プロジェクトにより開発された
     シルエットガンダム改、ネオガンダム二号機の両機を相手に、圧倒するほどのものがある……」
ニードル(何だこの薀蓄ゥ…)
ブラッド「…そして! 一号機には、二号機に搭載されている「コアブロックシステム」が搭載されていない!
     少なくともゲーム上ではな!!
     ……これは機体を捨て逃げることなど想定せず、常に背水の構えをパイロットにとらせる事で
     パイロットの戦闘能力を極限まで引き出そうという、開発者の考えが伺える……」
ニードル「そ、そりゃ構造の問題で付いてねぇだけだと思うけどなァ。
     ネオサイコミュ付けてんだしよォ…」
ブラッド「……それは所詮捉え方の違いでしかない…」
〜中略〜
ニードル「ま、大体わかったよォ!
     テメェはネオの一号機に乗りてぇのに
     一号機だけいつも生産登録不可なのがイラつくって話だなァ?」
ブラッド「…イラつく、などという表現ではとても足りんな……
     ……いつも…いつもだ。我が部隊の「MS図鑑」を見る度…
     …この機体の欄に輝く「生産登録不可」の文字を見るたび…ワタシは心が折れそうになる…」
ニードル「お、おいブラッドォ?」
ガン!(机を叩く音)
ブラッド「…このガンダムと比べれば生産登録可のネオガンダム二号機なぞ…霞んで見えもせんわッ!
     一号機か二号機かで、こうも魅力が変わってしまうものか!」
ニードル「ま、まぁ落ち着けよブラッドォ!」
ブラッド「黙れゴミが!
     全く…トリコロールカラーにして目が緑色になっただけで、こうも外観から魅力が失われてしまうものか!?
     一号機には二号機に無いサイコミュが搭載されているのだぞ!! そしてコアブロックが無い!
     見た目以前に設定からしてかなり違うではないか!!
     クロスボーンのX1、X2、X3の差と同じくらいには違うぞ! いやそれ以上だ!
     …それなのに何故だ!! 何故生産登録できない!!」
ニードル「ん、んなことオレに言われたってよォ!」
ブラッド「…何故だ!? ガンダムマークKやハイザックの色違いが両方生産登録できて
     何故ネオガンダムは…二号機しか生産登録できない!?
     色が違うだけで「性能的には違いは無い」と……プロフィールで明言されてるような機体が生産登録できて
     ネオガンダム一号機はできないなどというのは、おかしいではないか!?
     ブルーデスティニーと差がありすぎるぞ! どういう事だ! えぇ!?」
ニードル「だからオレに聞かれたって知るかよォ!」



ニードル「テメェどーしたんだよ、テメェはそんなに機体に愛着持つ感じじゃなかっただろうがよォ…」
ブラッド「……(COOL DOWN)
     愛着というわけでは無いがな……
     ガレムソンだけの所有物…CPU専用機にしておくには勿体無い存在だ、とは思っている…
     あの機体の全てが愛おしい……
     ……この感情…まさか、これが他の連中がよく口にする「愛」というものなのか…」
ニードル「違ぇと思うけどなァ…
     つーかテメェの口からそんな言葉が出ちまうとはよォ…
     ちょっとばかしショックだぜェ…」
ブラッド「何とでも言え…
     ……一度は…かつてはこの機体を手に入れることもできた…」
ニードル「あァ、F.IFの専用機生産でかァ?」
ブラッド「…その通りだ。あの時の興奮は未だに忘れられん…
     ネオガンダム一号機の操縦桿を握った時のあの感触がな……
     これぞ、ワタシが長年求めてきた「愛機」に相応しい機体であると、その時確信した…
     我ながら愚かなまでの勢いで改99まで育てもした…
     デビルガンダムJrの争乱の際も、この機体にだけは出撃はさせなかった。大事なもの故にな…」
ニードル「オレは改40のジェニス改出してやられちまったけどなァ…クロッカオリジナルのヤツ」
ブラッド「知るか…
     そして……それから長い時を経て、スピリッツにて「シルエットフォーミュラ」のストーリーが復活し
     ネオガンダム一号機がまた登場するとの情報を耳にした時…
     …ワタシは内心、心躍ったよ。またあの機体に乗れる、とな…」
ニードル「で、実際は生産登録不可だったってわけかァ…」
ブラッド「あの時の悔しさは今でも忘れられん…
     …色々と試した。あの機体を手に入れる為にな…
     例えばMSの容姿変更はないのかと情報を集め、それができぬとなれば敵のガレムソンのネオガンダム一号機に
     ゲスト軍、及び自軍の脱出機構持ちの機体を撃破させ、経験値を稼がせ……無理矢理S登録もした……
     ……しかし! 生産登録されたのは二号機だった! おのれ!!」
ニードル「当たり前だァ…」
ブラッド「……それだけではない! 他にも試した!
     サイコミュ系武装搭載機、及びEXAM搭載機とネオガンダムの設計! だが無理だった!
     OPのネオ・サイコミュシステムを取り付ければ見た目も変わるかもしれんと試した……だが変わらん! 何故だ!?」
ニードル「いやよォ、何故も何も生産登録不可なんだからよォ…
     何やったってシステム的に無理なんだよォ…」
ブラッド「…何故だ!? なぜト○クリは二機のネオガンダムを引き離すのだ!?
     まるで生き別れの兄弟のようではないか…!
     一号機、二号機の二機を並べてエイジャックスの中に収容したいとは思わんか!?」
ニードル「ま、まぁ落ち着けってブラッドォ…
     (なんか超面倒くせェ…聞かなきゃ良かったよォ)」



