特別編【ナイトメア・サバイバル! デビルガンダムJrの逆襲!!】
ゲスト:デビルガンダムJr



ジュナス「…おはようございます。
     いつもなら「ブラッド先生のお料理教室」の時間なんですが、今回は急遽
     特別報道番組が組まれることになったそうです。
     何でかわからないけど、司会をやらされることになったジュナスです…」
パメラ「臨時アシスタントのパメラ・スミスです!」
バイス「冷やかしのバイス・シュートだぜ〜♪
    はいはいみんな〜♪ 週間こどもニュースの時間だぜ〜♪」
ジュナス「違いますよ!」
パメラ「…特別報道番組が組まれた理由ですが、前回の放送での
    原因不明のデビルガンダム軍団のMSの出現と関わりがあります。
    あの一件以来、我々はデスアーミーら出現の原因を突き止めるべく、独自に調査を開始しました。」
バイス「おおっと♪ ちょ〜さにはオレ様も参加したんだぜ〜♪
    最初はウォンかウルベのヤローの仕業だって当たりつけてガサ入れしたんだけど♪
    どっちも外れだったのよ、これが♪」
ジュナス「もっと調査していくうちに、いつの間にユニットリストから
     デビルガンダムJrが行方不明になってたことがわかったんだよね。」
パメラ「はい、その件がこの一連の騒ぎと何か関わりがあるのではないかと探りを入れている内に…
    …我が軍に、宣戦布告の報せが入りました。
    この宣戦布告は、なんとデビルガンダムJr自身から発されたものと判明しました。
    宣戦布告は、我が軍が旧作時代に使用していた、今では使用されていない「本拠地」もしくは「ガチャベース」と呼ばれる
    施設から発されたものでした。」
ジュナス「とりあえず旧本拠地まで確認しに行ったんですが、そしたら…」
バイス「…あんときゃビックリしたな〜♪ 心臓飛び出るかと思ったぜマジ♪
    口からさ〜♪」
ジュナス「口から…!?」
パメラ「……旧本拠地は完全にデビルガンダムJrにより占拠され、その施設は
    完全にDG細胞によって汚染されていました。」
バイス「ありゃ、なんっつ〜かな…♪
    デビルガンダムコロニーみてぇな感じになってたぜ♪
    いうならデビルガンダム本拠地かァ?♪」
ジュナス「確かに、そんな感じでしたね…」
パメラ「前回我々のメーインヘイムを襲ったデスアーミーらMS隊も、デビルガンダムJrの配下の機体であることがわかりました。
    あの一件以来、デビルガンダムJrが脱走したこの未来世界の各地に、デスアーミーらが送り込まれている事も判明しており
    我が軍の主力部隊は各地のガンダムファイターらと共闘してその掃討に当たっています。
    それと同時にデスアーミーらの発生源である旧本拠地にも特別部隊を送り込み、事態の収束をすべく作戦を展開しています。」
バイス「長い説明よく噛まずに言えたね〜♪ さすがプロだね偉いね〜♪」
パメラ「ど、どうも…
    …今回は特別コメンテーターとして、DG細胞について詳しいウォン・ユンファ元首相に来ていただきました。」
ウォン「どうも、お久しぶりですねぇ…」
バイス「お♪ アンタ深海以来じゃね〜か♪ 相変わらずだっせぇグラサンしてんな〜♪
    オレ様のイカすグラサンを少しは見習いなッ♪」
パメラ「バイスさん、一国の首相に対してそんな…」
ウォン「いいのですよ別に。そもそも首相と言っても元ですしねぇ…
    そんなことよりデビルガンダムJrですよ…
    …それにしても、Jrには特に生体ユニットは必要ないのですねぇ。便利なものです…」
パメラ「そ、そうですね…
    …ウォン首相は、今回のデビルガンダムJr反乱の原因については、どうお考えでしょうか?
    これまでドクさんの愛機として、我が軍の兵器として機能してきたデビルガンダムJrが何故…」
ウォン「…基本的に、デビルガンダムには自分の意思がありますからねぇ。
    制御には細心の注意を払う必要があります…」
パメラ「制御については、こちらも万全を期していましたが…」
ウォン「万全と思っていても、穴はあるものですよ。
    デビルガンダムは頭がいい、そこを突いてきます…
    私の時も…東方先生のお陰で何とかなりましたが、ネオホンコン市内にガンダムヘッドを出現させてしまったこともありました。」
パメラ「はぁ… ということは、制御系等の故障が原因と?」
ウォン「一概にそうとは言い切れませんねぇ…」



