ブラッド先生のなんたら extra stage 前置き&第一回
※ネタは無いけどモチベーションだけは非常に高いこのオレ様ぁぁぁッ!!
 というわけで、勢いだけで書いた内容ZEROのネタを、人知れず、ひっそりと投下…!
※一言だけ言っておく。今回も…死ぬほど長いぞ!


ブラッド「……待ちに待った時が来たのだ!
     かつて、放置デモで適当な機体をあてがわれ続けた…
     …艱難辛苦の日々が無駄では無かった事の証の為に……
     …悪役枠の行く末の為に!
     ………Gジェネよ! ワタシは帰ってきたッ!!」


〜調理室〜

ニードル「んだよ騒がしいなァ…何やってんだブラッドォ!
     …なんだァその服はァ?」
ブラッド「クククク…素晴らしかろう!
     復活を機に軍服を新調させてもらった……」
ニードル「ケッ、何だそのコートみてぇなのはよォ。ダサッ」
ブラッド「…ダサいだと!? ふざけた事を抜かすなゴミがッ!
     キサマのスピリッツでの改造軍服の方が数倍ダサいだろうが……何だあの紫は」
ニードル「ッせーなァ! ドクといいテメェといい、いっつもオレを差し置いて
     新作に出やがってェ! ムカつくぜェ…」
ブラッド「フン…みっともない嫉妬はやめたらどうかね?
     しかし素晴らしいな、Gジェネワールドは……」
ニードル「んだよォ、どーせテメェはまた放置デモでも微妙な扱いだろォ?
     今までみてぇによォ」
ブラッド「クククク、それは違うな……
     何せ、今回ワタシは放置デモで……あのグレート・ジオングのパイロットを任されているのだからな!」
ニードル「グ、グオングだとォ!? テメェがあのグオングの担当だってのかァ!?」
ブラッド「そうだ……クククク!
     そして今回は、ワタシ自身の……能力値そのものも大きく見直させてもらった…!
     ……まず、初期の指揮値はなんと14!」
ニードル「な…テメェの指揮が14だァ!?
     そりゃすげぇなァ、ムカシはマックスで7くらいだったのによォ…」
ブラッド「クク…クククク…
     …クセの強い、我がオリキャラ軍の悪役キャラ達をこれまでまとめあげてきた、統率力が
     ここにきて評価されたと考えていいだろう……
     そして……魅力値はなんと6!」
ニードル「ろ、ロクだとォ!?」
ブラッド「かつては最高で4、最近は3である事が多かったが……ここに来て6だッ!!
     …そして今までは低すぎたMP値も370まで上昇!
     そしてアビリティも「冷徹」をはじめ「傭兵」「歴戦の勇士」「単独行動」
     などを筆頭に優秀なものを揃えさせてもらった…
     ……クククク、いい時代になったものだ!」
ニードル「ヤッベェ、ウォーズのドクとは比較になんねーぞォ…」
ブラッド「何せ今回のワタシは、公式プロフ文でもベタ褒めされている程だからな……
     そして戦闘BGMも魂のものより、より似合う曲に変えさせてもらった…
     …ククク…ワールドのワタシは……一味違うぞ!」

〜中略〜
ニードル「…でもよォ、ウォーズじゃドクで、ワールドじゃテメェが出れたってこたぁよォ…
     じゃあ次の新作じゃオレが出れんのかァ!?」
ブラッド「……それは無い…」
ニードル「れ、冷静に否定してんじゃねぇよォ!
     大体よォ、なんでテメェだけ出てんだよッ!
     なんでオレも出してくれるよーに
     頼んでくれなかったんだよォ!?」
ブラッド「…調子に乗るな!
     オリキャラ悪役枠代表…このブラッドが再出演を果たしたのだ……
     もはや……このオリキャラ軍に、このワタシ以外の悪役キャラなど必要ない!」
ニードル「んだとォ!?」
ブラッド「そしてキサマ、忘れているようだが……ブランドも一応元悪役枠だからな?」
ニードル「そ、そーいやそーだったなァ…」
ブラッド「ともかく、ウォーズではドクのみだった悪役枠だが…ここで二つまで枠を拡大できたのだ……
     …いや、ドクは実質悪役キャラとは呼びがたいキャラへと変貌していた事を鑑みれば…
     ……悪役枠は、ついこの間まで壊滅寸前だった所を
     我々の力で、その命を繋いだという訳だ!」
ニードル「そりゃそうかもしんねーけどよォ…
     結局何が言いてぇんだよォ?」
ブラッド「つまり…現状ではキサマごときの面倒までは見きれんということだ……」
ニードル「ケッ、冷てェヤロォだなァ…」
ブラッド「当たり前だ、伊達にアビリティ「冷徹」が付いてはいない…
     ………これ以上キサマのようなゴミとムダ話をしている時間は無い。
     そろそろ出かけねばな…」
ニードル「あァ? 出撃だってかァ?」
ブラッド「その前に一つヤボ用を済ませねばな…
     ……ワールドでの復活を記念し、久々の艦内放送撮影に出向かねばならんのだ!」
ニードル「料理教室はもう終わっただろーがよォ」
ブラッド「特別番組だ…
     ……復活できたというのに特にネタが無いでは、悪役枠代表の名が泣くからな!
     ムリにでも放送をでっち上げる!」
ニードル「悪と番組は関係ねェ…」



