【阿鼻叫喚! フローレンス・キリシマ先生の茶道教室!?】



〜和室〜
ドク「ヒャアーハッハァー! わしつだぁぁぁぁ!!
   ふじやまぁぁぁぁぁ!! げいしゃぁぁぁぁ!!
   ぶぅぅぅしどぉぉぉぉぉ!!」
ブラッド「黙れッ! そのような場ではない…
     ……ブラッドだッ! 今回の艦内放送はゼノンの薦めで
     講師を呼んで茶道教室を行う事になった!
     ヤツがだな、我々も少しは「和」の心を身に付けろなどと言ってな……行うこととなったわけだ。
     ……しかし処罰の一環とはいえ、何故男の我々が茶道など…」
ニードル「それ言っちまうならよォ、料理も似たようなもんだと思うぜェ!
     ヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
ブラッド「フン、考えの古いゴミめ…
     しかし…和室などという部屋まであるとはな。何でもありだなこの部隊は…」
バイス「で♪ 講師ってのぁ〜誰が来ちゃうのかな♪
    茶道の先生っていうからには…知的でうっつくし〜女がくんじゃね〜か?♪
    楽しみだな〜♪」
ブラッド「…どうせブランドあたりだろう。」
ニードル「ありがちだなァ…」
バイス「そりゃ地獄だなぁ〜♪
    ま、処罰のいっかんだからしかたね〜ちゃしかたね〜んだけどな♪」
ドク「それにしてもぉぉう、まぁぁだこねぇぇぇのかよぉぉぉぉ!!
   待ぁぁちくたびれたぞぉぉぉぉぉ!!」
ブラッド「…確かに遅いな。いつまで待たせるつもりだ……」
ニードル「…オイ! 足音が聞こえるぜェ!!
     そろそろじゃねぇかァ!!」
ブラッド「随分耳がいいな…」
バイス「さ〜てと♪ 誰が来るか楽しみだぜ♪」




プシュー(障子の開く音)
ブラッド「障子が電動で開いただと…?」
キリシマ「お待たせいたしましたわね…」
ドク「キ、キリシマじょぉぉぉじゃねぇぇかぁぁぁ!!」
キリシマ「わたくしのお茶道教室のお相手は…あなたがたかしら?
     よくもまぁこうも品の無さそうなメンツをそろえやが……
     …集めましたものですわね。」
バイス「お、お、お〜♪♪♪ キリシマちゃんか〜!♪
    やったぜ〜♪
    しかも和服って♪ マジ色っぺ〜よマジ♪」
ニードル「やめとけバイス!」
バイス「止めんなよ♪ マジ似合ってんじゃね〜かキリシマちゃ〜ん♪
    か〜わい〜なぁ〜♪ フローレンちゃんって呼んでい
ゴスッ!
バイス「い……♪」
バタッ!
ブラッド「な…」
ニードル「だからやめとけって言ったんだよォ…」
キリシマ「…ここは和の心をもって取り組むべき茶道の場ですのよ。
     さっきみてぇな態度のヤツぁ……
     …お方は、このミンチドリルのサビにされましてよ!」
ドク「うっひぃぃぃ!! 何だそりゃぁぁぁ!!」
ブラッド「手持ちサイズのミンチドリルとは…ライルにでも作らせたのか?」
キリシマ「手作りでしてよ…ところでブラッドさん?
     茶道の場では口のきき方には気をつけてもらいたいものですわ…」
バイス「い、いって〜なキリシマちゃん♪ もっとやさしくして」
ゴスッ!
バイス「ぐふ……♪」
バタ…
キリシマ「コイツみてぇにドタマカチ割られたくなかったらなぁ!!」
ブラッド「…………」
ニードル「…………」
ドク「………ぁぁ…」
キリシマ「…わ、わたくしとしたことが、取り乱してしまいましたわ。オホホホホ…
     ともかく、茶道教室が行われている間は全員敬語でお願いしますわ。
     …こうなりたくなかったらなぁ! オラオラァ!」
ブン!ブン!
バイス「ひ〜♪ 激しすぎだz」
ゴス!
バイス「ひでぶ!♪」
バタッ!
キリシマ「…おわかりいただけたかしら?」
ニードル「わ、わかりましたぜェ…」
ブラッド「お、仰せのままに…」
ドク「オレもだぜぇぇぇ…」
キリシマ「言ってるそばから…痛い目に会わなきゃわかんねぇか!?」
ニードル「ま、待って下せぇアネゴ! コイツは敬語なんか使える育ちじゃねぇんで!」
ブラッド「このSSではそういうキャラなのです…
     大目に見て頂けると幸いですな…」
キリシマ「…そうでしたの、育ちなら仕方ないですわね…
     これは下げることにしましょう…」
ブラッド「しかしそのか細い腕のどこにそんなお力が…」
キリシマ「聞かないほうが身の為でしてよ? オホホホホホ!!
     …それでは早速お茶道の方に移りましょう。」
バイス「……お茶道?…♪ サドの間違いじゃ…」
バゴ!
キリシマ「てめぇいい加減にしやがれ!!
     今度邪魔しやがったらブッ殺ぉぉす!!」
バイス「………」
キリシマ「チッ、もうくたばっちまったあとかよ!
     ………ハッ!」
ブラッド「…………」
ニードル「…………」
ドク「…………」
キリシマ「……で、ではわたくしは準備に少々時間をとらせていただきますわ。
     それまでお待ちになっていてくださる?」