ウォン「つまりです…デビルガンダムの行動理念はあくまで「地球再生」なのですよ。
    それも、飛び抜けて過激な形でそれを実行します…」
バイス「じれって〜な♪ さっさと核心的なの突いてくんね〜かな♪」
パメラ「バ、バイスさん…」
ウォン「いいのですよ…
    つまり、デビルガンダムJrは本来の目的である「地球再生」に向け動き出したのですよ。
    恐らく、これまでの…所謂Gジェネウォーズでの戦いの時点では、地球圏の破滅を目論む「ジェネレーションシステム」という
    …地球再生を目的とするデビルガンダムJrにとっての敵がいたから、共通の敵を持つ
    あなたがたオリキャラ軍と共闘もしたのでしょう。
    しかし、ジェネレーションシステムの脅威が取り去られた今……
    …眠っていた、デビルガンダムの子孫としての本能が呼び覚まされたのでしょう。」
パメラ「なるほど…」
ジュナス「地球再生、か…」
バイス「………♪」
ウォン「…まぁ、あくまで憶測の域を出ませんがねぇ。
    なんにしても放っておけばそのうちまた「地球再生プログラム」を実行する事は間違いないでしょう。
    あのデビルガンダムJrには、制御する主もいないのですから。」
パメラ「…データによると、デビルガンダムJr本来の行動プログラムはデビルガンダムの
    「地球を浄化するために人類を滅ぼす」という理念を一歩進めた
    「人類をマインドコントロールし、地球浄化のための奴隷とする」という理念がプログラムされているようです。
    旧本拠地を、その行動の為の拠点とするつもりでしょうか…」
ウォン「まぁ、そんなところでしょう…」
ジュナス「地球のために人類を奴隷にするなんて…
     そんなこと、させちゃいけないんだ!」
バイス「あいかわらず正義感つえ〜な♪
    どうせ報道担当で待機なんだからまったりしとけって♪」
ジュナス「はい…
     …なんで、こんな時に限って…」
パメラ「こうしている間にも、デビルガンダムJrは
    勝手に自軍のキャピタルを使ってデスアーミーを大量に生産しています。
    やはり、デビルガンダム軍団を復活させるつもりでしょうか…」
ウォン「そうでしょうそうでしょう…」
バイス「デスアーミーくらい自分で作れるだろ〜に♪
    わざわざフツーに生産しちゃってる辺り♪ Jrも結構ズボラなとこあんなァ〜♪」
ウォン「…それはともかく、チョコレートを貰えませんか? DG細胞に感染して以来定期的にチョコを供給しないと手が震えて…」
パメラ「少々我慢して下さい…
    …旧本拠地近くに中継が繋がっています。それでは、現場からリコル先輩を…」



〜現場、旧本拠地前〜
リコル「現場のリコル・チュアートですぅ! なんだかとっても大変なことになりましたぁ!
    どうしてデビルガンダムJrさんが私たちに対して反乱を起こしたのでしょうか!?
    ストでしょうか!? 給料未払いだったんでしょうかぁ!?
    とにかく本拠地はひどいことになってますぅ!
    完全にデビルガンダムですぅ! ところどころ、地面からもガンダムヘッドさんが生えてますぅ!
    …あまりに危険な状況ということで、報道を担当する私もMAの方のハロさんのコクピットの中から
    状況をお伝えしていますぅ!
    デスアーミーさんくらいならなんとかなりますが、Jrさんに見つかると少々まずいですねぇ…
    …本拠地内部にも中継が繋がっています! では繋ぎます! 先輩、どうぞ!!」

〜デビルガンダム本拠地内部〜
ラ『こ、こちら、旧本拠地内部です…
  あまりに危険なもので…私はガンダム・ベルフェゴールのコクピットの中から、中継してます…
  内部の様子は…き、記録映像で見たデビルガンダムコロニーの内部そのものです!
  まったく、原型を、留めていないというか、なんというか…
  先程から、デスアーミーが襲って来たり、デスボールが配置してあったりで…とても、中継どころじゃありません…』
コルト『…チッ、久々の特殊任務かと思ったら、こんなところの撮影なんてよ…
    ……おいお前! あんまり離れんなよな、こっちはブッシなんだぞ!?
    襲われたらひとたまりもねぇんだよ!』
ラ『す、すみません!』
コルト『言ってるそばからデスアーミー来てっぞ! お前のガンダムでなんとかしろよ!』
ラ『うぅ……こ、コルトさん、もう限界です! 逃げましょう!!』
コルト『そうしてぇけどよ、さっき出口閉まっちまったじゃねぇかよ!
    どう逃げんだよ!?』
ラ『……こ、これは夢よ!
  きっとみんな悪い夢なんだわぁ〜!!』

〜リコルのハロ〜
リコル「以上、内部から先輩でしたぁ! これはひどいですね〜。
    私はというと、デビルガンダムJrさんの対応に当たっている部隊と合流して、引き続き
    中継を続けるつもりですぅ!
    何でも、Jr対策部隊はブラッドさん達が担当だとか…」



