第二十二回【熱戦!烈戦!超激戦! 三つ巴料理対決!】
登場:古参リストラキャラ多数
料理:???
〜番組収録日、調理室前〜
ブラッド「……後からじわじわと辛いものだな、今度のリストラは…
新たな話題に付いていけんことがここまで辛いものだったとは、長らく忘れていた…」
プシュー(ドアの開く音)
リコル「あ、ブラッドさんおはようございますぅ!」
コルト「………」
ブラッド「……何だ、もう揃っておったか。
どうだったのだ、例の飲み会とやらは……」
リコル「ん〜…あんまり楽しくなかったですねぇ。
なんかふいんき悪かったですぅ。」
コルト「雰囲気な…
……まあ、あの飲み会は毎回あんな感じだよ。
新作出た時期に、新作に出れなかった連中だけでやるパーティだぞ? そんなに雰囲気いいわけねえだろ…」
リコル「それはそーなんですけど…もうちょっと楽しいかなって思っちゃいまして。」
ブラッド「フン、やはりワタシは行かなくて正解だったようだな……」
リコル「それはそれとして、ブラッドさんにお手紙が届いてましたよ!」
ブラッド「手紙だと? こんな時代に結滞な……」
リコル「もしかして、ラブレターじゃないですかぁ!?」
ブラッド「フン、生憎人から愛されるような人間ではない…」
コルト「…全くだよな。」
リコル「そうですかねぇ、案外ブランドさんとかからのラブレターかもしれませんよ!」
ブラッド「冗談でもそう気色の悪いことを言うなゴミめ…
…まあいい、とにかくよこしてみろ!」
コルト「…そらよ。」
ブラッド「…何だこれは。果たし状、と書いてあるようだな…
誰だ、こんな下らんことをするゴミは…」
コルト「…開けて中身見りゃいいだろ。」
ブラッド「中身か………何だ、ただ場所を指定しているだけではないか…
この場所までわざわざ出向けというのか、ゴミめ…」
リコル「とりあえず行ってみればいいんじゃないですか?」
ブラッド「…フン、気乗りはせんがどうやら行かねば話が動かんようだな…
仕方あるまい、行って来るとするか…
キサマらはここで留守を守っていろ……」
ブラッド「指定された場所は……トレーニング室か。
こんな部屋があったとはな……ともかく入ってみるとするか!」
プシュー(ドアのry)
ブラッド「入るぞ……
グオ、な、なんだこの部屋は! 体が重い……」
アキラ「ハァ、ハァ…
やった! ついに4倍の重力をモノにしたぞ!
これならきっと4倍くらいのスーパーモードにだって耐えられるぞ!」
ブラッド「キ、キサマだったか、ゴミめ……
明らかにトレーニング方法を間違っているだろう…
…漫画の読みすぎだ! そもそも4倍のスーパーモードなぞ無いわ…」
アキラ「おお、ブラッドさんじゃあないか!! よく来てくれた!!」
ブラッド「…ク、ともかくさっさと重力を戻せ!
ワタシを潰す気か……」
アキラ「ああ、すまない! すっかり忘れていたよ!!
重力操作のスイッチはここだったかな!?」
ゴゴゴゴゴ…
ブラッド「ぬおおお!! キサマ何をしたッ!?」
アキラ「ああ、間違えて重力を倍にしちゃったみたいだ! ごめんな!!
はっはっは、しょうがないなオレも!」
ブラッド「クッ……
ゴ…ミ…め……も…と…に……も…ど…」
アキラ「よし、今度は間違えないようにしないとな!
スイッチは…これだァ!!」
シュウウウウ…
ブラッド「ク……何なのだ今のはッ!?」
アキラ「これかい!? 最新型の重力操作装置さ! ライルさんに頼んで作ってもらったんだ!!
これで遠くに行かなくても効果的な特訓ができるってわけだ!!」
ブラッド「あのゴミめ……下らぬものばかり作りおって!