〜待機中〜
ブラッド「どうだ、バイスの様子は…」
ニードル「ネェルDG細胞で傷を修復中だぜェ…」
ブラッド「人間にも使えるものなのか…」
ニードル「にしても参ったなァ、まさかキリシマ嬢とはよォ。」
ブラッド「……全くだ。ワタシも料理教室でこの部隊の人間とは多く関わりあったが…
     …あの女とあたることだけは……避けたからな。」
ニードル「だろうなァ…それによォ、ウォーズでのアイツのアビリティ見たか?
     すげぇんだぜェ?」
ブラッド「…無論知っている。威圧に恐怖、冷酷…
     凄まじいまでの悪アビリティだ。先程もその片鱗を味わった…
     ドクにも見習わせたいものだな…
     ……しかし、聞くところによるとあの小娘はどこぞの名家の一人娘だとか…」
ニードル「あァ、オレも聞いたことあるぜェ!
     でもそれがどうしたァ!!」
ブラッド「クククク…上手く機嫌さえとれれば……
     番組制作費をいくらか騙し取れるのではないかと思ってな!」
ニードル「そりゃ危険なカケだなァ…」
ブラッド「ククク、分の悪い賭けは嫌いではない…」
キリシマ「……聞こえてましてよ。」
ニードル「ア、アネゴォ!! いつの間にィ!」
ブラッド「ほ、ほんの冗談です…冗談ですとも…」
キリシマ「ならよろしいのですけど…
     …コラァ!! 寝てんじゃねぇハゲ!!」
バゴッ!
ドク「ギャアァァァ!!
   いてぇじゃねぇかよぉぉ…」
キリシマ「うるせぇ!!」
ニードル「いてぇで済むあたりがドクだなァ…」
キリシマ「……お準備の方が…整いましてよ?」
ニードル「そーですかァ!! じゃあさっそくはじめましょうぜェ!!
     (さっさと終わらせて帰りてぇからなァ…)」
キリシマ「そう焦らずに…」


キリシマ「ではまずはあなたがたのお手前を拝見させていただきます。」
ニードル(マジかよォ…)
ブラッド(作法を間違えでもしたら……ミンチドリルの餌食だな…)
バイス(これ以上くらったら……さすがにヤベぇ〜な〜♪)
キリシマ「最初はこの中ではまだちったぁ気品のありそうな…ブラッドさん?
     あなたからやっていただきますわ。」
ブラッド「ワタシからですか…いいでしょう!」