ブラッド「…大体、トム○リのゴミどもは昔からそうだった!!
     ネオガンダム一号機だけではない!!
     …F90二号機! ガンダムジェミナス02!! 何故皆生産登録できない!!
     何故黒いガンダムばかりをこうも冷遇する!!」
ニードル(ジェミナス02は青なんだけどなァ…)
ブラッド「F90二号機も…設定上、チップの影響で性能が一号機とはまるで違うのだぞ…
     これも全く違う機体ではないか!!
     色違いで性能は同じ機体を生産登録させるくらいなら、このような機体をだな…」
ニードル「…ま、まァ気持ちはわからなくもねぇぜェ?
     昔はそれこそ黒マークKも生産できなかったしなァ。
     確かに黒系のガンダムはGジェネじゃ扱い悪ィよ。」
ブラッド「クッ……」
ニードル「最近のSEEDとかダブルオーだって、最初にヤられちまったガンダムはやっぱり黒いのだったしなァ。
     Gジェネ抜きにしたって実際扱いは良かねぇよォ。」
ブラッド「ええい、何故だ…
     …最初に黒いガンダムに搭乗したのがジェリドだからか!?
     だから冷遇するというのか!?
     ジェリドが悪いのか!? この怒りはジェリドにぶつければいいのか!?
     フル支援付きでジェリドをいたぶり殺せばいいのか!? 誰か教えてくれ!!」
ニードル「………」
ブラッド「ニードルは何も答えてはくれん…
     …ネオ・サイコミュシステムよ、ワタシを導いてくれ……」
ニードル「何か今日テンションおかしいなァテメェ…
     別にFで乗れんだからいいじゃねぇかァ。」
ブラッド「キサマ自身が言っていただろう、旧作では改造の幅が狭過ぎる…
     改99まで…いや、F.IFのデータを使いさらに強化したとて……EN問題は解消されん。
     燃費があまりに悪いのでな…」
ニードル「そーいやFのネオガンは使いづらかったなァ…」
ブラッド「いいOPも増えている、それでさらに強化し…
     …ワタシとて、ネオガンダム一号機で本当の意味での無双がしたかったのだ…」
ニードル「ん、んなことオレに言われたってよォ!」
ブラッド「キサマ自身、先程今ワタシが言った事と同じ事を言っていたのだぞ?
     先とは全く逆の構図だな…」
ニードル「い、言われてみりゃそうだなァ…」
ブラッド「……そもそも、何が一番口惜しいかを言うとだな…
     そもそもワタシの出演している最終作、スピリッツは宇宙世紀縛り……
     アナザー系列の機体ならば、最初から出演していないものとして割り切ることは簡単だ…
     ……だが! ワタシの愛するネオガンダム一号機の場合は…
     …実際にゲーム中に登場しているにも関わらず! 使用する事ができんのだ!
     手が届きそうな地点まで、欲するものが見えているというのに……手に入れることができんのだぞ!」
ニードル「そりゃあ確かにキツいかもなァ…」
ブラッド「同じく色違いでも……ガンダムマークKやブルーディスティニー、そしてハイザックですら
     前種類、生産登録可であるにも関わらずだ!
     設定的にも違うと明言されているネオガンダム一号機だけが……生産登録不可なのだ! 手に入らんのだ!
     こんな屈辱があるものか!!
     キサマにわかるか、この口惜しさがッ!?」
ニードル「す、すまねぇ、よくわかんねぇ…」
ブラッド「何故わからん!? ゴミが!!」