〜会議室(仮収録場所)〜
ラ「まさか、ブラッドさんがまた一線に戻ってくるとは思わなかったわね」
ジュナス「そうですね…しかもまた艦内番組撮影だなんて。
     ラさんも、臨時アシスタント役で呼ばれたんですか?」
ラ「そうよ。こういうのも久しぶりね…」
ジュナス「流石に出撃前だから料理はしないって話ですけど
     誰か、特別ゲストが呼ばれる事になってますよ。
     誰でしょう?」
ラ「さぁ?」
プシュー(ドアの開く音)
ブラッド「ククク…待たせたなゴミども!」
ラ「あ、ブラッドさんおはようございます!」
ジュナス「おはようございます! そして復帰おめでとうございます!」
ブラッド「……何だ、今回もオペレーター枠はキサマらだけか?
     大幅変更が行われた…我ら悪役枠に比べ変化の少ない事だ……」
ジュナス「まぁ、変化の大きい所と少ない所があるみたいだから…」
ブラッド「しかし、純粋な通信担当は今回もラだけとは…
     ラ、キサマさては……新作出演の為に、他のオペレーターキャラに…盛ったな!?」
ラ「も、盛ってません!」
ジュナス(何を…?)
ラ「全くもう…
  久々の艦内放送で、いきなり誤解を招くような発言はやめてください!」
ブラッド「誤解だと? ククク、本当にそうかな……」
ラ「ブ、ブラッドさんこそ…悪役枠で出演するために、ドクさんに盛ったんじゃないですか!?」
ブラッド「キ、キサマ何故それを…
     ……ではなかった、違うわ!
     ワタシはやっていない! 潔白だッ!」
ジュナス「あの、さっきから盛ったとか盛らないとか、何の話ですか?」
ブラッド「……相変わらず鈍いゴミだな、キサマは…
     この場合、盛るといえば…毒物の事に決まっているだろう……」
ジュナス「ど、毒!?
     ブ、ブラッドさん、まさか本当にドクさんに毒を盛ったんですか?」
ブラッド「ドクドクうるさいゴミだな……」
ジュナス「まさか…ラさんも…?」
ラ「んなわけないでしょ!」
ブラッド「……念の為に言っておこう。視聴者よ…
     この盛った盛らないのくだりは…あくまで冗談なので本気にはしないようにな……!」

ラ(はじまって早々こんな感じで大丈夫なの…?)
ジュナス「そういえば最近、本当にドクさんを見ない…」
ブラッド「……あぁ、ヤツなら休暇を利用して
     バイスと共に…ジャブローまで虫捕り合宿に行くと言ってはりきっていたがな…」
ジュナス「む、虫捕り合宿って…」
ラ「よっぽどヒマなんですね…」
ブラッド「まぁ…ヤツの数少ない趣味の一つだからな…
     ……話を戻すがキサマら、今回は特別ゲストが来るのだろう?
     誰が来るか聞いているか…?」
ジュナス「いや、僕達は何も」
ラ「そもそも急な話だったので、私達も誰が来るか聞かされてないんですよ」
ブラッド「そうか……上のゴミどもめ、相変わらずその辺りは適当だな……」
ジュナス「そうですね…ん?
     誰か来る…?」
ブラッド「ほう、毎度のごとく感じ取ったかね?
     一体何者だ…?」

