第十九回【新作目前! カツの出撃!】
助手:バイス
料理:カツ丼
ブラッド「…そろそろ投稿数が100を超えつつある「ブラッド先生のお料理教室」!
19回目の放送だッ! …クククク、まだまだ終わらんぞッ!」
バイス「毎度お馴染み♪
連続で登場のバイス・シュート様だぜぇ♪」
ブラッド「……このゴミは今回の臨時アシスタント役だ。いつものゴミらは
オペレーターの仕事が入ったらしくてな…
…しかし、ものぐさのキサマが自分から出演を依頼してくるとは珍しいことだな。
今日は女もいないというのに…どういう風の吹き回しなのだ?」
バイス「お〜っと♪ 特に理由はないぜ♪
女の子の仕事を代わってやるくらいモテる男にはよくあることだぜ♪」
ブラッド「フン、単に都合良く使われているだけだろうが…」
バイス「相変わらず捻くれてるな〜♪
それよりさ♪ 巷じゃGジェネの新作の話題で持ちきりだよな♪」
ブラッド「…そのようだな。 何しろ新作に出演できるか否かというこの瀬戸際だ…
我が軍も最近は多少空気が張り詰めている。面倒なことだな…」
バイス「まぁデリケートな問題だからな♪
ちょっとぐらいピリピリするのはしょうがないだろ〜ぜ♪」
ブラッド「そんなものか… ワタシにはそこまで大騒ぎするような事とは思えんがな。」
バイス「ヒュー♪ 流石最新作に出てたヤツは余裕が違うね〜♪
…オレ達みたいなリストラ組は今度の復活に賭けてるんだぜ?♪」
ブラッド「フン、ゴミ程の勝ち目もない無意味な賭けだ…」
バイス「そういうなよな〜♪
アンタだって復活組なんだから気持ちはわかるだろ?♪」
ブラッド「キサマらと一緒にするな…」
バイス「ま、いいけどさ♪
とにかく♪ Gジェネスタッフにちょっとずつでもアピールして印象付ければ♪
そのうち復活の芽も出てくるんじゃね〜かと思ってるこのオレ様なのさ♪」
ブラッド「……そうか、キサマの魂胆が見えてきたぞッ!
キサマそのアピールとやらのためにこの番組を利用しようとしているな…」
バイス「ご名答♪
まあこれも賭けに勝つための投資みて〜なもんかな♪」
ブラッド「全くどこまでも考えの甘いゴミめ…
いいか、まずこの番組の影響力などゴミのようなものだ…
ここでアピールなぞしても何の意味も無いぞッ!」
バイス「それでも何もしね〜よかマシだろ♪
なぁバンダイさん!♪ 今度の新作ではオレ様を出してくんね〜かな!♪
このと〜りだぜ♪」
ブラッド「キ、キサマな…
こんな番組をスタッフが見ているわけが無かろう!
仮に見ていたとしても今更遅すぎる! 開発は終わっているのだぞ…
…そもそもキサマが再登場などしても誰も得しないだろう!
世の中には需要と供給というものがあってだな…」
バイス「うっせ〜な♪
オレ様は例え数万分の一の確立でも賭けてみて〜気分なんだよ♪」
ブラッド「フン……
…数万分の一の賭けか、面白い! ワタシも乗ってみるか!
おいスタッフのゴミども! よく聞け!」
バイス「お♪ のってきたね〜♪」
ブラッド「ククク…ワタシはこのゴミのようにケチな要求はせん!
聞けッ! ワタシはシステムそのものの改善を要求する!
ハロポイントを廃止し、戦艦も戦艦を何隻でも出せるようにするのだッ!
それに捕獲機体を解体した際の金ももっと増やし…」
バイス「システムなんてこの際いいだろ〜♪
出れなきゃ関係ないんだぜ?♪」
ブラッド「フン! 出演できたとしても肝心のゲーム部分がゴミでは意味が薄かろう?
…まだあるぞ! NTや美男美女ばかりを性能面で優遇するのもたいがいにしろ…」
バイス「それはしょうがないだろ〜♪
それこそさっきの需要と供給の話だぜ♪」
ブラッド「そうは言うがな…
魂での変異の時期を逃したドクなどゴミだろう…
…いいかスタッフども! 善処するのだぞ!」
ブラッド「…しかし空しいな。
これでは海に向かってバカヤローと叫ぶゴミと同じではないか…」
バイス「まあたまにはいいだろ〜ぜ♪」
ブラッド「…それにしてもマークだけは出演がほぼ確定とはな。」
バイス「ヒュ〜♪ 流石は初代からの人気キャラだな〜♪」
ブラッド「あのゴミめ、嫌がらせを強化してやろうか…
…しかし、止め役がいないととめどなく話し込んでしまうな。
そろそろ料理を始めるか…」
バイス「なんだ、もう料理か♪
それじゃオレ様はそろそろ退散すっかな〜♪」
ブラッド「…本当にアピールするためだけに来たのか、このゴミめ…」
バイス「冗談だよ冗談♪
で、助手役は誰だ?♪ 可愛い娘だといいな〜♪」
ブラッド「…今回はキサマが助手役も兼任だ。残念だったな…」
バイス「マ、マジかよ♪ ホントに残念だなそりゃ♪」
ブラッド「フン、恐らくこれを見ている者の方がより残念に思っているだろう…
そう何回も連続でキサマなぞ出てきても嬉しくも何ともない…」
バイス「うっせ〜な♪
オレだって女の子キャラに出てきてほしかったっつ〜の♪」
ブラッド「一応「萌えないか?」スレからの派生SSだというのに
ここまで女が出ないのもどうなのだろうな…
…まあいいか、そろそろ始めるぞ!
