ドク「ヒャアーッハァー!オレたちも新作出たかったなぁぁぁぁッ!!」

ニードル「ったくなァ!まァミッシングリンク風に喋って出れた時の予習でもしよォぜェ!」

ドク「おうそりゃいいなボマァァァ〜!!」

ニードル「ヒャヒャヒャ!!いい考えだろボマー!?」

バイス「いや〜まったく渋いぜボマー♪」

ブラッド「…チーム全員ボマーとはどんな部隊だゴミども!尺が無いと言っとるだろうが消えろ消えろ!!」

ドク「おぉぉいかてぇぇこというなよボマァァァァッ!!」

ブラッド「………せめて私だけはフィクサーにしておけ!!」


【新年だ!ゴージャス正月料理対決!!】
料理対決内容:正月料理
対戦チーム:マーク&エリスVSネリィ&キリシマ


クレア「あけましておめでと〜! みんな年末年始もジェネシスやってる!?」

ブラッド「クククク…ブラッドだ!
     プレイヤーのゴミどもよ、攻略は順調かね?
     激しい戦いの合間にこそ料理教室だ!前置きはここまでにして早速はじめるとしよう……!」

キリシマ「オーッホッホッホ!!皆さん、この番組ではお久しぶりですわね!
     茶道教室以来…久々に来てやりましたわ!」

クレア「お〜ついにキリシマさんのご登場!!この瞬間を待っていたんだ〜!
    紹介します!今回のゲストのフローレンス・キリシマさんとネリィ・オルソンさんだよ!」

ネリィ「ご紹介どうも…
    全く、紹介いただく前に喋り始めるなんて。
    淑女としての自覚が足りないのではありませんか、フローレンスさん?」

キリシマ「んだとてめぇ!?…って今のナシ!!
     おほほ、ネリィさん?どちらが本当の淑女お嬢様か…
     それについては今回のお料理対決で白黒ハッキリつけさせてもらいますわ!!」

ネリィ「ホホホホ…こちらとしても臨む所でしてよ?」

クレア「おぉ〜、これは燃える展開!ライバル対決だね!
    始めようじゃねえか! お嬢様同士によるとんでもねえ料理対決ってやつをよぉ!」

ブラッド「……いや、少しばかり言い辛いのだが
     今回の料理対決もチーム戦という形をとる事になっている…貴様らは同じチームだ」

キリシマ「あァん!?…ま、まぁいいでしょう。ネリィさん?
     共に美しく手と手を取り合い、相手チームをフルボッコしてさしあげましょう!!」

ネリィ「こちらこそよろしく…ともかく、私の足を引っ張らないでくださいね?」

キリシマ「そのセリフ、そっくりそのままリボンでも付けて速達で送り返してやりますわ!!」

クレア「な〜んだ、折角の機会なのにライバル対決じゃないんだね。
    でもお嬢様同士の共闘ってのも面白そうじゃん?」

ブラッド「親睦を深めるのもこの番組の目的の一つらしいからな、ゼノンが言うには……
     …ともかく、さっさと対戦相手チームにも到着していただきたいものだ」

〜〜中略〜〜

クレア「尺の関係で今回もバッサリ断ち切る!
    対戦相手チームはマークさんとエリスだって!!」

マーク「よろしく頼む!
    お前らの実力……見せてもらおうか!」

キリシマ「チッ、少しばかり手強そうですわね……」

エリス「こ、この番組に出るのは初めてですが…どうかよろしくお願いします!」

ネリィ「あらあら…緊張なさってるの?」

ブラッド「入った瞬間このメンツでは仕方あるまい……尺の都合もある、さっさとはじめるぞ!」

キリシマ「そーそーさっさとおっぱじめようではありませんの!!」

クレア「そんじゃ発表するね!
    えっと、今日の料理品目は…正月料理!!だってさ!!」

エリス「正月…?クレア、それって…」

クレア「あぁうん、ニホンではそういう風習があるらしいよ!
    なんだろ、牛にトマト投げる祭りかなにかじゃない?」

マーク「認識がなっちゃいないな……しかし、正月料理とは。範囲が広いな?」

ブラッド「フン、あまり範囲が狭いと似たようなものが出来上がるとわかったからな……」

キリシマ「おっしゃあ!!ニホン文化とあっては
     ワタクシにとっちゃホームグラウンドですわぁ!!」

ネリィ「ふふふ、頼りになりますわ。
    それでは早速開戦と参りましょうか?」

クレア「りょーかい!それじゃいくよー!
    お料理ファイト!!レディ…ゴー!!」

カーン!