プシュー(ドアの開く音)
???「フフフ…お久しぶりですねぇ皆さん!!」
ジュナス「あ、あなたは!?」
ブラッド「……何者だ?」
???「困りますねぇブラッド先生…また忘れたのですか?」
ラ「ブラッドさん、その人はネオホンコンの元首相…ウォン・ユンファさんですよ!」
ウォン「違いますねぇ!
    今の私は……Gジェネ時空によりまたも蘇った、グレートネオスピリッツウォーズワールド・ウォンだぁ!」
ラ(このウザいくだりは毎回やるわけね…)

ブラッド「またこのゴミか…
     …まさか、特別ゲストとはこのゴミか?」
ラ「さぁ…」
ウォン「ラ・ミラ・ルナさんもお久しぶりですねぇ。
    お料理教室以来、直接お会いするのは本当に久々です…
    また、お声の感じがお変わりになりましたか?」
ラ「はぁ…(そこには触れんなよウザ親父…)」
ウォン「そういえば以前、あなたの後輩さんにも色々とお世話になっていましてね。
    …どうです、デビルガンダムの生体ユニットになってみる気は」
ジュナス「そ、そんなことはさせない!」
ウォン「フフフ…冗談ですよ、冗談…」
ラ(めんどくさ…)
ブラッド「そもそも…そもそもだ…
     …キサマ、何故我が艦に平然と足を踏み入れている!?
     オリキャラでもなければワールドに出てもいないくせに…」
ウォン「何を仰るブラッド先生。
    情報収集を怠るとは感心しませんな…
    この放置デモをごらんなさい!」
ブラッド「フン、PSP持参とはな…
     …放置デモだと? これはデビルガンダムJr……バ、バカな!?
     本当に出ているだと!?」
ラ「本当ですか、ちょっと見せてくださ…うわ、本当に出てる!?」
ジュナス「ドモンさん達と闘ってるよ、デビルガンダムJrで…」
ブラッド「バカな…こんな事は有り得ん……」
ウォン「それが有るのですよ、この私がGジェネに復活し、デビルガンダムJrを手にしたという事実が!
    ………ブラッド先生?
    以前、私があなたの番組内で…デビルガンダムJrを
    手に入れる為に、色々と画策していた事を覚えていますか?」
ブラッド「…あぁ、深海での料理教室の一件か?
     そんなもの誰も覚えておらんと思うがな…」
ラ「あぁ、パメラちゃんが言ってた…」
ウォン「フフフフ…あれから半年以上…
    ついに、この私がデビルガンダムJrをこの手にし、Gジェネに帰ってくることができたのです!
    これは素晴らしい…」
ブラッド「なんという誰得な……」
ウォン「これで、ついに世界の覇権は永遠に私のものに!
    そして忌々しいガンダムファイターどもも、デビルガンダムJrさえあれば
    赤子の手を捻るも同然…フフフ…」
ブラッド「全く同じ言葉を以前聞いたぞ……」
ジュナス「デビルJr、ウォーズではドクさんの愛機だったんですけどね…」
ウォン「フフフ、あのような野望の無い者にあの機体はもったいない!
    あの男からデビルガンダムJrを……うまく寝取ってやりましたとも! えぇ!!」
ブラッド「子供も見るかもしれん番組で…そういう表現は控えろ、ゴミが……」

ウォン「フフフフ…それにしてもよく観て下さいよブラッド先生!
    この私のカットインでの美しい顔を!」
ブラッド「どこがどう美しいのだこんなもの……」
ウォン「フフフフフ…これならネオホンコン発イケメンスター首相としていくらでも
    カムバックできそうですねぇ…」
ジュナス「(小声)ウォンってこんな変なテンションの人でしたっけ…」
ラ「(小声)こういうめんどくさい人の対応は
  ブラッドさんに任せておくのが一番よ…」
ブラッド「キサマ、嬉しすぎたか知らんがテンションを見誤っているぞ…」
ウォン「…おぉ、どうやらチョコが切れたようですねぇ。
    DG細胞に感染して以来、定期的にチョコを補給しないとテンションがおかしくなってしまいまして…
    …というわけでチョコ料理を下さい」
ブラッド「……もう三月になろうというのに何がチョコだ!
     今回は料理をしている時間は無い…
     …そもそも、何故キサマのようなゴミが特別ゲストなのだ!?」
ウォン「特別ゲスト?
    いえ、私はただヒマだから寄ってみただけですが…」
ブラッド「な……なんだそれは!?」
ラ「ちょ、本当に特別ゲストとしていらっしゃったわけではないのですか!?」
ウォン「はい、そうですが…」
ジュナス「何だそれ!?」
ブラッド「ゴミが…ムダな時間を使わせおって! ……消えろ!」
ウォン「困りますねぇ、何かチョコ料理を作ってもらわないと…」

