エピローグ
それから、数年後のことになる。
ここキャリー・ベースには新しい訓練生たちが集まっていた。
「カチュア・リィスです!」
「シス・ミッドヴィル…」
「あ、あの、ショウ・ルスカです!」
「ユリウス・フォン・ギュンターです。僕たちを子どもだと思って甘く見ないで欲しいですね」
作戦会議室で、まさかの子どもの訓練生の登場に、他のクルーたちは目を丸くしていた。
しかし、
「今、彼は『僕たち』って言いましたね」
と、インカムを付けた男が言う。
「単なる自信家じゃない、ってことか」
と、艦長の階級章を付けた男が言う。
「面白そうじゃないですか。鍛え甲斐がありそうで」
と、油まみれのツナギを来た男が言う。
3人の男たちは、笑い合った。
未来は、明るい。
BE.HERE.NOW
THE END