そもそも意味があるのか、こんなことをしたとて……」
アキラ「大アリさ! ここでの特訓で、もう格闘値は80くらいまで上がったんじゃないかな!?
はっはっはっは!!」
ブラッド「旧作準拠の能力値のキサマに、それは有り得ん……
……ともかく、そろそろこのような場所にわざわざ呼び出した理由を聞かせてもらいたいものだな?
特訓とやらに付き合わせようというなら、お断りするが……」
アキラ「ああ、そうだ!! 前に男と男の約束したじゃないか!!
いつオレを料理教室に出してくれるのかを聞いておきたかったんだ!!」
ブラッド「…なるほど、約束の「果たし」状だったというわけか…紛らわしいことを。
……約束か。そういったこともしたかもしれんな。忘れておったが…」
アキラ「忘れちゃ困るなぁ!!
オレはその日のために料理の特訓もしてるんだからさ!!」
ブラッド「料理の特訓だと……面白い!
そうまでしているのだったら、今日の収録に使ってやらんこともないぞ…ククク」
アキラ「本当か!! それは嬉しいなぁ!!」
〜調理室〜
ブラッド「……というわけで、連れて来たのだが…」
アキラ「みんなおはよう!! 元気だったかい!!?」
リコル「アキラさんお久しぶりですぅ!!
私たちはまぁまぁ元気ですよ! リストラはされましたけど…」
アキラ「そうか、それは大変だったなぁ!!
大丈夫!! 諦めなかったら、必ず再出演への道は開けるさ!!」
コルト「お前が言っても説得力ねえよ…」
アキラ「おお、コルトさんじゃないか!! 久しぶりだなぁ!!
元気だったかい!!?」
コルト「…なぁブラッド、ここにはこういうヤツしか来ねえのかよ?」
ブラッド「……まぁ、基本はそうかもしれんな…」
アキラ「元気がないなぁ!! ダメだぜそんなことじゃ!!
もっと熱い血燃やしていこうぜ!!」
コルト「相変わらずうざってぇな…おいブラッド!
コイツ連れてきたのはいいけどよ、助手役は別に呼んでるらしいじゃねーか。
どうすんだよ? 何人もいらねえだろ助手なんてよ!」
ブラッド「クククク…安心しろ、ワタシに考えがある…
元々、今回は多数の人間を呼んでいる……ククク、今回は少し賑やかな放送になるだろう…」
リコル「賑やかに? どういうことですかぁ?」
ブラッド「ククク…前に料理対決というものをやったのだが…
今回は元々、その料理対決を大規模にした企画を予定していたのだ!
多数の人間を数組に分け、料理の腕を競い合う企画だ…」
リコル「へ〜、面白そうな企画ですね!」
コルト「…そうか?」
アキラ「対決かぁ! うぉぉぉし、燃えてきたぜ!!」
ブラッド「…ともかく、一人や二人増えたところで作戦には何の支障もないということだ!
理解したかゴミども…」
コルト「料理対決か…忙しそうで嫌だな、カメラマンとしてはよ…
…ま、なんでもいいけどよ。本当に何人も呼んでんのかよ?
誰も来る気配がねえけどよ。」
ブラッド「フン、そろそろ集う頃だろう……
…全員集まるまでは待機だッ! その間にせいぜい心の準備でもしておくことだな…」
アキラ「よし! その間に気を集中させておこう!!」
コルト「何だよ気ってのは…」
プシュー(ドアの開く音)
ニードル「よおブラッドォ!」
ブラッド「フン、来たか…」
バイス「オレ様もまたまた登場だぜ〜♪
リコルちゃんに会えない日は寂しくってさ♪ 元気だったか〜い♪」
リコル「あれ、ニードルさんも参加なさるんですか?」
バイス「スルーですね♪ わかります♪」
ニードル「いやァ、オレは助手役だって聞いてきたぜェ! 違うのかァ!?」
ブラッド「…そうだ。対決といえど各々に助手はつけることとしておる。
今までそうやってきたからな……」
コルト「何だそりゃ、ゴチャゴチャして面倒くせえな…」
アキラ「そう言うなって!! みんなでやるから楽しいのさ!!」
ニードル「おォ、コルトにアキラじゃねえかァ!!」
コルト「よう…そういやお前、新作でまたリストラされたんだってな?」
ニードル「何だよ、いきなりそれかよォ!