ニードル「で、でもよォ。できねぇモンはできねぇんだから仕方ねぇだろォ?
     そんならテキトーに似てる機体探して妥協するしかねぇんじゃねぇか?」
ブラッド「ゴミが……そんな事は言われるまでも無い事、既に通った道だ……
     代わりとなる機体を探し、その機体を愛機とした……
     その機体も素晴らしいものだったが……」
ニードル「何だよ、じゃあそれでいいじゃねぇかよッ!?」
ブラッド「…だが。それでもだ……どんなに強く、圧倒的な力を持ったネオガンダム一号機以外の
     機体を愛機として強化し、無双してみたとて…
     その度に…ネオガンダム一号機の顔がちらついて…やりきれない気持ちになるのだ…」
ニードル「コイツは重症だなァ…」
〜中略〜
ブラッド「しかし…今更ながらやはり納得できんな。
     何故ネオガンダム一号機は、よりによって自軍編成可にすらならんガレムソンの専用機扱いなのだ……」
ニードル「たまにあるよなァそういうの…」
ブラッド「……おのれガレムソンめ! 許せん!
     軍法会議にかけるまでもない……このワタシが裁いてやるッ!
     待っていろ、次に「復讐は宇宙に散って」シナリオに参加した際には…
     …オーバーキル×10で葬ってくれる……!!」
ニードル「でもよォ、それじゃネオ一号機を自分でヤっちまう事になんねぇか?」
ブラッド「どうせ手に入らぬものならせめて自分の手で……という考えもある…」
ニードル「今時ヤンデレじゃねぇんだからよォ…」
ブラッド「……一つ案がある。ガレムソン率いる第306部隊旗艦、エイジャックスに潜入し
     生身のガレムソンらをオーバーキルし…
     囚われのネオガンダム一号機を奪取、救出し…そのまま母艦に戻るというのはどうだ!?」
ニードル「多分なァ…システム的に母艦についた瞬間二号機カラーになると思うぜェ?」
ブラッド「ク……ならば最終手段だ、我が軍のネオガンダム二号機を…
     …一号機のカラーリングに塗装し直せッ!
     そして目の色を赤に変更しろ…これは命令だ!!」
ニードル「む、無理だよッ! それできりゃオレだってもっとザクとかドギツいカラーでペイントしてるよ!
     上で決まってんだよッ! 機体カラーは変えちゃダメだってよォ…」
ブラッド「クッ……使えんゴミがッ!
     ゴミがゴミがゴミが! ゴミがぁぁぁ!!」
ニードル(うわァ…)
ブラッド「…………
     ……(COOL DOWN)
     …つまりだ。二度と、ワタシの前で…やれあの機体に乗れないのが悔しい、などとほざくなという事だ…
     そんなものは、このワタシが最も、常に痛烈に感じている事なのだからな……」
ニードル「わ、わかったぜェ…」
ブラッド「キサマも考えてみろ……自分に最も相応しいと思える、最愛の機体がもし「生産登録不可」だったらとな……
     …ワタシはこれから先、延々とF仕様のネオガンダム一号機で満足するしかないのだ……
     ク…ネオガンダム一号機よ…PS2クオリティのキサマに、一度でいいから乗ってみたかった……」
ニードル「なんっつーか…ご愁傷様ってヤツだなァ…」
ブラッド「おのれ…トムク○め……スピリッツにてネオガンダム一号機を生産登録可にしなかった…
     この屈辱……忘れんぞ…! そして許さんぞ……!!
     このワタシと生産登録可のネオガンダム一号機が、同時に登場する新作を出すまではな……!!」
ニードル(一生出ねぇんじゃねーかァ、そんな新作…)