〜デビルガンダムJr対策部隊キャンプ〜

ブラッド「……まさか、あのデビルガンダムJrが我々に歯向かうとはな。」
ドク「最近乗ってやらなかったからぁ、拗ねてんのかなぁぁぁ!?」
ブラッド「そう単純な話ではあるまい……」
リコル「どうも、リコルですぅ! 中継に来ましたぁ!」
ブラッド「フン、来たか…
     …あのハロはキサマの乗機か? 目立つから後方に下げておけ…」
リコル「わかりましたぁ!
    では、その前に質問をちょっと…
    なんで、この大事な作戦をブラッドさん達が担当することになったんですかぁ?」
ブラッド「何、志願したのだ…
     …ここでうまいことヤツをどうにかできれば、本部の連中も我々、悪役枠に属する人間を
     少しは見直すだろう… 今現在悪役枠は、キサマらも知っての通り壊滅寸前だ。
     ここらで戦果を挙げんとな…」
リコル「また自分の為ですかぁ。そんなこと言って本当はみんなを危険に晒さない為に自ら…」
ブラッド「バカなことを言うな、ゴミが。
     そんな事は有り得ん……勘違いも甚だし」
リコル「またまたぁ!
    …ドクさんは、デビルJrさんの飼い主さんでしたよね?
    心中お察ししますぅ…」
ドク「うぁぁぁぁッ、じゅぅぅにあぁぁぁ!!」
ブラッド「飼い主等という呼び方をするな、ゴミが…」
リコル「…ところで、何でこんなに旧本拠地から離れた所に陣を構えてるんですかぁ?」
ドク「あぁぁ、ジュニアにゃスゥゥレイブコントロォォルってのがあってよぉぉぉ!!
   近づきすぎるとぉぉ… 洗脳されちまうかもしんないかぁぁもぉぉぉ!!」
リコル「成る程、それは厄介ですねぇ。」
ブラッド「…そういう事だ。 一応常に偵察は出しているがな…
     ……帰ってくるのは十機に一機だ。」
リコル「うわぁ、それはそれは…」
ブラッド「……ともかく、中継も来たところでヤツを何とかせねばな…
     さぁ…デビルガンダムJr、どう料理してほしい…」
リコル「いよいよ戦闘ですね!」
ブラッド「そうだ…
     …しかし、接近しようものならスレイブコントロールで操られるしな…」
ドク「でもとおぉぉくからでもぉぉ、してんのぉぉビットがくるぞぉぉぉ!!」
ブラッド「クッ、隙は無いということか……」
リコル「あ、中継に来る前にパメラちゃんからあのデビルガンダムJrさんのデータを
    プリントアウトして貰っていますよ?」
ブラッド「……そういうことは先に言って欲しいものだな。
     見せてみろ…」
リコル「はい!」
ブラッド「……何だと、レベル99…!?」
ドク「あぁぁ、四天王ビットでガァァダァァの三型くらいならカンタンにぶっ壊せるからなぁ! テンションにもよっけどぉ!!
   そんくらいはあるかもなぁぁ! ヒャアーハッハァー!!」
ブラッド「ENも683……それだけではない、他の能力数値も初期能力とは比較にならんほど強化されている…
     ドク、キサマここまで能力値を上げたのか?」
ドク「あぁぁぁ!! ヒマだったからなぁぁぁ!!
   単機出撃ってヤツでぇぇ、レベル上げしまくったんだよぉぉぉ!!」
リコル「四天王ビットはレベル1でもテンション次第でものすごい攻撃力みたいですからねぇ。
    それぐらい攻撃力と機動力が上がってるなら、どの機体をぶつけても撃破されちゃうんじゃないですか?」
ブラッド「認めたくはないが、そうだろうな…」
リコル「そして、その四天王ビットの消費ENは40ですぅ!
    単純計算で、一ターンで17回、四天王ビットで攻撃できることになりますよ。これは手強いですねぇ…」
ブラッド「ク…迂闊には仕掛けられんな……」



リコル「あとJrさんは、どうやらドクさんの操縦時のデータを記憶しているようなので
    実質、能力値がオールカンストのドクさんレベルのパイロットが搭乗しているのと、さして変わらない状態ということですぅ!」
ブラッド「何だと…」
リコル「その上自分で考えて行動しますからねぇ、今のJrさんは。どうするんですぅ?」
ブラッド「ええい、意思を持った兵器とは厄介な……
     …だが、意思があるからこそ…それが弱点となることもある!」
リコル「弱点に? それはどういうことですぅ?」
ブラッド「何、見ていればわかる…」