〜茶道とか作者が知るわけないので中略〜

キリシマ「け、結構なお手前ですわね…」
ブラッド「クククク…仮にも料理教室を任されている身ですぞ?
     みくびってもらっては困りますな…」
ドク「やるなぁぁぁぁ!!」
ブラッド(と言っても…ただ茶を入れただけなのだが……
     さてはこの女……実は茶道をよく知らんな?
     理由を付けて和服が着たかっただけと見える…)
キリシマ「…では次のおかたは」
ドク「そろそろぉぉぉう!!
   キリシマぁぁぁじょぉぉうのおてまえってぇぇのがみてぇぇぇなぁぁぁぁ!!」
ニードル「オ、オイオイ…」
バイス「そ〜そ〜♪ せっかく和服まで着てきたんですからよ♪
    ぜひ拝見して〜もんですぜ♪」
キリシマ「…いいでしょう!
     お手本を見せて差し上げます!」



キリシマ「まずはお茶の葉を…
     ん…なかなか開きませんわね…」
ブラッド(しかし茶道で缶パックの茶とは…)
キリシマ「…あ!」
ドク「あぁぁぁあぁぁぁ、床にバラまいちまったぁぁぁ!」
キリシマ「う、うるせぇんだよハゲ!!
     これはなぁ……悪い例でしてよ!」
バイス「プ…プククク…♪」
ニードル「コ、コラァ! 笑うんじゃねェ!!」
バイス「だってよ…♪ 必死になってるキリシマちゃんが可愛くってさ…」
キリシマ「…………」
ドク(あ…あの眼ぇぇぇ…)
ニードル(エモノを狩るトラの目だァ…)
ブラッド「み、見ろ! 流石はキリシマ嬢だ!
     この程度のことでは一切怒ったりなどせん! 彼女こそ真の大和撫子だ!」
キリシマ「そ、そうかしら……ホホホホ!
     では続けますわよ!」
ニードル(よくやりすごせたなブラッドォ…)
ブラッド(とりあえず褒めておけ…)

バイス(…なんか雰囲気よくね〜よな〜♪ ドク♪
    ちょっと耳かしな♪)
ドク(何すんだぁぁぁ?)

〜中略〜
キリシマ「どうぞ…」
ブラッド「(随分かかったな…)
     …結構なお手前で……」
キリシマ「…これが一連の流れでしてよ。おわかりいただけたかしら?
     ……っておい!! ハゲとグラサンがいねぇじゃねぇか!!
     どこ行った! あァ!! 答えやがれブラッドォ!!」
ブラッド「存じませぬが…ゴミどもめ、どうしたというのだ!?」
ニードル「ま、まさかァ…」
バイス「おっと♪ オレ様たちはここでっせ〜♪」
キリシマ「てめぇら!! アタイに黙って席立ってんじゃねぇ!!
     そんなにぶっ殺されてぇか!!
ドク「まぁぁまぁぁ、茶菓子を持ってきたんだよぉぉぉ!!」
キリシマ「…お茶菓子を? 気が利きますわね…」
ブラッド「…待てドク、それはワタシの調理室にあったものではないか…?」
ドク「気にすんなってぇぇぇ!!」
キリシマ「まぁいいでしょう…とにかくお茶に茶菓子はよく合いますものね!
     中身は何かしら?」
バイス「開けてからのお楽しみってヤツでさぁ♪」
キリシマ「…そう。じゃあ早速いただきますわ!」



