【お子様襲来!バレンタイン料理対決!!】
料理対決内容:チョコ料理
対戦チーム:シス&カチュアVSマリア



クレア「みなさんおまちかねっ!お料理教室の時間がやってまいりました!
    もうすぐバレンタインだねぇ!バレンタインといえば血のバレンタイン…
    っていきなり縁起でもないねこりゃ」

ブラッド「史実のバレンタインも中々の血みどろぶりだがな……ブラッドだッ!
     そもそもジェネシスは宇宙世紀限定なのだ、ネタも可能な限り宇宙世紀ネタに寄せておけ…」

クレア「そんな決定権がお前にあるのか!?…なんてね。
    それじゃ早速だけど、今日のゲストを紹介するね!」

カチュア「はいは〜い☆
     今日のゲスト、みんなのアイドルカチュアちゃんだよ!きゃは☆」

シス「…………よろしく」

ブラッド「…いつからこの番組は託児所になったのだ?」

クレア「ま、たぶん二人ともドクさんとかよりは精神的に大人だろうし…いいんじゃない?
    んで、こちらは我等がマリア・オーエンスさんだよ!」

マリア「こちらではお初にお目にかかります、マリア・オーエンスです!
    よろしくお願いします!」

クレア「おお、待ちかねたぞマリア姉さん!略してマさん!」

ブラッド「何故略した…
     フン、貴様がヤツらの保護者代わりというわけか…それで、対戦相手はどのゴミだ?」

クレア「え?いやブラッドさん、今日はマリアさんとお子様勢で対決らしいよ?」

ブラッド「な…なんだと!? バカな…」

カチュア「私達二人でおりょーりだって、楽しそ〜じゃん!
     よろしくね、ミーちゃん☆」

シス「………ちょっとだけ、不安…」

クレア「なるほど、二人で一つのなんとやらってヤツだねぇ」

ブラッド「…こんな連中に料理などできると思っているのか!?
     全く、ゼノンらは何を企んでいる…」

マリア「私も同感です…誰かがついててあげないと、危険なんじゃないですか?
    刃物や火を使うことだってあるんだし…」

クレア「おっと、ここでアタシの出番ってわけ!?
    お子様二人のサポートはこのアタシ、クレア・ヒースローが任された!」

ブラッド「…………」

マリア「…………」

クレア「ちょ、なにさ信用してないわけ!?気に入らんな!」

マリア「いえ、そういうわけじゃないんだけど…」

ブラッド「今回は、少しばかり骨が折れそうだな………」

カチュア「ねぇねぇクレア、はやくはじめようよ〜!
     えへへ、私ワクワクしてきちゃった☆」

クレア「アタシもだぜぃ!
    それじゃ、今回はバレンタインにちなんで「チョコ料理」で料理対決ね!
    レディ、ゴー!!」

〜中略〜

ブラッド「フン、この番組創設以来…調理場での怪我人は出した事がない!
     というのは真っ赤な大嘘だが……今回は目を光らせておかねばな」

マリア「でもチョコ料理なら、そこまで危険な作業は無いですから…」

クレア「でもチョコ料理、って一口に言っても色んな種類あるよね?
    それこそザクやジムのバリエーションより多いんだから!」

ブラッド「ククク…その多様さが一つの魅力でもあり難しさでもある!
     どのチョコ料理を選択し、作り上げるかが勝敗を分ける…」

マリア「なるほど…なら一番自信があるのを選ぶのが一番いいですね」

カチュア「ねぇねぇマリア姉さん!
     私達は何を作ったらいいと思う?」

シス「教えて………」

クレア「ごめん、アタシは詳しくないからお手上げってことで…」

マリア「そうね、二人はまだ危ない作業はできないから…
    …簡単なチョコクッキーなんかがいいかな?」

ブラッド「対戦相手同士で相談とは……いや、今回は特例としてやろう。
     こと料理対決となれば実力差は歴然だろうしな…」

クレア「まさに越えるべき壁、だもんね〜
    アタシ達は、あの人に勝ちたい…!なんて?」

カチュア「あんまりカンタンなのはイヤ!
     私達だってすっごいの作れるモン!」

シス「私は……簡単なのでいい……」

ブラッド「いきなり仲間割れとは、先が思いやられる……
     …なんでも人に頼りきりでは進歩も何もあったものではない!
     レシピが数種類ある、それに目を通して各自で選び選択しろ……」

