07:00 起床



ピピピッ ピピピッ
あぁ目覚ましが作動したってことはもう朝か。
今は宇宙にいるからこれで朝って判断するんだよな。
さてと作動しっぱなしはよくないから止めるか。

カチッとな

ジュナス「あぁ もう朝になったか。おはようシェルド」
ルームメイトのジュナスが起きてあいさつをしてきた。

おはようジュナス 今日も一日頑張ろうな。


07:15 マリア姉さんとあいさつ


さてと着替えが終わったから部屋を出るか。
ジュナス 先に部屋を出るぞ。
そう言っておいて部屋を出た。

ブゥイーン

部屋を出た僕を待っていたのは…
マリア「おはようシェルド」
キャリーベースのみんなから慕われている『マリア・オーエンス』僕は親しみをこめて『マリア姉さん』って呼んでいる。

おはようマリア姉さん(まさか待っていたなんて)
マリア「ほら あいさつは済んだから朝食食べに行くわよ」
うん

そう返事をして手をつないで食堂へといっしょに歩いて行った。


07:20 マークさんとラナロウさんへ朝のあいさつ


二人で手をつないで通路を歩いていると
マーク「おぉ シェルドとマリアか おはよう。今日も頑張ろうな」
マリア「おはようございますマークさん。そのとうりですね」
おはようございますマークさん

最初に出会ったのはMS部隊のリーダーのマークさん。僕にとっては頼れる兄貴的存在の人だ。

ラナロウ「よぉ なんだ二人で手をつないでいるのか。こんなんだからシェルド、おまえはあまちゃんなんだよ!!」
マリア「おはようございますラナロウさん だけどそんなことはないと思いますよ」
(一応言うか)おはようございますラナロウさん

次に出会ったのはラナロウさん。MSの操縦技術は僕より上手いのは認めるけどこのとうり口は悪い。
こうしてマリア姉さんといっしょにいるといつもからかってくる。

マークさんとラナロウさんにあいさつしたあと食堂に向かってまた二人で歩き出していく。

次に出会うのは誰だろう!?


07:25 三人娘とのあいさつ


向こうの曲がり角から話し声がしてきた。誰かがやって来たみたい。

クレア「今日の朝食何を食べる?ちなみにアタシはハンバーガー」
レイチェル「ん〜 まだ決まってない。エリスは?」
エリス「私はそうねぇ・・・あっ マリアさん・シェルドおはようございます」

こっちに気が付いてあいさつをしたのは僕と同じパイロットのエリスだった。
それに続けて

クレア「おっ 本当だ。マリアさん・シェルドおっは〜」
レイチェル「おはようございます。気付かなくてすみません」
マリア「三人共おはよう。別にそんなこと気にすることないわ」
マリア姉さんに続けて僕も「おはよう」とあいさつをした。

クレアはその明るい性格からキャリーベースのムードメーカー的存在。レイチェルはそんなクレアが調子にのったときの抑制係。
そんなエリス・クレア・レイチェルはいっしょにいる場合が多いので『三人娘』とまとめて呼ばれたりしている。

クレア「エリス・レイチェル 私達は先に食堂行こうよ」
エリス・レイチェル「そうね。二人の邪魔しちゃ悪いわね」
クレア「んじゃ二人でゆっくり歩いて行ってねぇ〜」

「ったく クレアの奴め、余計なお世話だよ」と内心思った。


07:30 食堂に到着


ようやく食堂にたどり着いた。
そうしたらこちらにやって来たのは
カチュア・シス「おはようマリアさん ついでにシェルドもおはよう」
ビリー「よぉ お二人さん 今から朝食か」
ラ「二人共おはようございます」
マリア「カチュアちゃん・シスちゃん・ビリーさん・ラさんおはようございます。もう朝食は済んだみたいですね」
ラ「えぇそうですよ。あぁ私はブリッジに行くので失礼しますよ」
ビリー「んじゃ またあとでな」
カチュア「バイバ〜イ」
シス「あとで」

カチュアとシスは小さな二人組でみんなの癒し役。ビリーさんはそんな二人のお父さん的存在。ラさんは艦のオペレーターのはずだけどたまにパイロットにもなる。

僕があいさつしたのちにそんな四人は食堂を後にした。

さてと今日は何を食べるとしようかな


07:35 注文


さてと食事を頼むとするかな。

ブラッド「よく来たな。さぁゴミ共よ何を食べるんだ?」

声をかけたのは料理長をつとめているブラッドさん。見た目と口調が悪いけど料理の腕は艦内一だ。おはようございますと僕があいさつした後に
マリア「おはようございますブラッドさん。そうですねぇ〜 ツナマヨサンドとタマゴサンドとBLTサンドと飲み物にアイスコーヒー(微糖)お願いします」
ブラッド「わかった、それを二人分だな。できたら呼ぶから席に着いてろゴミ共が」

ブラッドさんはマリア姉さんといっしょの注文だとわかっているのでわざわざ僕のをとらない。

こうして注文を終えたのでマリア姉さんと席に着いた。


07:45 食事の掟


エルフリーデ「ほら 二人の食事だ。ゆっくり味わって食べるがよい」

食事を持ってきてくれたのは意外な人物だった。
『MSの操縦技術が接近戦は得意だが射撃の苦手な両極端のエルフリーデさん』だった。

おはようございます、エルフリーデさん。
マリア「おはようございます。運んでもらうのはありがたいのですけれどなんでこうなったんですか?」
エルフリーデ「それなのだが・・・」