パン!
ブラッド「な、何ィ!?」
キリシマ「こ…これは…」
ドク「ヒャアッハッハー!! ドク・ダーム様とバイスのぉぉぉぉ!!
   すぅぅぱぁぁぁさぷらぁぁいずだいさくせぇぇん!! だいせいこぉぉぉう!!」
バイス「古き良きビックリ箱ってヤツさ♪
    楽しんでくれたかな〜♪」
ニードル「て、テメェら何てことをォ…」
ドク「ちなみにぃぃぃ!! 中に入ってたよぉぉかんはぁぁぁぁ!!
   オレとバイスで全部喰っちまったぁぁぁぁ!! ひゃっはっはー!
   ごめんなブラッドぉぉぉ!!」
バイス「で、ど〜だったキリシマちゃ〜ん♪ 驚いちゃった?♪
    好きなんだよな〜♪ ビックリした女の子の顔ってさ♪」
キリシマ「…………
     やってくださいましたわね…
     これは……わたくしが大の和菓子好きと知っての浪籍かしら…?
     もう我慢も……限界だよ!!」
ブラッド「い、いかん! ミンチドリルを…」
チュイーン…
キリシマ「今度は…回させていただきますわよ!
     コイツが当たったらぁ!! ミンチよりひでぇぇぇぞぉぉぉ!!
     てめぇら全員地獄行きだぁぁぁぁ!!」
ドク「あぁぁぁぁ!! にぃぃぃげぇぇぇろぉぉぉぉぉ!!」
ブラッド「キサマらの責任だぞッ! 何とかしろ!」
ドク「むぅぅぅりぃぃぃだぁぁぁぁ!!!」

〜数分後〜


ブラッド「視聴者よ。色々と見苦しい様をお見せしたな…
     ようやくキリシマ嬢もクールダウンしたぞ…
     …しかし、もはや和室とは呼べんな。この有様は…
     ……畳だったのか? これは…」
ニードル「原形がねェ…」
ドク「し、死ぬかと思ったぁぁぁ…」
キリシマ「いい加減に黙れねぇのか!
     こっちはホントにブッ殺してやってもよかったんだぜ!?」
バイス「まったく、キリシマちゃんも冗談が通じね〜んだから〜♪」
キリシマ「…ったくよ、そもそもなんでアタイがてめぇらなんかに
     茶道教室なんかやんなきゃいけねーんだよ!?」
ブラッド「知るか! 上の連中に言えそんなものは!」
ドク「もぉぉぉけぇぇごはいいのかぁぁぁぁ!!?」
キリシマ「いいんだよ! 茶道教室なんかやめだぁ!!」
バイス「そうかいそうかい♪ じゃ、これからヒマかな♪
    改めて一緒にお茶でもするk
ゴス!
バイス「またか……♪」
バタ…
ブラッド「懲りんゴミだ…」
キリシマ「…あ〜イライラしてきやがった!
     てめぇら! ちょっと来やがれ!」
ブラッド「な、何だ…」
ニードル「ボコられんのかァ…?」



〜ネオシンジュク〜
ネオジャパン兵A「クソ! なんて数のデスアーミーだ! とても対応しきれん!」
ネオジャパン兵B「ノブッシの性能ではとてもじゃないが…
         ……何、オリキャラ軍からの増援だと!?」
ネオジャパン兵C「助かった……」
ゴゴゴゴゴ…
ネオジャパン兵C「って何だありゃあ!!
         バカでかいバイクがぁ!!」
ネオジャパン兵B「何だあれは! デビルガンダム軍団の新鋭か!?」

キリシマ(艦長)「オホホホホホ!! おどきなさい!!
         ストレス解消には…バイク戦艦に限るぜ!!」
ドク(通信)「ヒャアッハッハァー!! 敵だぁぁぁぁ!!」
バイス(操舵)「さ〜てと♪ ガンガン潰すからなぁ!♪」
ニードル(整備)「ヒャヒャヒャヒャヒャ!! バイク乗りの楽園だァ!!」
ブラッド(副長)「どんな世紀末だここは…
         …しかし、よく急にアドラステアなど借りられたものだな。」
キリシマ「アタイにかかりゃあ顔パスで一発OKだよッ!!」

ネオジャパン兵A「オ、オリキャラ軍なのか…?」
キリシマ「オラオラァ!! そこのザコども!
     さっさと逃げねぇと敵ごと地ならししちまうぜ!?
     ………って今のナシ!
     あなたがた、あとはわたくし達に任せてはやくお逃げなさい…」
ネオジャパン兵C「と…とにかく撤退だ!!」
ネオジャパン兵B「デビルガンダム軍団より怖い…」
キリシマ「…行ったかしら?
     オラオラァ!! ヤローども! 潰せ潰せぇ!!」
ブラッド「ククク、中々悪くない光景だ…
     ……ん? オチか?これがオチということではいかんか…?」