お姉さんと呼ばれたい


〜ある日の食堂〜
トリッシュ「あのシェルドってヤツさぁ、マリアってヤツの事
      姉さんって呼んでるってホントかい?」
パメラ「詳しくはわかりませんが…そのようですね」
トリッシュ「へぇ〜。
      …なぁカル」
カル「…言いませんよオレは」
トリッシュ「何さ、ケチ臭いんだから。
      いいから一回言ってみなって。「トリッシュ姉さん」って!」
カル「嫌ですよそんなの! 「トリッシュさん」でいいじゃないですか…」
トリッシュ「いーから、恥ずかしがらないで言ってみなって?」
カル「もー、そんなんじゃないですよ! からかわないでください!」
パメラ「でも確かに…トリッシュさんとカルさんは
    本当の姉弟みたいに仲がいいですよね!」
カル「そ、そんなことないと思うけど…」
トリッシュ「照れない照れない!
      …あ、シャノン姐!こっちこっち!」

シャノン「…………おう。」
カル(いつにも増して目が怖い…?)
トリッシュ「今ちょっと話してたんだけどさ」
シャノン「…聞いてた! 全てね…」
トリッシュ「そ、そうかい…」
カル「ところでシャノンさん、こないだの…」
シャノン「……………」
カル「…シャノンさん?」
シャノン「……………」
パメラ「(小声)何故無視をするのでしょう…」
カル「(小声)機嫌が悪いのかな…」
トリッシュ「(小声)そうだカル、ちょっと耳貸しな」
カル「え、なんでしょう…」


カル「あ、あの…シャノン姉さん」
シャノン「…どうしたカル!!?」
パメラ(やっぱり…)
トリッシュ(呼ばれてみたかったんだね…)

姉さんよりはやっぱり姐さんだと思うカル君なのでした