ブラッド「…ククク、今回の開始の鐘は普段とは違い
     オルソン家から寄贈された純金のお玉同士をぶつけて鳴らした音となっている…」

クレア「ふふん、いい音色だろう?なんてね!」

エリス「こんなお金のかけ方、間違ってる…
    とにかく気を取り直して…いきましょう、マーク!」

マーク「やっと料理教室らしくなってきたな…」

ネリィ「お先にですわ、フローレンスさん♪」

キリシマ「チッ、なめんじゃ…ありませんわ!」



〜〜中略〜〜

クレア「さてさて、いよいよはじまりました正月料理対決!」

ブラッド「ククク、まずは正月知識が無いであろうマークエリス組がどう攻めてくるか見てみるとしよう……!」

マーク「…来たかブラッド。どう思う、この途中経過は?」

ブラッド「なるほどな……所謂おせち料理をそつなく作れているようだな…
     ここは素直を褒めてやるとしよう。ニホン文化の知識も無いだろうに
     よくぞこれまでのものを作れたものだな?」

マーク「あぁ、調理室内にレシピ本があったからな。目を通させてもらった」

ブラッド「フン、長くやっているがアレに気が付いたのは貴様がはじめてかもしれんな……」

クレア「さっすがは元公式最強、絶対なんでもそつなくこなすマンだね〜
    ほらほら、エリスも女子として負けてられないよ?」

エリス「い、今は話しかけないで!私の邪魔をしないで!」

クレア「あらら、なんか気が立ってない?
    もしかしてま〜だ緊張してんの?手の振えが止まりませんみたいな?」

エリス「今は集中させて、飾り切りを失敗するわけにはいかないの…!
    今はやるしかないの…!」

クレア「ん〜…見てらんないんだよね〜ああいうの。
    ブラッドさん、ちょっと手伝ってきていい?」

ブラッド「貴様が手伝おうものなら、より誤った方向に進むだけだ…やめておけゴミが。
     …飾り切りはエリスに任せたというわけか。手伝ってはやらんのか?」

マーク「助言は十分したさ。だが手出しはしない…それが教導ってもんだろう?」

ブラッド「フン、知ったような事を……」

エリス「あの、ブラッドさん!これ、どうでしょう…?」

ブラッド「…フン、はじめてにしては中々の出来栄えだとは思うがな」

エリス「そ、そうですか!ありがとうございます!」

クレア「ほほ〜、エリスの成長速度はどんな分野でもすごいんだねぇ。
    成長型コンピューターみたいだね」

〜〜中略〜〜

クレア「チームお嬢様の方も見に来たよ〜!
    見せてもらおうか、お嬢様同士の高貴なお料理とやらを!」

ブラッド「……なんだ、こちらは完全に分担形式で
     別の料理を作っているというわけか?」

ネリィ「その通りですわ…やはりこちらはこちらで一つの決着を付けておきたいですものね?」

キリシマ「そーいうことですわ!今こそ見せてやりますわワタクシの女子力!!」

クレア「こりゃ今日はおなかいっぱいになっちゃいそうだねぇアタシ達も!
    あ、ネリィさんこのお菓子美味しそ〜じゃん!」

ネリィ「ほほほ、このくらい淑女の嗜みですもの♪」

ブラッド「正月料理…という話だったと思うが?」

ネリィ「あらあら…ごめんあそばせ。
    そういった料理に関してはプロの料理人や執事らに任せきりで…
    でもいいではありませんか。おせちがなければお菓子を食べればいいのですもの…」