今回は…そうだな。先ほどの話に因んでカツ丼でも作るか!
出演枠争いに「勝つ」と揚げ物の「カツ」をかけてな…」
バイス「おいおい♪ それぐらい説明しなくてもわかるぜ♪」
ブラッド「ク、念のためだ!」
バイス「Zのカツとはかけてないのか?♪」
ブラッド「あんなゴミの話なぞするな縁起でもない…
では調理開始だ! 今度は寝るなよ…」
『カツ丼』材料紹介
・豚ロース肉
・玉ねぎ
・小麦粉
・卵
・パン粉
・日本酒
・胡椒
・砂糖
・醤油
ブラッド「まずは下ごしらえだ! といっても玉ねぎを千切りにして卵をといておくぐらいだがな…
これはあらかじめ切っておいたぞ!」
バイス「お、準備いいね〜♪」
ブラッド「ククク…この間参考に普通の料理番組を見ていたら「あらかじめやっておいた」
というのが非常に多かったからな…
…次は肉だ! この哀れで醜い豚肉に日本酒をかけ、五分程度したらキッチンペーパーでよく拭く…」
バイス「なんだよ〜♪ 酒があるなら飲んじまおうぜ♪」
ブラッド「飲むばかりが酒ではないのだぞゴミめ…
…まあいい、これもやっておいた。それに胡椒を振り、少し置いておくのだ。
それも事前にやっておいたぞ…」
バイス「事前にやりすぎだろ〜♪ オレ様の腕前の見せ所がないぜ〜♪」
ブラッド「ククク、安心しろ…見せ場はとっておいてある!
さぁ、次はいよいよ揚げだッ!
下ごしらえした肉を小麦粉、とき卵、パン粉にまぶし、170〜180℃の油で中火で揚げるのだ…
仕上げは強火でな…ではやってみろ!」
バイス「おっしゃ♪ じゃ、一発かますぜ♪
カチッとなァ〜♪」
ボッ!
ブラッド「中火だぞ、くれぐれも気をつけるんだな…」
バイス「心配すんなって♪ そんじゃ色々絡めて…それ投入!♪」
バチバチ!
バイス「うわ♪ 油が飛びまくりだぜ♪」
ブラッド「グオッ! ゴミめ! 少しは慎重に入れんか!
ただでさえ油を使った料理は危険と隣りあわせだというのに…」
バイス「チッ♪料理もそうそう甘くはねえなァ♪」
ブラッド「こんな序盤に悟ったようなことを言うな…」
ブラッド「……次は玉ねぎをあめ色になるまで炒めるぞ。
これも素人には難しいようだからな、ワタシがやろう…」
バイス「お♪ これはあらかじめやってね〜んだな♪」
ブラッド「ククク、ここはスピード勝負だからなッ!
…あめ色になったら日本酒、醤油、砂糖を加える!
水気が足りないと感じたら水を足してもいい…」
バイス「また酒か♪ 万能だね〜♪」
ブラッド「まあな! そもそも料理における酒というものは…
…話し込んでいる余裕はないな。ある程度まで煮詰まればとき卵を半分程入れ
そこにカツを投入するッ!」
ジュウウウウ…
バイス「カ、カツゥゥゥゥ!!♪」
ブラッド「…言うだろうなとは思っていたぞ。
…そこにもう半分のとき卵を入れ、ある程度したら火を止めろ!
早めに火を消して半熟気味にしても美味いぞ…
……これを炊いた米の上に乗せれば完成だ!」
バイス「ヒュ〜♪ もう完成かい♪ オレ様は揚げただけか〜♪」
ブラッド「その唯一の作業もミスを犯していたがな…」
〜食事タイム〜
バイス「ごちそ〜さん♪ いや〜いつ食ってもタダ飯は上手いな〜♪」
ブラッド「一言多いぞゴミが…」
バイス「いや〜、でも♪ これでオレ様も枠争いに勝てそうな気がしてきたぜ〜♪」
ブラッド「どう考えても気のせいだ…」
バイス「そ〜言ってられるのも今のうちだぜ〜♪
見てろよ♪ ぜって〜新作に出て見せるからな♪
発売されてから吠え面かくなよ〜♪」
ブラッド「…ある意味幸せなヤツだなキサマは。
その楽天性が他の者にもあれば、少しは世の中も明るくなるかもしれんな…
……いや、悪のワタシにとってはあまり明るくなられても困るのだが。」
バイス「ま、世の中プラス思考が一番ってことだな♪
そんじゃ♪ メシも食ったしそろそろ締めますかい♪」
ブラッド「…そうだな。キサマが代理だったな、締めておけ…」
バイス「はいはい♪ じゃあまたな〜♪」
ブラッド「随分締りのない締めだな…」