…言っとくがリストラされたんじゃねえぞ!!
今回はなァ、ゲーム自体がつまんなそーだからオレから辞退してやったんだよォ!!」
アキラ「強がることはないさ!! 悲しい時は泣いてもいいんだ!!
さあ、今日からキミもオレ達の仲間だ!!」
バイス「そ〜そ〜♪ いい加減認めろって♪」
ニードル「うるせえなァ! リストラ仲間なんて嬉しくもなんともねえよォ!!」
ブラッド「……ゴミに構うなニードル。
所詮、F以降全く出ておらんようなリストラありきの連中だ。我々とは格が違う…」
ニードル「そうだよなァ!! ヒャヒャヒャ、残念だったなテメエら!
オレらはウォーズには出れなかったけどよォ、その前のスピリッツには出れてるんだよ!!
テメェらとは復活できる確立が違ェんだァ! そうだよなリコルちゃん!?」
リコル「あ〜、そういう話題の時はふらないでもらえます?
好感度が下がっちゃうんで…」
コルト「黙って聞いてりゃお前ら…今のは聞き捨てならねえよなアキラ!」
アキラ「怒るほどのことじゃないさ! 二人とも今はちょっと精神的に不安定なんだろうな!
このくらいのことは、寛大な心で許してあげようじゃないか!!」
バイス「お〜♪ 大人だね〜♪」
アキラ「明鏡止水の境地を目指す者として、このくらいは当然さ!!」
コルト「意味わかんねーよ…」
プシュー(ドアのry)
グレッグ「へっへっへ…久しぶりだなブラッド!!」
ブラッド「ククク…キサマも来たか!」
コルト「グレッグか…」
バイス「また男かよ〜♪ 女の子呼べよなァ〜♪」
リコル「グレッグさん…でしたっけ。お久しぶりですぅ! F以来ですね!」
アキラ「グレッグさんじゃないか!
これが終わったらまた一緒に特訓しよう!!」
ニードル「また特訓かよォ。ホント好きだなァ!」
グレッグ「……へっ、ケツの青い若造ばかりよくもまあ集めたもんだなブラッド!」
ブラッド「この後ニールとライルも来ることになっておる…
キサマは今回は助手役だ…
…ククク、錬度の低いゴミへの教育はキサマに任せるということだ…」
グレッグ「なるほどな… お前ら! 調理場の現実ってモンを教えてやるよ! 」
バイス「うわ〜♪ アンタが助手役だったらやだな〜♪」
コルト「ったく、カメラマン役で良かったぜ…」
グレッグ「残念だなァ! へっへっへ…」
プシュー(ドry)
リコル「あ、さっそくお二人さんが来ましたぁ!」
ライル「皆さんお揃いでしたか!」
ニール「このオレがわざわざ来てやったんだ!
ありがたく思えよ!」
グレッグ「威勢がいいな青二才がよ!!
ちったぁ弱気は直ったか?」
ニール「お、オマエはグレッグ… ブラッド、何でこいつまで呼ぶんだよ!」
ブラッド「クククク…何か不都合でもあるのかね?」
グレッグ「こいつは伍長Dのヒヨッコの頃からよく世話してやったもんだぜ…
へっへっへ、久しぶりにしごいてやるか!?」
アキラ「おお、美しい師弟関係か!! いいなぁ!!」
ニール「違ぇよ!! クソ、オレはあの頃とは違うんだ! いつまでもガキ扱いしやがって…」
ブラッド「フン、しかし伍長Dなどとは久しぶりに聞いたな…
……ともかくこれで全員だな。」
バイス「マジかよ♪ むさくるしいな〜♪
リコルちゃんだけが唯一の華だな♪」
リコル「そーですねー」
バイス「棒読みですね♪ わかります♪」
ブラッド「フン、全員揃ったところで準備を始めるとするか…」
ニードル「お、よく見たらここ随分広くなってんじゃねぇかァ!!」
ブラッド「クククク…思い切って調理室を大改造したのだッ!
