家族の肖像(大嘘)


トリッシュ「もーすぐクリスマスか…なんだか懐かしいねぇ」
パメラ「懐かしい…?」
トリッシュ「アタシも子供の頃は家族と楽しくやってたモンだよ、こんくらいの時期は!」
パメラ「なるほど。クリスマスといえば、家族と過ごすというのが一般的ですからね」

トリッシュ「家族っていえばさ…
      ウチの部隊ってなんか、家族みたいだよね」
パメラ「家族?」
トリッシュ「そーそー、シャノン姐が肝っ玉母ちゃんで
      ギルバートのおっちゃんが父ちゃん!
      で、アタシが長女で…カルとアンタがアタシの可愛い弟と妹って感じ?」
パメラ「えっと…私には少ししっくり来ない部分が…」
トリッシュ「なんでさ?」
パメラ「だって…シャノンさんはお母さんというよりは」


………
シャノン「あはははッ! 見なカル!
     ちょいとはやいが…シャンパンってのを買ってきたよ!」
カル「はぁ…それで、今から飲むつもりですか?
   クリスマスまでとっておいた方が…」
シャノン「しゃらくさいねぇ、呑みたい時に呑むモンだよ!
     呑むならつまみもなきゃあね…」
カル「………」
シャノン「そうだ……カル、今すぐアタシの為につまみを作れ!
     お前の作ったヤツ以外は喰わないからな…!」
カル「えぇ!? そんな事急に言われても…」
シャノン「…あんだってぇ?」
カル「や、やります!はい!喜んでやらせていただきますよ…」

ニードル「テメェらなんだァ騒がしィぞッ!」
ニール「ったく、静かにさせろザコ!!」

カル「す、すみませんウチのシャノンさんが…」
シャノン「…謝る事なんかないってんだよ!
     貴様ら! 文句があんなら直接アタシに言うんだね…!!」
ニードル「や、やべェヤツが出てきたァ!?」
ニール「きょ、今日の所はこのくらいで勘弁しといてやる…」

カル「ダメですよシャノンさんったら!
   部隊の人達を怖がらせちゃ…」
シャノン「しゃらくさい連中だねぇ…ったく!
     …いいからつまみだ、つまみ持ってこい! 傷が疼くんだよッ!」


……
パメラ「酒乱の暴力父さんという感じで…」
トリッシュ「でカルがそれに付き添う幸の薄いお袋さん…
      ん〜…なんかしっくり来すぎて怖いね」