ブラッド「………
     しかし……」
ニードル(まだ続けんのかよッ!?)
ブラッド「実際のところ……ウォーズにネオガンダム一号機が参戦していない事を考えれば…
     仮に、このワタシがGジェネの新作に再登場出来たとしても…
     ……あの機体にまた乗れる確立は、かなり低いだろうな…」
ニードル「そりゃまァなァ…
     そもそも復活なんてあんのかって話だしな、オレらはよォ。」
ブラッド「それを言っては何もかもお終いだ…
     ……まぁ、仮にネオガンダム一号機に乗れずとも、アナザーやニュー・ジェネレーションの機体に乗れる
     というだけでも……やはり、新作での再登場はしたい所だがな…」
ニードル「お、やっぱテメェもそう思うかァ?」
ブラッド「…まあな。最新作基準で乗りたい機体は色々とあるが……
     とりあえずグランドマスターガンダム辺りは、ゼノンの愛機とされてしまう前に押さえておきたい所だ…」
ニードル「…そういうのならオレだってあるぜェ!
     テメェにばっか語らせんのもシャクだしよォ、オレの乗りてぇ機体も聞けよブラッドォ!」
ブラッド「興味は無いが……一応聞いておいてやる。何だ…?」
ニードル「ヒャヒャヒャ…
     テメェ、ケルベロスバクゥハウンドって知ってるかァ!?」
ブラッド「……知らんが、無駄に長ったらしい名前だな…」
ニードル「スタゲに出てきたアタマ三つあるバクゥだよッ!」
ブラッド「バクゥというと、あの犬型か……それで頭部が複数とは…
     ……ゲテモノ中のゲテモノではないか。キサマらしい機体選択だな……」
ニードル「ヒャヒャヒャヒャ!
     アイツのビームファングでよォ、敵をズタズタのバラバラに切り裂いてやりてぇんだよなッ!
     …まァ、あれもウォーズに出てねぇし、オレが復活できたって乗れるかどーかはわかんねぇけどなァ…」
ブラッド「………お互い、希望が見えんな…」
ニードル「ホントだよォ! 大体よォ…ウォーズに参戦してねェ
     新作のMSとかキャラだって、これからバンバンGジェネに参戦するって話だからなァ…」
ブラッド「それがどうしたというのだ……」
ニードル「スピリッツからウォーズに移る時だってよォ、すっげぇ数の機体が削られちまったじゃねぇかァ。
     次の新作でもユニコーンとかダブルオーとかの新機体が増えっから、その分
     それまでの機体は割り喰って、削られんじゃねぇかってハナシだぜェ。
     ライルから聞いたんだけどなァ。」
ブラッド「何故ヤツがそんな情報を……
     …ともかく、新規参戦がある事を考えると……
     これまで以上にキャラ枠、そしてMS枠は狭まっていくと言いたいのだな……?」
ニードル「Gジェネに出れる機体の数やキャラ数にゃ、限りってモンがあるらしーからなァ…
     今いる機体とかキャラとかだって、どんだけ残れんのかってハナシだぜェ。
     そーじゃなくたって、オレらが乗りたがってんのはマイナー中のマイナーだってのによォ…」
ブラッド「狭まった枠の中で、我々の求める機体や…
     …そもそも我々の枠が残るのかどうか…そこが問題だな。」
ニードル「ったく、ホントに未来が無いぜェ…」
ブラッド「……だが、まだ諦めるには早い!
     これまではPS2というハードの限界があったからこそ、我らの求める機体や我々の出番が
     削られる事態ともなったが…Gジェネがより強靭なハードに戦いの場を移せば……登場MS数、そしてキャラクター数
     の枠も、飛躍的に増える事だろう! …そうなれば我々や、我々の求める機体も…」
ニードル「なァブラッドよォ…ハナシの腰折って悪ィんだけどよォ…」
ブラッド「……何だ、ゴミが…」
ニードル「出れるかどーかは別にして、もしオレら復活できてもよォ…昔のオレらのBGMは復活しないんだろうなァ。
     何気に好きだったんだけどなァ…」
ブラッド「唐突に話の流れを変えおって……
     まぁ…冷静に考えるならば……ZEROやFの頃ならばともかく…
     …悪役系キャラが極端に減っている我がオリキャラ軍の現状を考えると…
     ……我々数人の為だけに、かつての悪役系BGMが復活する確立は…限りなく低いだろうな……」
ニードル「だよなァ…」
ブラッド「………」
ニードル「…さきが見えねぇなァ、ホント…」
ブラッド「………」


ブラッド「どうせ先が無いというのならば……いっそ…
     ……ネオガンダム一号機が自軍で使えるように……スピリッツのデータを魔改造でもしてみるかね…」
ニードル「い、いくら悪党でもそれだけはやっちゃなんねぇッ!!」
ブラッド「クッ……」
ニードル「な、なんかすまなかったよ、オレも古傷抉るようなことしてよォ…
     今度なんかオゴるから勘弁してくれや…」
ブラッド「フン…ものわかりがいいな、ゴミが…」