時間だけは腐るほどあったからな……
これで同時に数組が調理をすることぐらいはわけない…ククク」
ライル「改築はボクも手伝ったんですよ! なかなか立派でしょう!!」
アキラ「そうなのか!! へぇ、すごいじゃないか!!」
バイス「立派立派♪ じゃ、準備ってのはアンタにまかせたぜブラッド〜♪」
ニードル「ヒャヒャヒャヒャ! 頑張れよブラッドォ!」
ブラッド「手伝う気なしか、ゴミどもめ…
…だが、よしとしよう。公平を規す為、直前まで料理内容は明かさないことにしているからな…
準備で料理内容を知られてしまっては意味が無い…
せいぜい、準備中に内容の予想でもしていることだな……」
バイス「はいはい、予想しとくぜ〜♪
ところでアンタら、ウォーズって新作の出演者リストは見たか?♪」
グレッグ「いや、まだだが。」
アキラ「そういえばオレもまだ見てなかったな!!」
ニードル「何だテメエら、まだ見てなかったのかよォ!
もうウォーズ出てから何日経ってると思ってんだァ!?」
ライル「いやはや、お恥ずかしい…」
コルト「ケッ、いいだろ別によ…」
バイス「ま、そんなこったろ〜と思ってさ♪ ネットで上がってた画像をプリントアウトしてきたぜ〜♪」
ニール「何だと、見せろ!」
バイス「そ〜焦んなって♪ ほらよ♪」
アキラ「これがリストかい!? なるほど、これがウォーズに出てる人たちか!!」
グレッグ「…なんだこりゃ、女子供ばかりじゃねえか!
まともそうなのが艦長とエルンストくらいしかいねぇ…
こんななまっちょろい若造ばかりの部隊で戦争ができんのか?」
コルト「…なんたってニュータイプ様が多いみてーだからよ。
大丈夫なんだろ、どうせよ…」
ニードル「テメエらは知らねェだろーが、最近は原作のキャラも普通に自軍で使えるからなァ。
戦力的には問題ないと思うぜェ?」
アキラ「そうだったのか!! そうかぁ、じゃあオレも新作に出れたら
シャッフル同盟と一緒の部隊で戦えるのか!! 楽しみだなぁ!!」
ライル「出れたらの話だけどね…」
ニール「…あ!! マークのヤツ、オレの髪型を真似してやがる!!
クソッ!! アイツめ、そんなにこのオレを怒らせたいのか!?」
コルト「そりゃ気のせいだろ…
しかし結構知らねえヤツも増えてんだな…」
ニードル「あァ? んなわけねーだろ。ウォーズに出てるヤツはみんなFまでに
出てたキャラだぞォ? テメエが知らねーわけねェだろォ!」
コルト「それにしちゃ、この髪とジャケットが赤いヤツなんか見たこともねえがよ。」
ニードル「ソイツはビリーだよ!! ビリー・ブレイズだァ!!
魅力値が不自然だったアイツだよ…」
コルト「ビリー!? コイツがか…
変わったもんだな、あの偽アムロがよ…」
ニール「…このルークってのは誰だよ! ルロイに似てるけど…」
ニードル「…あァ、ソイツはルロイだよ。
色々あって改名したんだけどなァ…」
コルト「何があったんだよ…」
バイス「なんだアンタら、けっこ〜ここのことに疎いんだな〜♪
もっとちょくちょく部隊に出入りしなきゃダメだぜ♪ 新作に出れなくったってさ〜♪」
アキラ「そうだなぁ、最近は修行と特訓に忙しくてあんまり顔が出せなかったからな!!