カチュア「レシピ!?いいじゃん見せて見せて!」

クレア「アタシもしっかり目を通させてもらうんだから!
    マニュアル通りにやってますというのはアホの言う事だ!なんてね」

ブラッド「今回ばかりはマニュアル通りにやらんかゴミが……」



〜中略〜

マリア「今回は私が和風マドレーヌ、シスちゃんがチョコクッキーで
    カチュアちゃんは苺チョコレートブラウニー…ということになりました!」

ブラッド「フン、毎度だがもはや誰が進行役か分かったものではないな……
     …しかしいきなりブラウニーとはな?」

カチュア「ふふん、私って高みを目指さなきゃ満足できない女なの☆」

ブラッド「一体どこのゴミがこんな言葉を教えたというのか…」

クレア「心当たりが多過ぎてなんとやらって感じ?
    あ、湯煎とかの危ない作業はアタシがやったげるから安心してね!」

マリア「シスはクッキーを選んだのね?」

シス「この型……お人形さんの型が好きだから………」

クレア「う〜ん、チョイスも好き好きだねぇ」

〜〜調理中〜〜

マリア「(今は料理対決なんだ…迷いなんかない…!)
    生地に艶が出てきた、ここで牛乳…!」

ブラッド「…流石に手馴れているようだな。それにひきかえ…」

カチュア「そ〜れ!アーモンドダイス、散らしま〜す☆」

クレア「散弾ではなぁ!なんちゃって。
    …ってそれ散らしすぎなんじゃないの?」

カチュア「あれれ、そうなの?
     私ったらドジっ娘ね!これってもしかして、とりかえしつかない?」

クレア「あぁ…アタシ達は取り返しのつかない事をしてしまった…
    調理場ではしゃいじゃうから!…なんて?」

ブラッド「……全く見るに耐えんな貴様らは!少し見せてみろ…」

クレア「あはは、マニュアル通りにやってるつもりだったんだけど…
    その結果がこれなんです…」

カチュア「あ、そういえばブラッドさんにはまだあだ名付けてなかったね〜?
     ブラちゃん!ってのはどう?」

ブラッド「……………」

クレア「うんカチュア、それダウト。
    ネーミング的にも、タイミング的にも…」

カチュア「え〜ダメ?あ、そっか!ブランドさんと被るもんね〜!」

ブラッド「それもあるが複数の意味で認可できんわ、ゴミが……
     …少しだけだ、少しだけ指示を出してやるからその通りにやれ!」

カチュア「は〜い☆」

マリア「(向こうは大丈夫そうね…)
    シスも上手くできてるじゃない!
    ちょっと教えてあげただけなのに…才能あるのね?」

シス「本当に……?」

ブラッド「フン、案外ああいう寡黙なタイプが大成するものだ……」

カチュア「ねぇねぇマリア姉さん!こっちのも見て!
     これ、とりかえしつかない?」

マリア「ちょっと待ってね……大丈夫、そのくらいなら仕上げ次第で!」

クレア「…これじゃ誰の料理教室だかわかんないね?」

ブラッド「グッ……」

〜〜中略〜〜

クレア「尺が強いられてるんだ!(集中戦)
    ってなわけで審査の時間だよ!!」

ブラッド「審査と言ってもどれも実質マリアの料理なのだがな…」

マリア「いえいえ、二人がそれぞれ頑張って作り上げたものですよ?
    手助けがあっても自分で作ったという事実が成長に繋がるんです…」

クレア「うんうんいい事言うねぇ〜。それじゃ、早速♪」

カチュア「わわわ、ミーちゃんのもマリアさんのもすっごく美味しそ〜!」

シス「カチュアのも………美味しそう…」

マリア「ふふふ、皆の分ちゃんと分けるからちょっと待っててね?」

カチュア「は〜い☆」

クレア「アタシも手伝うぜアネキ!」

シス「私も……」

ブラッド「フン、くれぐれも「いただきます」は忘れるな……
     …マリアはああ言ったが、今回実質全てヤツの料理だ。
     審査前だが勝者はマリアという事になるが、異論は無いな?」

マリア「え!?ブラッドさんそれは…」

カチュア「いろん?よくわかんないけど、こんなの作れたのマリアさんのおかげだもん!
     私はそれでオッケ〜☆」

シス「私も………ありがとう、マリアさん」

マリア「いいのよシス…
    …いいんですかブラッドさん、これで…?」

ブラッド「とにかく最近引き分け続きだったのでな……かといって騒がれても面倒なので
     このタイミングでの発表とさせてもらった…」

クレア「ほほ〜、ブラッドさんもよく考えてんじゃん!
    それじゃ、ほんわかした感じで今日は〆とく?」

ブラッド「好きにしろ……
     …全くこんな回ばかりでは調子が狂うが、たまにはよかろう」

クレア「それじゃ、視聴者の皆とはここでお別れ!
    次回もお楽しみに!
    次回は調理場の修羅場が見れるぞ!なんちゃって」