〜中略〜
ジュナス「やっと帰ってくれましたね…」
ブラッド「なんだあのゴミは、荒らしか……
     しかし、まさか……ヤツまで復活するとはな…」
ラ「Gジェネレーションワールド、底が見えませんね…」
ブラッド「全くだ……
     ………
     …しかしまぁ、あのウォンとかいうゴミをはじめ、悪役キャラも随分増えているなワールドでは…」
ジュナス「そうみたいですね」
ブラッド「…ウォーズではスカウト不可だった
     悪役キャラ達も今回は続々とスカウト可に肩を並べている…
     クククク、非常にいい傾向だ…」
ジュナス「(小声)なんか語り始めましたけど…」
ラ「(小声)適当に聞き流せばいいのよ」
ブラッド「……ドクから聞いた話では…
     …ウォーズでは、ニュージェネレーション系列以外は
     ほとんどの悪役キャラがスカウト不可だったらしいではないか」
ラ「(小声)ジュナス君、ここで合いの手ね」
ジュナス「は、はい…
     確かに言われてみればそうでしたね」
ブラッド「フン…
     そこをいくと今作、ワールドでは……
     宇宙世紀では、ガンダムを象徴する悪のカリスマである……ギレン・ザビを筆頭に
     要望の多かったヤザンやブランなど、多くのスカウト不可だった悪役や敵役キャラがスカウト可に…
     外伝系も…ニムバスやマレット、そしてブレイブ・コッドらを筆頭に……多くの悪や敵のキャラが復活!
     ……復活だけではない、かつてはスカウトどころかレンタルすら不可だった…
     ウルベなどの悪役も続々とスカウト可となっている……ククク…」
ラ「(小声)ここでもう一回ね」
ジュナス「(はい…)
     それがどうかしたんですか?」
ブラッド「…気付かんのか?
     ウォーズでの非情の悪役冷遇から一転…
     Gジェネワールドでは……かつてないほどに悪役が優遇されている…
     ……Gジェネ至上、最も悪役が優遇されていると言っても過言ではないかもしれん…」
ジュナス「(小声)ずいぶん語りますね…」
ラ「(小声)そうとうたまってたのね…」
ブラッド「これは……これはついに!
     ついにトム○リが…悪の素晴らしさに気付いたという事の証明に他ならん!
     時代が悪に追いついたのだ! …そう!
     ついに…我が世の……悪役キャラの春が来た……!」
ジュナス「でも肝心の僕たちオリキャラの悪役枠が
     ブラッドさんとブランドさんだけになってますけど」
ブラッド「…いいのだ、オリキャラの悪役はワタシさえいれば!
     このワタシさえいれば…悪役枠は十分なのだ! 違うかね…」
ラ(またこーゆー爆弾発言を放り込んでくる…)
ジュナス「そんな言い方ってありませんよ…
     …ニードルさん、大分凹んでましたよ?」
ブラッド「フン、あんなゴミは放っておけ!
     悪は私だけいればそれで良い!」

ラ「…あと散々言ってたネオガンダム一号機も結局出ませんでしたね」
ブラッド「あれはFで乗れるからいいのだ……そんな事よりファングだファング!
     あの武装は実に素晴らしい…
     …その禍々しさに加え、武器属性が覚醒武器ではなく…特殊射撃という点が尚良い!
     覚醒アビリティ「開放」を取らずともそのまま運用できるからな……ククク…」
ジュナス「(小声)威力はウォーズよりものすごく下がってるんですけどね」
ラ「(小声)知らない方が幸せな事もあるのよ」
ブラッド「それ以外なら、GP02Aもまた素晴らしい……
     …このワタシがいない間に、アトミックバズーカがあそこまで使い勝手のいい武装に
     なっていたとは、知らなかったな……ククク…
     そしてガンダムマークNなどのインコム搭載機も…
     …インコムがMPを消費しない仕様になったことにより、さらに戦闘力を増している…」
ジュナス「(小声)止めないとずっと語り続けますよこの人…」
ラ「(小声)ほっとけほっとけ」

〜中略〜
ブラッド「……それで、ウォンのようなゴミではない
     本来のゲストはいつごろ来るのかね…?」
ラ「さぁ、いつなんでしょう?」
ジュナス「…!? これは…!?」
ラ「あれ、また誰か来そうな感じした?」
ブラッド「まさか…またウォンではないだろうな……」
ジュナス「いえ、この感じは、何というか…
     ウォンよりもっと、変な感じです…」
ブラッド「ウォンより変となると相当だな……」
ジュナス「声が…聞こえる…?」