〜中略、デビルガンダム本拠地近く〜
リコル「引き続きリコルですぅ!
    部隊のキャンプは、デビルガンダム本拠地近くに移動しましたぁ!
    いよいよ本格的に攻撃が始まるみたいですね!
    …デビルガンダムJrさんは本拠地前で、いつも通り腕を組んで攻撃を待ち構えています!
    その威風堂々とした姿、「どこからでもかかってこい」とでも言いたげな自信に満ち溢れていますぅ!
    この強敵を相手にブラッドさん達、何をする気でしょうか……」
ゴゴゴゴゴ…
リコル「……な、何でしょうか!? 地鳴りがしますぅ…」
ブラッド「ククク…リコル、後ろを見てみるがいい…」
リコル「後ろ?
    こ、これは、デビルガンダムですぅ!
    ブラッドさん達の陣営から、デビルガンダムが出てきましたぁ! どうやら最終形態のようですぅ!」
ブラッド「……拡声器の準備をしろ! Jrにも聞こえるようにな…」
リコル「拡声器も使うようですぅ! 何をする気でしょうか!?」
デビルガンダム(ドク)『じゅにあぁぁぁ!! お願いだぁぁ帰ってこぉぉぉい!!
            そんな子に育てた覚えはねぇぇぞぉぉぉ!!』
ブラッド『…どうだ、親は泣いているぞJr!
     非行は止めてすぐに投降しろ、今ならば罪は軽い…』
リコル「なんとぉ!? 泣き落とし作戦ですぅ!
    刑事ドラマでよく見るヤツですね!
    …しかしいきなりデビルガンダムなんか生産しちゃって、キャピタルは大丈夫なんでしょうか!?」
ブラッド「ククク、気にするな…」
リコル「そうですかぁ…」
ブラッド『…それだけではない、キサマの兄弟とも言えるデビルガンダム四天王の集合体も
     キサマの非行を悲しんでいるぞッ!』
ゴゴゴゴゴ…
リコル「おぉ! グランドマスターガンダムまで出てきましたぁ!
    これも新たに生産を!?」
ブラッド「違うな、これはゼノンがパイロットをする際の愛機を借りたものだ…」
リコル「ゼノン艦長って、パイロットする時はこんなのに乗ってたんですかぁ!
    これはとっても意外ですぅ!」
ブラッド「ダークネスフィンガーで特殊セリフがあるらしいからな…まぁどうでもいい事だがな。
     …ククク、Jrよ!
     肉親がこれだけ人質にとられているのだ…… どう出る!?」

リコル「目標、ガン無視してますぅ!」
ブラッド『フン…キサマがそういう態度を取ると言うのなら、こちらにも考えがある!
     いいか、よく聞け!
     キサマが投降せんというなら……今、キサマの肉親どもをキサマの目の前で解体する!
     ……クククク、キサマに肉親が見殺しに出来るのかね?』
リコル「なんと、今度は人質作戦に出ましたぁ!
    取り締まる側が人質を使うなんて、ワイ○ド7もビックリですぅ!」
ブラッド「フン、要は屈服させればいいのだ…
     ……どんな手を使ってでもな!」

リコル「目標、尚も無視!
    意味がありません!」
ブラッド「おのれ……」
ドク『くっそぉぉぉ!! ジュニアァァァ!! オマエには感情がねぇぇのかぁぁぁ!?』
リコル「……ブラッドさん、本当に解体しちゃうんですかぁ?」
ブラッド「いや、あれはブラフだ… ゼノンの愛機の一つを解体するわけにもいくまい…」
リコル「そうですかぁ…」
ブラッド「……総員一時後退だ! 体勢を立て直す!」
リコル「これじゃダメダメですねぇ。 さぁ、この先どうなるのでしょうか!?
    以上、現場からリコルでしたぁ!」



〜報道本部〜
パメラ「………」
ジュナス「………
     …本当に、ブラッドさん達で大丈夫だったのかな…?」
パメラ「どうなんでしょう…
    …こちらの状況にも変化がありました。バイスさんとウォン首相が退席しました。
    ウォン首相はチョコを補給しに行ったっきり帰ってこず、バイスさんは「飽きたから対策隊に加わってくる」と言って
    無許可で対策隊に合流しに行ってしまいました…」
ジュナス「あの人、状況をわかってるのかなぁ…」

〜中略〜
パメラ(冷静に考えたら、今ジュナスさんと二人っきりなんだ…)
ジュナス「…顔が赤いよ、風邪?」
パメラ「い、いえ、気にしないで下さい…(私ったらこんな時に…)」
ジュナス「気をつけなきゃダメだよ。近頃の風邪はタチが悪いって、ブラッドさんも言ってたからね。
     …それにしても悔しいな、こんな危機に何もできることが無いなんて…」
パメラ「何もできることがないなんて、そんなことは…
    …あ! 中継が繋がりました!」
ジュナス「本当!? どうなったか心配だ、早く繋いで!」
パメラ「はい! それでは繋ぎます、リコル先輩、どうぞ!」