ブラッド「バカな……いや、まぁいい。問題はむしろ…」

キリシマ「オーッホッホ!!目ぇひん剥いてよく見やがれでございますわ!
     これこそキリシマ流正月料理ですわ!!」

クレア「うっひゃあ、これも美味しそ〜!!
    でもこれ、ピザじゃん?」

キリシマ「ただのピザじゃあございませんことよ!!
     正月に絶対に余る餅を使って作った、その名もキリシマ家秘伝のもちもちピザですわー!!」

ブラッド「フン、正直不安だったが案外悪くないな…」

キリシマ「んあァ!?なんだその言い方ぁ…失礼。
     見くびってもらっては困りますわブラッドさん?」

ブラッド「これも肉で巻いた餅か……なるほど、台所事情をよく考えられて練られたレシピのようだ…」

キリシマ「オホホホホ!!味付けはケチャマヨですわよ!ケチャマヨ!!」

クレア「ん〜、それも美味しそう!!
    (だけど、これってお嬢様のつくるものじゃないよね…)」

キリシマ「コイツで終わりじゃありませんの!
     デザートにはこのゆであずきのぜんざいはいかが?」

クレア「うん、それも美味しそうだけど
    それよりお餅どんだけ余らせてたの、キリシマさんの実家…」


〜〜中略〜〜


クレア「ここで毎度お馴染みガッツリ中略!!
    それでね、あの…番組からお詫びと報告があるんだけどさ」

ブラッド「いや……まぁ……そうだな。
     二人だけで審査、というには多少量が多くなりすぎてしまってな…」

キリシマ「ちょっとばかし気合が入りすぎちまいましたわ……」

ネリィ「かといって、お残しするのも淑女として許せないので
    少しばかりのお裾分けとして、部隊の皆さんにお分けしようという話になりまして…」

エリス「それで少し部隊の人達に召集をかけたんですけど、そうしたら…」

マーク「想定以上の人数が集まってしまい、審査どころか
    俺達が食べる分すら残らなかった…というわけだ」

ブラッド「…………」

エリス「…………」

クレア「認めたくないものだな……」

キリシマ「………この落とし前、どう付けるおつもりでいやがりますか!?」

ブラッド「まぁ待て、責任問題追求となればまずお裾分けを提案した側にもだな…」

ネリィ「せ、責任問題などどうでもよろしくてよ!問題は勝ち負けですわ!」

クレア「やめて!皆が戦うことなんてないのよ!…なんてね」

エリス「クレア、こんな時にふざけない…」

マーク「…だが、ある意味これで良かったんじゃないか?」

ブラッド「どういう意味だ……」

マーク「結局…俺達の料理で部隊の連中を喜ばせることもできたわけだ。
    それに料理教室を通じて、構成員同士の結束を強めるという
    ゼノン艦長の狙いも達成できたわけだろう?」

クレア「そりゃ〜確かにそうかもね〜。いい事いうじゃん?」

キリシマ「つってもなぁ、決着付けずに納得できるかってモンですわ!」

ネリィ「フローレンスさん、これはどうやら〆の段階に入っておりますわ…
    ここは引きましょう……それでこそ真の大和撫子ですわ」

キリシマ「チッ…しょうがねぇなですわ!
     ただ、決着はゲーム本編の撃墜スコアで付けさせてもらうかんなぁ!!」

ネリィ「オホホホホ、望む所ですわ♪」

エリス(なんとかうまく収まりそうで良かった…)

マーク「ブラッド、尺ももう無いんだろう?
    そろそろ幕引きといこうじゃないか」

ブラッド「何か釈然とせんが、まぁいい…
     しかし、お料理教室ジェネシスがはじまってこのかた
     一回も決着が付いていないのは流石にまずいが……クレア、〆ておけ」

クレア「任されて!
    それじゃ今回はここまで!次回もお楽しみにぃ!!
    キミは刻の涙を見ることができるか!? な〜んちゃって」