……
????「オルバよ…番組撮影の出演経験は?」
???「4回…ただし、脳内でだけどね」
????「フ…私より経験値が高いな」

ジュナス(うわ、コイツらか…)
ラ「誰なの?」
ジュナス「えっと…」

プシュー(ドアの開く音)

オルバ「…いこうよ、兄さん!」
シャギア「ああ。我らの世界(ワールド)に栄光あれ!」


ブラッド「よりによってキサマらか…」
ラ「なんか変なルビ振ってるし…」
ブラッド「ええい…キサマらもオリキャラですらないではないか!
     …消えろ! ここはオリキャラSSを投下する場なのだ…」
シャギア「ほう…そう邪険に扱っていいのかな?」
オルバ「僕達は正式にスカウトされてやってきたんだよ?」
ブラッド「フン……キサマ等の魂胆などお見通しだ…
     …キサマらは我々を利用するだけ利用しておいて、用済みになれば
     スキを見てキャリー・ベースに……サテライトランチャーを撃ち込む気だろう…!?」
ジュナス「お前たち、そんなことをする気だったのか!?」
オルバ「そんな事はしないよ。今はまだ…ね」
シャギア「しかし君もよくそんな発想が思いつくな?」
ブラッド「ワタシならそうするからな……」
ラ(結局同類項かよ…)

ブラッド「ええい…何故こんなゴミどもがゲストなのだ、よりにもよって…」
ラ「まぁまぁブラッドさん…」

オルバ(兄さん、コイツ顔がアイムザットに似ててウザいよ)
シャギア(声はアベルに似ているな)
オルバ「…というか君のそのコートは兄さんのコートのパクりだよね?
    それは見過ごすわけにはいかないな…」
ブラッド「言いがかりをつけるなゴミが…
     ……このコートはキサマのようなゴミのパクりではない!
     このコートは…Zガンダム版のブライト・ノアにインスパイアされ、オマージュしたものだ!」
ラ(結局パクりじゃん…)
ジュナス「あの、ブラッドさん…」
ブラッド「どうしたジュナス……」
ジュナス「(小声)「ゴミ」はいいですけどこの人達に「カテゴリーF」って言ったら
     部隊レベルで壊滅させられるから自重して下さいね」
ブラッド「(小声)安心しろ、そこはわかっている…」

シャギア「…さぁ! ついに始まった…Gジェネレーションワールド!」
ブラッド「何だ藪から棒に……」
オルバ「僕らは正さねばならない!
    力無きオールドタイプどもを!
    …そして力を持つニュータイプもだ!
ブラッド「結局全て正す気か……」
ウォン「DG細胞感染者もアウトですか?」
ジュナス「うわ、ウォンさんまだいたんですか!?」
ウォン「やはりチョコが食べれなければここに来た意味が薄いのでねぇ…」
ブラッド「ゴミが! 消えろと言ったハズだ!」

オルバ「…DG細胞感染者だって、どうする兄さん?」
シャギア「とりあえず正す方向でいこうではないか…
     邪魔者は全て消す…!
     そう、真に評価されるべきは!」
オルバ「僕達だけなんだ!
    そう、僕達は!」
シャギア「もっと評価されるべき!」

ラ「あの人達、ずいぶん自分たちだけの世界に浸りますね…」
ブラッド「薄気味の悪い兄弟だな……」
ジュナス「……」
ブラッド「どうした、ジュナス……」
ジュナス「あの人達の心に、激しい憎悪を感じます。
     世界(ワールド)を滅ぼしても、有り余る程の憎しみを…」
ラ「ジュナス君、変なルビうつってるよ…」
ジュナス「あれ、いつの間に…」
ブラッド「…誰だ、あんなゴミ兄弟をスカウトしようなどと提案したゴミは……」