〜再び対策本部〜
リコル「はい、こちらリコルですぅ!
    つい先程、内部に潜入していた先輩達が自力で脱出してきました!
    ベルフェゴールさんのソニックスマッシュ砲も中々の威力ですね〜。」
コルト「ったく、死ぬかと思ったよ…」
ラ「どうして誰も助けに来てくれなかったのかなー…」
リコル「忘れられてたんじゃないですか? 私も忘れてましたし。」
ラ「あーそー…」
リコル「……一方、こちらでは意見が割れていますぅ!
    部隊内でJrさんを「あんなもの撃破してしまえ派」と「どうしても生け捕りたい派」で分かれて論争が
    繰り返されていまして…」
ドク「うぁぁぁ、ジュニアはオレの大事なもんなんだぁぁぁ!!
   ぶっ壊すのはやめてくれぇぇ!!」
ブラッド「黙れッ! ゼノンに何とかすると約束したのだ…
     …何としても撃破する!」
ライル「あれだけ強化した機体を撃破してしまうなんて勿体無いですよ…」
ニードル「じゃどうすんだよッ! ヤらなきゃヤられんだぞォ!?」
デニス「弱肉強食! それが戦場の掟だ!」
オグマ「…………」
リコル「こんなに人がいたんですねぇ…」
ニール「わかんなかったのかよ?」
リコル「はい! あくまで会話方式のSSですから、喋らないといないのと同じですぅ!
    ところで皆さんも志願を?」
ニール「まぁな…ここらでオレの実力を見せ付けたいんでね!」
ラ「こんなにいたのに誰も助けに来てくれないなんて…」
ブラッド「ともかく!! あのような悪魔の兵器に対し情けをかけるなど……言語道断だッ!!」
ドク「つってもよぉぉぉ!!」
ライル「大体、倒すと言ってもそれは困難でしょう?
    アレに戦闘能力で対抗できる機体は今現在、我が軍には存在しないんですよ。
    攻撃を当てる事だってままならないハズで…」
ブラッド「フン、甘いな…
     いかに機動や防御を上げたとてMAP兵器は避けられまい…」
ライル「おぉ、成る程。」
ブラッド「……まずはターンタイプのユニットの「月光蝶」にてJrのENを空にし、その隙に接近しMAP兵器で総攻撃する!
     ディビニダドを用意しろ! 四機まで出撃できたな…
     核ミサイルも可能な限り用意しろ…
     …核で削り殺してくれる!」
ラ「だ、ダメですよ、地上で核を使うなんて!」
リコル「それにあのデビルJrさんはウォーズ仕様なので、ウォーズに出てない
    ディビニダドさんや核ミサイルとは共存できません!」
ラ「…そうなの?」
リコル「はい!」
ニードル「チッ、なんだそりゃあッ!!
     それじゃスピリッツのミサイラー部隊もぶつけれねェってわけかァ…」
ブラッド「大繭程度なら一撃でボーナス付きで倒せる機体が数多くいたのだが、残念だ……
     …ならばGP02A部隊を編成し…」
ドク「どっちにしてもダメだぁぁぁ!!
   あのジュニアァァ、MAP無効にするOP付いてるぅぅぅ!!」
ニードル「バリア・フィールドかよォ!?」
リコル「その上OP、アルティメットガンダム細胞も搭載されているようですぅ!
    元のDG細胞の効果とマスターユニット補正、それに単独行動ユニット補正もありますので、
    ENを空にできたとしても、次のターンにはかなり回復しちゃいますよ?」
ブラッド「おのれ……自軍の無双機体を敵に回すと……思った以上に厄介だな…」



〜中略〜
リコル「バリア・フィールドが搭載されたJrさんには、ヒゲさんとそのお兄さんの「月光蝶」も
    全く通用しませんでしたぁ! どうしましょう!?」
コルト「…ヒゲと兄貴? なんだそりゃ…」
ラ「…ターンエーガンダムとターンXのことですよ。」
ブラッド「さぁ、どうしたものか……」
コルト「…なぁ、アイツ構造的に弱い部分とかねぇのか?
    あんな変な形してんだから多分あるだろ、そこを集中攻撃すればよ…」
ブラッド「あそこまで防御力が高められている場合、構造的弱点も何もあったものではないと思うぞ……
     そもそも、仮に弱点があったとして…機動力も高く、その上オールカンストのパイロットが操縦しているのと変わらん状態だ。
     そこを正確に攻撃するのは至難の業だ…」
リコル「偵察のレンタル兵部隊、次々と墜とされていますぅ!
    四天王ビットの攻撃力と射程はケタ外れですぅ!」
ブラッド「…近寄ることもできん、MAP兵器も通じん、泣き落としも効果無し…
     ……正に八方塞がりだな。
     よりによって最も育てられていた機体に反逆されるとは…」
ドク「どうすんだぁぁぁ!?」
ブラッド「このままでは地球再生プログラムが発動されてしまうな…そして、人類全てがヤツの奴隷となるだけだ。
     …あのレベルだ、ガンダムファイターがいくら立ち上がったとて…
     攻撃を当てることもままならんだろう……」
ニードル「チクショウがァ…」
ブラッド「…こうなればジェネレーションシステムを再起動し、月を地球に落としてヤツを地球圏諸共…」
ラ「それじゃ意味ないですよ!」
リコル「そうですよ、それならJrさんに支配された方がまだいいですぅ!」
ブラッド「……では仕方あるまい、コロニー落としで妥協するか。
     G-ZERO一話でアイランド・イフィッシュを奪取する作戦を立てるか…」
ラ「こ、コロニー落としで妥協って…」
リコル「どの辺が妥協してるんですかぁ! その発想から離れましょう!」
ブラッド「全世界の人類全てが奴隷にされるよりは、被害が少なく済むと思うのだがな……」
ニードル「いっそザフトにケンカ売ってェ、ジェネシスかっぱらってJr撃っちまった方が早ぇんじゃねぇかァ?」
ブラッド「あのレベルだ、その程度では倒せまい…」
ドク「くっそぉぉぉブラッドぉぉぉ!!
   こぉぉなったらぁぁ、うちの軍のキャァァピタル全部さいせんに入れてぇぇ、神様にお願いするしかねぇぇぇ!!」
ブラッド「…馬鹿者が! そもそも原因はJrのレベルを手が付けられんほどに強化したキサマだ!
     キサマなど消え去ってしまえ!」
ドク「…うぁぁぁぁッ!!
   もうだめだぁぁぁぁ! おしまいだぁぁぁ!!」
???『諦めちゃダメだぁ!!』
ブラッド「ん…? この声は……」
ドク「びりぃぃぃかぁぁぁ!?」
ラ「いえ、この声はむしろ…」
リコル「…あ、風雲再起さんに乗った、ゴッドガンダムさんがこちらに降下してきます!!」
ブラッド「……やはり、ホンゴウか…」