〜1分前〜
エルフリーデ「ごちそうさま。ここに置いておくぞ」
ブラッド「ちょっと待て シェルドとマリアの食事がもうすぐできるから貴様が持って行け!!」
エルフリーデ「『断る!!』と言ったら!?」
ブラッド「フッ 身の程知らずがっ!! 貴様の食事を一生作らないというのも料理長の私の権限で可能だぞ!?」
エルフリーデ「クッ それなら仕方ない。運ぶとしよう(このような脅しを仕掛けるとは)」
ブラッド「そうか。それは助かるな。出来上がりをここに置いておくからとっとと運べよ。私は忙しいからな(素直に言えばよいものを)」
〜回想終了〜
エルフリーデ「という訳なのだ」
マリア「食事に関しては艦長の管轄外で料理長のブラッドさんが全ての権限をもっていますからね」
そう このキャリーベースでは艦長よりも料理長のブラッドさんが食事に関しては一番偉い存在になっているのである。


07:46 本日の朝食解説


エルフリーデさんが去ってからようやく食事にありつけた。

いただきます。
マリア「いただきます」

タマゴサンド
これのパンにはケチャップが塗られていて、卵焼きを挟んでいる。
この卵焼きはサンドイッチ用ではなく単品・定食のおかずとしても食べられている。

ツナマヨサンド
ツナは市販品だがマヨネーズはブラッドさんが手作りするこだわりの品を使用している。

BLTサンド
カリカリに焼いたベーコン・シャキシャキレタス・爽やかな酸味のトマトスライスを挟んでいる。
野菜は農業用コロニーまでわざわざ出向いて一品ごとに見極めてから購入する徹底的な職人気質を感じる。

アイスコーヒー
ブラッドさんのオリジナルブレンドが施されている。誰にも使用銘柄・調合比率は教えてくれないためブラックボックスとなっている。
注文する場合は無糖・微糖の二種類があるけど、ガムシロ・ミルクの追加は自由なのでみんな自分好みの甘さにして飲んでいる。


07:47 世話好き姉さん


食事をしていたらマリア姉さんが席を立って隣にやって来て
マリア「口元にケチャップ・マヨネーズ等がついてるわよ」
そう言ってナプキンで僕の口元を拭きはじめた。

そしてその様子を三人娘が見ていた。ただしこちらには話し声は聴こえなかったからヒソヒソ話のようだ。
クレア「おぉ〜 相変わらず仲がいい二人だこと」
レイチェル「そうだね。でもシェルドだからじゃないわよ。マリアさんって世話好きだからあぁいうのは見ていられないんじゃない?」
エリス「そうかもね。だからマリアさんが慕われるのよね」

拭き終わると
マリア「ハイッ 綺麗になったわよ。食べるのに夢中でこういうのはなかなか自分では気付かないからね。私がいっしょのときはこうして拭いてあげるけどそうじゃない場合は自分で拭いてね わかった?」
そんなことを言った癒される笑顔の近くで「うん」と返事をした。

その返事を確認すると席に戻って食事を再開したマリア姉さんだった。


08:00 片付け


マリア「お腹いっぱいになったわね。さぁ食器を片付けに行きましょう」
そう僕に言った。その後二人で返却口に食器を返しに行った。

ごちそうさまでした。
マリア「ごちそうさま。ここに食器を置いていきますよ」
ブラッド「あぁ そうしてくれ。食器洗いはあとでやるからな」

そうして返却したあと
マリア「じゃあ ミーティングでまた会おうね。バイバイ、シェルド」
マリア姉さんから言われると一旦別れて自分の部屋へと僕は戻るのであった。


08:05 部屋に到着


部屋に戻ると早速今日のスケジュールを確認

この後はミーティング
そして午前中は模擬戦
午後は自由時間だから訓練しようかな?

今日はこんな感じだな。

確認を終えると部屋を出てブリーフィングルームへと向かった。


08:14 ミーティング直前


ブリーフィングルームに到着

ここでは作戦の詳細等を行う。
そこに朝食を食べ終えた人が続々と入り込んでいた。
そして僕が中に入ると

マリア「あっ シェルド こっちよ」
先に入っていたマリア姉さんがそう言って手招きしてくれたので隣に座った。

集合時間がせまっているからそろそろ艦長達がくるころだな。


08:15 ミーティング


ゼノン艦長と副長のニキさんがやって来た。いよいよミーティングが始まる。

ゼノン「え〜 今日は午前中に模擬戦をこの後09:00から開始、午後は各自の自由行動となっていたな。さて私から話すことは以上で終わりなので模擬戦についてはニキから説明してもらう。ニキ頼むぞ」
ニキ「わかりました」

ミーティングはいつもゼノン艦長がその日のスケジュール確認を言ってその後の細かい説明は副長のニキさんが担当している。

ニキ「本日の模擬戦ですが、デブリの多いアステロイドベルトで行います。そして機体は両チームともガデッサ・ガラッゾ・ガッデス・アヘッドとしております。つまり各機の連携が重要ですのでそこを頭に抑えて挑むように。あぁチーム編成はMSデッキにて行うので以上です。」
ゼノン「誰か質問は無いかな?」
艦長がそう言ったけど誰も手を挙げることは無かった。
ゼノン「誰も無いようなのでミーティングは以上だ。チーム編成は08:45に行うので全員遅れないように では解散!」

ミーティングが終わったので僕は使用する機体のチェックのためにMSデッキへと向かった。