シャギア「…勘違いしないでもらおう、君達と共闘するのはあくまで
     一時的な利害の一致という理由だけだ…」
ブラッド「そうだろうな…それは我々とて同じ事だ」
オルバ「君たちに協力する見返りとして
    フリーデンを沈める手伝いをしてもらうつもりだったけど、それはもういいや。
    思わぬ収穫を見つけたからね…」
ジュナス「収穫…?」
ブラッド「…何のことだ!?」
オルバ「フフフ…これさ!」
ブラッド「あれは……まさか!?」
オルバ「そう、この部隊のMS、フェニックスガンダムのデータの入ったディスクさ!
    これさえあれば…」
ブラッド「おのれゴミが…我が軍の機密を!」
ラ「安心して下さいブラッドさん」
ブラッド「……何をだ?」
ラ「(小声)小声で言いますからよく聞いてください…
  ディスクの中身はザニーのデータにすり替えておきましたので」
ブラッド「(小声)キサマにしては気が利くな……」
ラ「(小声)悪人系スカウトキャラは、こういうことをよくやりますからね、慣れたものです…」

オルバ「…これはいただいていくよ、いいよね?」
ブラッド「了承した…
     その代わり交換条件だ…キサマらのガンダムの戦闘データも、こちらでいただいていくぞ?」
シャギア「構わないが…私の愛馬は凶暴ですよ?」
ブラッド「フン、凶暴なくらいが丁度いい…我々にとっては軽いものだ」
オルバ「そうかい、それならいいけど…
    …兄さん、そろそろブラッドマンの接待に行く時間だよ」
シャギア「そうか。では、残念だが……さよならだ…」

〜中略〜
ジュナス「え、今の二人も本来のゲストじゃない!?」
ラ「今リコルちゃんから報告があったけど、そうらしいの」
ブラッド「全くゴミどもが…邪魔な客が多すぎて番組が全く前に進まん…」


〜中略〜
ラ「お待たせしました、正式なゲストのエイブラムさんです!」
エイブラム「…我が闘志! 我が激情! 久々に見せてやろう!」
ブラッド「よりによってキサマか……
     …エイブラム・ラムザット!
     いや、今回からはエイブラム・M・ラムザットだったか……随分遅かったな?」
エイブラム「すまぬ!
      祖国の名誉を賭けて早速バビを磨いていたら遅れたのだ…」
ブラッド「磨いとる場合か…」
ジュナス「エイブラムさんの祖国ってどこなんでしょう?」
ラ「さぁ?」

オルバ「あれは誰だい兄さん?」
シャギア「聞いた事がある…歴戦の勇士にして、かつて空気を極めし男、エイブラハム・ナントカハザット…」
ウォン「チョコはまだですかねぇ」
ブラッド「キ、キサマら……まだ消えていなかったのか!?
     フィクス・ブラッドマンの接待に行ったのではなかったのか……」
オルバ「キャンセルになったんだ。
    …そういえば兄さん、さっきMSドックでひどいガンダムをみたよ」
シャギア「あぁ、私も見たぞオルバよ」
ウォン「それはまさか私のウォルターガンダムの事ではないでしょうねぇ…」
オルバ「あれが君の世界のガンダムかい?」
シャギア「全くセンスがないな…少しは私の愛馬を見習って」
ウォン「やれやれ、所詮あなたたちにはデビルガンダムの素晴らしさは理解できないようですね…
    …腕が伸びたりカニに変形したりする
    ゲテモノガンダムに、恥ずかしげも無く乗れるあなた方の気持ちこそ、私には理解できませんがねぇ…」
シャギア「我らのガンダムをゲテモノとはな…」
オルバ「これはちょっと許せないね…」

ジュナス「なんか、あの人達もめてますけど…」
ブラッド「……喧嘩なら外でやれ! ここでやるなゴミどもが!」
オルバ「わかったよ……兄さん、行こうよ」
シャギア「あぁ、我らの世界に栄光あれ」

〜中略〜
ラ「ではまずは、新作出演に関する経緯について何か」
ブラッド「クククク、そうだな……まずきっかけはウォーズでの」
ジュナス「あの、ブラッドさん…」
ブラッド「…今度は何だ?」
ジュナス「外で戦闘が起きてますけど」
ブラッド「…何だと!? まさかもう出撃の時間か…?」
エイブラム「ではこんな事をしている場合ではッ!」
ラ「いえ、あのMSは…さっきの外賓の方々が戦闘しているようです」
ブラッド「何だと…?」

〜外〜
ウォン『…フフフ、素晴らしい…素晴らしいですよウォルターガンダム!
    あなたがたのガンダムなど敵ではない!』
オルバ『と言ってるけど、どうする兄さん?』
シャギア『ガンダムは私とオルバのものだけでいい…!』