〜中略〜
アキラ「諦めない限り…必ず道は開けるんだ!!
    そうだろう!?」
ブラッド「そうは言うがな…あの化け物を一体どうやって倒すと言うのだ?」
アキラ「ここは前例に倣おうじゃないかぁ!! かつてドモン・カッシュが、デビルガンダムを倒したもの…
    …そう! それは愛だ! 友情だ! 魂だッ!!」
ブラッド「何が言いたい…」



〜中略〜
リコル「…え〜っと、報告しますぅ。
    とりあえず、友情パワーでいけば倒せないものは無いということでして。
    対策隊の出れるパイロットと、出せる機体を全て使って、Jrさんに対して総攻撃ををかける事になったそうですぅ…
    勝ち目は無いと思いますけど、もうヤケだということでして。
    ちなみに私達三人には、待機命令が出ています!」
ニール「コイツらはわかるが、オレが待機なのはどういう事だよ!?」
グレッグ『へっへっへ、女子供の出る幕じゃねえってことだよ!』
ニール「クソ、ガキ扱いしやがって…」
ラ「出なくていいんだ、グレッグさんがいて良かったぁ…」
リコル「…あ、そろそろ攻撃が始まるようです!」
ニール「…おいこらレンタル兵ども、戦況がどうなってんのか、ちゃんと知らせろよな!」
レンタル兵大尉「通信値は高くは無いが、可能な限り知らせる。」
ニール「何でタメ口なんだよ…」
アキラ『行くぞ皆! 友情パワーを見せてやろうぜ!』
ドク『おぉぉぉ!!』
リコル「おお、いよいよ攻撃開始ですぅ!」
アキラ『さぁ、みんな行くぜ!!
    正義に燃える魂が! 仲間たちとの友情がッ 今!オレの』

ラ「通信が途切れたみたいですけど…」
レンタル兵大尉「…アキラ機、ゴッドガンダム撃破されました。」
リコル「現実は時に厳しいですねぇ…」
レンタル兵中尉「ブラッド機、マスターガンダムも同じく撃破!!」
レンタル兵少尉「ニードル機、ガンダムヘブンズソード撃破されました!」
レンタル兵大尉「グレッグ機、グランドガンダムも撃破されました!」
レンタル兵曹長「デニス機、ボルトガンダム撃破!」
レンタル兵軍曹「コルトってヤツのジョンブルガンダムもやられた!」
レンタル兵伍長「バイスだかのスカルガンダムっつーのも撃破!」
ニール「やられてばっかじゃねぇか…」
リコル「撃破されてもそんなに痛くない、旧作で使っていた機体を中心に出撃許可が下りたもので。
    性能的にはものすごく負けちゃってますね!」
ニール「……なぁ、さっき旧作の機体は新作のヤツとは共存できねぇって言ってなかったか?」
リコル「FにもJrさんは出てますので、Fの機体となら共存はできるみたいですぅ!
    出してみてはじめてわかったことなんですけどね〜」
レンタル兵中尉「アキラ機、シャイニングガンダム撃破!!」
レンタル兵少尉「ニードル機、ネロスガンダム撃破!!」
レンタル兵曹長「コルト機、ヴァイエイト・シュイヴァンも同じく撃破!」
ニール「…再出撃はアリなのかよ?」
リコル「アリみたいですぅ! それにしても、脱出装置も発達しましたねぇ…」
レンタル兵曹長「オグマ機、ガンダムシュピーゲル撃破されました!」
レンタル兵大尉「ドク機、ウォルターガンダムも撃破されました!」
ニール「…ドクとオグマは結構もったな。
    つーかあのハゲ回避値99じゃなかったか? 何で当てられんだよ…」
リコル「Jrさんもドクさんの能力値を取り込んでますし、機動もものすごく上がってますからねぇ。」
レンタル兵大尉「ブラッド機、ガンダムヴァサーゴCB撃破されました!」
レンタル兵曹長「ニードル機、ガンダムアシュタロンHCも同時に撃墜!」
レンタル兵軍曹「コルトのレオパルド・デストロイもやられた!」
レンタル兵少尉「グレッグ機、ギャプラン改撃破!」
レンタル兵伍長「バイスとかいうヤツのアッシマーもおとされたぜ!」
レンタル兵曹長「デニス機、ブリトヴァ撃破!」
レンタル兵中尉「コルト機、FAZZ撃破!」
リコル「この辺、何人くらい読み飛ばしてるんでしょうかねぇ。」
ニール「つーかコルトやられすぎだろ…」
ラ「もうやめればいいのに…」