オチがなくてもいいじゃない 愚痴回だもの
 ぶらっど


オマケ お詫びと訂正


【オマケ お詫びと訂正】

リコル「朝の方はおはようございます! お昼の方はこんにちは! 夜の方はこんばんはぁ!
    リコル・チュアートですぅ!」
ブラッド「…それで、何なのだこの「オマケ」というものは……
     ワタシの知らぬ間に…恒例にでもなったというのか?」
リコル「最近オチが不明瞭な事が多いですからねぇ。オチの代わりなんじゃないですかぁ?」
ブラッド「成る程な…」
リコル「それはともかく今回のオマケなんですけどもぉ…
    今回は、以前放送した「ブラッド先生のお料理教室」の中で
    不適切な表現があった部分をお詫びし、訂正をさせていただきますぅ!」
ブラッド「詫びと訂正だと……何か間違いでもあったかね?」
リコル「はい! まずはですね〜…
    前シーズンの第二十回と二十一回の間でやった「クイズ大会」においてですねぇ…」
ブラッド「そんな昔の間違いを今更訂正だと…?
     クイズ大会といえば…ウォーズ発売前ではないか……そんな昔の回、もはや誰も覚えてはおらんぞ…」
リコル「昔でも最近でも、間違いはちゃんと正さないとダメですよ?
    間違いを認められない人には進歩はありませんから!」
ブラッド「知ったような事を……まぁいい。
     …それで、一体何が間違いだと言うのだ…?」
リコル「はい! このクイズ大会の第六問で「ジャルム・フィン3D部隊のパイロットの名前は!?」
    という問題がありましたが、これは「ジャムル・フィン」の間違いでしたぁ!!
    お詫びして訂正を申し上げますぅ!」
ブラッド「……そんな細かい事を一々訂正する必要があるのかね?」
リコル「細かくても間違いは間違い! しっかり訂正しましょー!
    続いての訂正は第二十三回から二十四回の間に放送されたドクさんの夢オチ「逆襲のブラッド」ですが
    ここでライルさんがサイコ6連ミサイルの事を「サイコロ六連ミサイル」と誤った名称で呼んでいましたぁ!
    謹んでお詫び申し上げま〜す!」
ブラッド「所詮ドクの夢の中での出来事だからな……許せ。」
リコル「そして今回発見されたミスの中で最も不適切だった間違いは…」
ブラッド「何だというのだ…」
リコル「はい! 第二十七回から二十八回の間に放送された「ルークさんの救済企画」という企画なんですけど…」
ブラッド「そんな事もやったな……それがどうしたというのだ?」
リコル「はい、この中でルークさんの事をブラッドさんやコルトさんが
    延々「ルロイ」呼ばわりしちゃっていましたが…
    それ以前に、番組中でずっと「ルーク・ルザート」さんの事を「ルーク・ルザード」さんと
    最初から最後まで間違って表記していましたぁ!!
    お詫びと訂正をしておきますぅ!」
ブラッド「な…何だと!? バカな……
     …では、ルロイではなくルーク、しかもルザードではなくルザート……
     我々は……ヤツの名前を二重、三重に間違っていたというわけか…」
リコル「人の名前を間違えるほど、失礼なことはありませんよ?
    例えるなら、ブラッドさんの事を「ブレッドさん」とか「フラットさん」とか呼ぶのと
    同じくらい失礼な事ですぅ! 気をつけましょうね!」
ブラッド「ブレッドと呼び間違えられる事はたまにあるが…
     …フラット呼ばわりはキツいものがあるな…
     さらに例えるならば、キサマの名前を「スチュアート・リトル」と間違えるようなものだな……」
リコル「それはひどすぎますぅ! 私はネズミさんじゃありません!」
ブラッド「フン、今回ばかりは非を認めてやる……
     しかし…ワタシやコルトだけではなく、パメラや…
     …そもそもデータ自体が「ルザード」と誤表記していたようだが…」
リコル「データさんの方も素で間違っちゃったんですかねぇ。」
ブラッド「……酷い話だなそれも…」
リコル「後であやまっておいた方がいいんじゃないですかぁ?」
ブラッド「それも面倒だ、今謝罪するとしよう…
     ……名前を間違って悪かったな、ルーク・ルザード…」
リコル「さっそく間違えてるじゃないですかぁ! もーいいですぅ!
    ミスは探せばまだまだ見つかりそうですが、ただのオマケがこれ以上長くなるとまずいので
    今回はここまでとしますぅ! 次回もお楽しみに!」
ブラッド「…ジュナスが辞めたので次からのアシスタントは新人だ、楽しみにしておけ……」