〜会議室〜
ブラッド「……ゴミどもが、何がしたいのだ…」
ラ「さぁ…」
ブラッド「目障りだ、黙らせてやる…ワタシのグレート・ジオングを出せ!」
エイブラム「まだ生産登録されていないぞッ!」
ブラッド「そうか……ワールドもまだはじまったばかりだったな…」

シャギア『愛馬に蹴られて地獄に堕ちるといい』
ウォン『グハァ!! グレートウォンとなったこの私がぁ!!』

ジュナス「あ、決着が着いたみたいですね」
ブラッド「流石はウォン、安心の瞬殺率だな……」

〜中略〜
オルバ「DG細胞感染者、怖るるに足らずだね」
ウォン「今度はこうはいきませんよ…」
シャギア「フッ…今しばらくはこの番組を楽しむとしよう…」
ブラッド「……何を普通にここに帰ってきているのだ、いい加減に消えろ!」
オルバ「嫌だ、逃げたと思われたくない!」
ブラッド「バカな…
     …ウォン・ユンファ、キサマは撃墜されたはずではないのか…」
ウォン「そう、今の私はDG細胞の力でまたまた蘇ったグレー」
ブラッド「それは聞き飽きたッ!!」
ラ(なんかもう、全体的にウザいキャラばっか…)

プシュー(ドアの開く音)
ラ(また誰か来たし…)
ブラッド「…今度は何者だ!?」
???「フハハハ!! 全乗組員に告げる!
    そう…私は世界(ワールド)の覇者、ウルベ・イシカワである!」
ラ(またなんかウザいのが…)
ジュナス(あの変なルビは万国共通なのか…?)
ブラッド「ウルベだと!? バカな、何故キサマのようなゴミが我が艦に…」
ジュナス「あれ、ブラッドさん知らなかったんですか?
     昨日スカウトされてきたんですよあの人…」
ブラッド「そうか……そういえば、今回はヤツもスカウト可だったな……
     ……誰だあんなゴミをスカウトしたのは…」
ウルベ「フハハハ、待ちに待ったスカウト可!
    こんなこともあろうかと…鍛え続けたこの体ァ!! ふぅぅっ!!」
ビリッ!
ジュナス「うわ、筋肉で服を破いた!?」
エイブラム「なんという胸筋ッ!」
ラ(暑苦しい…)
ウルベ「そして私は手に入れた! この姿、形となった力そのものを!!
    さぁ見ろ! この力を!!」
ジュナス「うわ…肌が灰色になっていく…」
ラ(キモ…)
ウルベ「ははははは! これで分かったろう!
    デビルガンダムこそ進化の行き着く、究極の生命体なのだ!!
    貴様ら如きウジ虫が! …何匹集まったところで敵ではないとな!!」
ジュナス「ずいぶん一人で語りますねあの人も…」
ラ「…悪役枠の人達って、全体的に語りたがりが多いみたいね」
ウルベ「聞け! 愚かな虫ケラ共よ!
    偉大なるDG細胞は、我らに無限の力を与えてくれる!
    見よ! おかげで私は…Gジェネワールドのスカウト可キャラとなった!!」
エイブラム「よくわからぬが、非常に嬉しそうであるな」
ウルベ「ははははは! そうだ! これからはDG細胞の時代!!
    人間など、滅びてしまえぇぇ〜!!」
ブラッド「いかん、ヤツはもうウルベではない……DG細胞そのものだ…」
ウォン「これは困りますねぇ。
    DG細胞を、自我を支配されない程度に抑制しないとは感心しませんな…」
ウルベ「き、貴様はウォン・ユンファ!!」
ウォン「勘違いしてもらっても困りますな。
    あくまでデビルガンダムは私のもの…」
ウルベ「面白い、では直接対決でケリを着けるとするかッ!」
ウォン「フフフ、いいでしょう…私のデビルガンダムJrにかなうとでも?」
ウルベ「フハハハ、貴様など無敵の動力炉、グランドマスターガンダムの敵ではない!
    久しぶりにガンダムファイトを楽しむとするか!」
ブラッド「どうでもいいが表でやれ……」