〜中略〜
レンタル兵少尉「疲れた…」
レンタル兵大尉「弱音を吐くんじゃない…
        …アキラ機、ノブッシ撃破されました!」
レンタル兵中尉「ブラッド機、ジム・クゥエル撃破!」
レンタル兵少尉「…ドク機のティエレンとニードル機のジェニス改、同時に撃破されました!」
レンタル兵中尉「グレッグ機、ハイザック撃破!」
レンタル兵曹長「バイス機、アッグガイ撃墜!」
レンタル兵少尉「コルト機、ドートレス・ウェポン撃破されました!」
レンタル兵中尉「デニス機、ザクKJ型…」
ニール「…なぁ、どんどん機体がザコになってきてねぇか?」
リコル「出せる機体に限りがありますので…
    強めの機体はどうしても温存したいらしいです、上の方たちは!」
レンタル兵少尉「レンタル兵伍長、61式戦車撃破されました!」
レンタル兵大尉「レンタル兵軍曹、ヒップヘビー撃墜!」
ニール「…何でレンタル兵が出てるんだよ?」
リコル「皆さん流石に嫌になっちゃったみたいですね〜…
    …あ、Jrさんのレベルが上がりましたぁ!」
ドク『おぉぉぉ良かったなぁぁぁ!!』
ブラッド『…少しも良くないわ、ゴミが!』
リコル「機動を強化しています! 今まで以上に攻撃が当たらなくなりますねぇ…」
ブラッド『全く、徒労とはこのことだ…まるで我が軍がゴミのようだ……
     ……総員、一時退却だ!』



〜中略〜
リコル「Jrさん、もうずっと超一撃ですぅ!」
ブラッド「…火に油を注いだだけだと思うのだが、キサマどう思う…」
アキラ「ま、まだだ! まだ諦めるわけにはいかない!」
ブラッド「しかし……旧作のユニットリストが大分さっぱりとしたな……まだ続けるのかね?」
アキラ「青春の辞書に…挫折の二文字はぁ…!!」
ドク「こぉぉなったらぁぁぁ…オレのサイコハロをぉぉ、ジュニアに勝てるくらいにまでレベル上げしてくるぅぅぅ!!」
ブラッド「…あのサイコハロは…確かクリア後に生産登録して
     まだレベルは一桁だったろう。何日かかるのだ…
     その間にJrがジェネレーションシステムを占拠し、全ての世界の人間を支配してしまうぞ……」
ドク「んなこと言ったってぇぇぇ!! 他に手があんのかぁぁぁ!?」
ブラッド「クッ……」
リコル「何も無いですねぇ…」
ドク「うぁぁぁ!! かくせいきかせぇぇぇ!!」
リコル「拡声器を? どうするんですぅ?」
ドク「いぃぃぃからかせぇぇぇぇ!!」
ブラッド「何をするというのだ……?」
ドク『うぉぉぉぉ!! ジュニアぁぁぁぁッ!!
   何でこんなことすんだぁぁぁ!? 今まで二人でぇぇ、仲良くやってきたじゃねぇぇかよぉぉぉ!!』
リコル「…何と!? ここにきて、説得をするつもりのようですぅ!!」
ブラッド「フン、無駄な足掻きを…」
ドク『思い出せぇぇぇ!! オマエがまだデスアァァミィィィだった頃からぁぁぁ、ずっと一緒にやってきたじゃねぇぇかぁぁぁ!!
   忘れちまったのかぁぁぁ!? オレたち終わりなのかぁぁぁ!?』
アキラ『そうだ、ジュニアァッ!! キミとドクさんの絆は、そんなものだったのか!?』
ブラッド「ホンゴウまで……
     ……キサマ、どこから拡声器を…」
アキラ『…Jr!! 親の怨念に従って人間を奴隷にすることが、キミの生まれた理由なのか!
    そんな宿命、振り払え! キミならできる!
    親の呪縛に囚われるな! キミの生き方は、キミ自身で選べるんだぜ!?』
ドク『一緒にレベル上げしたじゃねぇぇかぁぁぁ! ノベンタいっぱいやっつけたじゃねぇぇかよぉぉぉ!!
   ガァァダァァァ三型いっぱい狩ったじゃねぇぇかぁぁぁ!!
   またやりなおしてぇぇぇよぉぉぉぉッ!!』
リコル「…ブラッドさん、どうします?」
ブラッド「……もう好きにさせろ、ワタシは知らん…」



リコル「……って、ブラッドさぁん!!
    じゅ、Jrさんがこちらに猛スピードで接近してきますよ!」
ブラッド「何だと……!?」
ドク「うぁぁぁぁッ!!
   プレミアムブースター付けてっから超はえぇぇぇ!!」
ブラッド「止めを刺しに来たか…」

……
リコル「ちょ、直前で止まりましたぁ…」
ブラッド「どういうつもりなのだ…?」
アキラ「これは……そうだ!!
    オレ達の…いや、ドクさんの熱い気持ちが、Jrに伝わったんだ!!
    そして…もう一度、仲間になりたいと言っているんだぁッ!!」
ドク「おぉぉぉ!!
   じゅにあぁぁぁ!! そぉぉなのかぁぁぁぁ!?」
リコル「…おお! Jrさんが頷いてますぅ!!
    あ、気付けばJrさんの識別反応が赤軍から青軍に!」
ブラッド「バカな……こんな事は有り得ん…」
リコル「これは意外な展開ですぅ!
    勝てない敵は、イベントを起こしてどうにかしてしまえという事の良い例ですね!」
アキラ「やったなドクさん!! キミの熱き思いは、Jrに伝わったんだ!!」
ドク「ヒャアーハッハァー!!」
アキラ「やっぱり…最後に世界を救うのは、愛と友情…「絆」ということさ!」
ブラッド「何か言っているが無視するか…
     …結局、この騒動で我々は…ムダに余剰機体とキャピタルを失っただけか。
     ……リコルよ、今作戦で我が軍はどの程度キャピタルを消費した?」
リコル「そうですね〜、Jrさんが勝手にデスアーミーをものすごい数生産して、それでこっちも
    デビルガンダムを生産しちゃって……あとレンタル兵さんのレンタル代と。計算しますかぁ?」
ブラッド「…いや、いい…
     戦争とは、金ばかりかかって空しいものだな……」

〜翌日、報道番組〜
パメラ「続報です!
    世界を恐怖に陥れたデビルガンダムJr騒動でしたが、先日ついに決着した、との情報が入ってきました。
    飼い主のドクさんとアキラさんによる説得により、驚くほど素直にデビルガンダムJrは投降し
    再び我が軍の装備となった……と、いうことです。」
ジュナス「どういう事だったんだろう、Jrの反乱は…」
パメラ「はい、ドクさんによるJrへの徹底的な聞き込みの結果…
    …最近ドクさんが、自分に乗ってくれないから、拗ねて反乱してみた…という事だったそうで…」
ジュナス「そんな事で? わからないなぁ…」
パメラ「わからないことだらけです…
    …未来世紀の世界各地に送り込まれていたデスアーミー隊も、我が軍の主力部隊とガンダムファイター達の
    連携により完全に殲滅され、旧本拠地の復旧も、デビルガンダムJrと四天王ビットの働きによって順調に進んでいるとか…」

〜調理室〜
ブラッド「…全く、酷いオチだ…」
ライル「でも、機械が本当に心を持っていたなんて驚きですねぇ。
    ALICEなんかもそうですけど、ロマンですねぇ…」
ブラッド「フン、そのロマンのお陰で我が軍がどれほどの被害を被ったと…」
ライル「それにしても、ドクさんは随分デビルガンダムJrに好かれてるみたいですね。
    何でも反乱した理由も「最近乗ってくれないから」だって聞きましたし…」
ブラッド「全く……人からは警戒されてあまり好かれんというのに、世界を破滅させるほどの機体には好かれるとはな。
     わからんゴミだな、ドクも……
     ……世界から恐れられ、忌み嫌われるデビルガンダムの子孫と
     気狂い扱いのオリキャラ軍きっての鼻つまみ者…… 多少、通じ合うものがあるのかもしれんな。」
ライル「そんなものですかねェ…
    いやしかし、美味しいですねぇこれ。何なんですか?」
ブラッド「クククク……サーター・アンダギーというものだ…」
プシュー(ドアの開く音)
ドク「うぁぁぁ、大変だぁぁぁ!!」
ブラッド「噂をすれば……どうしたというのだ?」
ドク「最近デビガンJrに乗り過ぎだってぇぇ…サイコハロが拗ねてぇ、暴走超ハロになっちまったぁぁぁ!!
   何とかしてくれぇぇぇ!!」
ブラッド「……もう知るかッ!!」