〜中略〜
ジュナス「デビルJrとグラマスが外で暴れてますけど、いいんですか?」
ブラッド「…誰か適当なカップルでも呼びつけて、あのゴミどもを
     石破ラブラブ天驚拳とやらで消し飛ばしてもらえ……」
ラ「そんなムチャな…」
ブラッド「フン、冗談だ。あんなゴミどもは放っておけ…
     そんなことより番組が優先だ……」
ラ「しかしフロスト兄弟といいウルベさんといい、危険人物ばかりがスカウトされてきますね…」
ブラッド「全員さっさと返却したい所だな…
     まぁ…放置しておけばその内帰るだろう…
     全く……美学の無い悪党ほど見苦しいものも無いな……」
ジュナス「美学、ですか…」
ブラッド「そうだ、悪は悪でも美学が無ければ…ただの野望の奴隷に過ぎん……それではゴミだ」
エイブラム「悪にも美学というものがあるものか?」
ブラッド「そう…戦いに関して独自の「美学」を持った悪…
     …例えるならヤザンのような者だ。
     そういえばヤツはまだスカウトされとらんのか?」
ラ「まだのようですね」
ブラッド「ええい、何故だ…
     変態兄弟やウルベのようなゴミより先に、ヤザンをスカウトするべきだろう……
     常識的に考えて…」
ジュナス「ヤザンさんか…僕は、あの人は苦手ですね…」
ブラッド「苦手だと? フン…確かにキサマとは反りが合いそうもないな」
エイブラム「だが戦士としてはかなりの男だぞ?」
ジュナス「いえ、前に…ZEROの頃にヤザンさんがレンタルで来た時があって…
     その時にちょっと色々ありまして、それで苦手に…」
ラ「へぇ、何があったの?」
ジュナス「いえ、大したことじゃ…」
ブラッド「……まさか、「アレ」をされたか?」
ジュナス「…はい」
ラ(「アレ」って…何?)
ブラッド「気にするなジュナス……
     アレもあの男にとっては新兵とのスキンシップの一環のつもりらしい…」
ジュナス「ちょっと強烈過ぎますよ、アレは…」
エイブラム「フム…アレとは一体何なのだ?」
ブラッド「わからんか…仕方あるまい、ヒントをくれてやる…
     『アドル』『縮こまっている』『しっかりせんか』の三つだ…」
エイブラム「ム…あぁ、アレかッ!
      それは大変だったなジュナス…」
ジュナス「いまだにトラウマですよ…」
ラ「…ジュナス君、何の事だかさっぱりわからないんだけど?」
ジュナス「わからない方がいいですよ、本当…」


ツー、ツー…
ジュナス「あれ、何だろう通信が…
     …ブ、ブラッドさん大変です!」
ブラッド「…どうしたジュナス!?」
ジュナス「ウォン元首相とフロスト兄弟と、あの灰色マッチョの人のくだりに時間を使いすぎました!
     このレスの中で番組を終わらせないと、出撃時間に本当に間に合わないと…」
ブラッド「何だと!? バ…バカな!
     ええい、もっと早く言えそんなことは!」
ウルベ『無駄だよ…失った時間はもう、オ前ノ元ヘハ、カエラ、ナイ…』
ジュナス(通信通して何か言ってるし…)
ラ(ウザ…)
エイブラム「まさか、特別ゲストだというのに出番がこれだけしかないとはッ!」
ジュナス「と、とりあえず締めましょう」
ブラッド「…いやしかし…このままではオチが無いぞ…」
ラ「そんなこと言ってる場合じゃ…」
ブラッド「せっかくの記念番組だというのに特にオチが無いでは……悪役枠代表の名が泣くわ!
     何としてもオチを…」
ラ(何言ってんだこの人…)
ウォン「そろそろオチのようですねぇ…」
オルバ「どうやって締めるか、見ものだね兄さん」
シャギア「今しばらくはこのくだりを楽しむとしよう…」
ブラッド「ええい、まだいたのか……締めの邪魔だ! 消えろ!
     ……ウルベがいないだと!? まさかウォン、キサマが…」
ウォン「四天王ビット強すぎワロタというわけですよ、フフフフ…」
ジュナス「ブラッドさん、そんな事より何かオチの案を…」
ブラッド「オチの案か、そうだな……
     ………
     …無い!!」
ラ(じゃあハナから言うなよ…)
ジュナス「じゃ、じゃあどう終わるんですかこれ!?」
ブラッド「フン…そんな事このワタシが知るか!」
ジュナス「えぇ!?」
エイブラム「オチも無い艦内番組とはッ!」
オルバ「今ひどい見切り発車を見たよ兄さん」
シャギア「SSなど書いてないで、大人しくGジェネをプレイしていれば良いのにな、オルバよ」
ウォン「ではでは、ワールドでもグレート・ウォンをよろしく…
    次はゲーム中で会いましょう…では今回はこの辺で」
ブラッド「キ…キサマが締めるだと!? バカな!!」


(了…?)