気をつけないとな!!」
コルト「オレも暇があれば射撃の練習ばっかしてるな…」
ニール「オマエ、そんだけ練習しててその射撃値かよ!」
コルト「うるせえよ!
…とにかく、バイスほど暇じゃねえんだよ! オレ達はよ…」
バイス「ま、そんなど〜でもいいことよりさ♪ 女の子達の新衣装を見ろよ〜♪
どうだ♪ かなりそそるだろ〜♪」
ライル「こ、これは確かにそそるものがありますねェ…
全身絵だけに皆さん足がいいですね、足が…」
バイス「お、流石にわかってるね〜♪」
ニール「オマエら気持ち悪いぞ…」
グレッグ「…ヘッ、これが軍人の着る服か!?
まったくたるんでやがるぜ…」
バイス「学校のセンコーみて〜なこと言うなよな〜♪」
ブラッド「……キサマら、予想をしておけと言ったはずだが…」
バイス「お、準備終了かい♪ 早い早いよ〜♪」
ブラッド「いや、まだ終わったわけではないのだがな…」
ニール「じゃあ引っ込んでろ!! オレ達は忙しいんだ!」
ブラッド「ク…ゴミどもめ……さてはやる気が全くないな…
…リコル! キサマはそこで何をしている…」
リコル「……え? あ! すいませ〜ん。
ちょっとケータイ小説をですね。面白いですよ〜」
ブラッド「フン、スキあらば携帯を見おって…」
〜中略〜
ブラッド「クククク…準備も完了し、各員の配置も済んだ!!
そろそろ作戦を開始するとしよう…」
コルト「作戦だの配置だの、一々大げさだよな…」
リコル「それでは、調理開始の前にチームわけを紹介しましょー!
今回はお集まりいただいた六人の精鋭さんたちをメインの人と助手に分けて
A、B、Cの合計三チームをくじ引きで編成しましたぁ!!
まずはAチームのご紹介ですぅ!
Aチームはメインの料理人さんがバイス・シュートさんで、助手さんはグレッグ・マインさんですぅ!!」
バイス「ヒュー♪ まさかあんたと同じチームになるなんてな〜♪」
グレッグ「へっへっへ…不満か?」
バイス「ま、いいんだけどな♪
…さ〜てと♪ オレ達特攻野郎Aチームの腕前、見ててくれよな〜♪」
リコル「続いてBチーム!
ここは料理人さんがアキラ・ホンゴウさんで、助手役がニードルさんですぅ!」
アキラ「うぉぉぉぉし!! やってやろうじゃないか!!
さあニードルさん!! 今こそ見せてやろうぜ! キミとオレの友情パワーってヤツを!!」
ニードル「ヒャヒャヒャヒャ、熱いなァ!!
熱くなりすぎて失敗すんなよォ!」
アキラ「わかってるぜ! オレの魂を込めた料理、見せてやる!!」
リコル「それではラスト、Cチームの紹介ですぅ!!
このチームは料理人がニール・ザムさん! そして助手役がライル・コーンズさんです!」
ニール「…クソッ、助手がグレッグじゃないのは良かったが
オマエも微妙だな…」
ライル「まあそう言わないでニールくん!
これも何かの縁だよ、仲良く料理しようよ!」
ニール「何でオレにはタメ口なんだよ!
…とにかくオレは勝てればいいんだ、せいぜい頑張れよ…」
リコル「ちなみに、今回はアキラさんが急遽参戦となった関係で
本来ブラッドさんの入るポジションにアキラさんを入れたので、ブラッドさんの参戦は無しですぅ!
代わりと言ってはなんですが、ブラッドさんは今回は解説役をやってもらうことになりましたぁ!!」
アキラ「そ、そうなのかい!? ごめんな、オレのために…」
ブラッド「フン! たまには解説役というのも悪くは無い…
知識のあるワタシにしかできん役割だしな!」
リコル「ブラッドさんもそー言ってますので、気にせず進めましょー!!
この料理対決の司会役は私、リコル・チュアートがつとめさせていただきますぅ!
ちなみに、撮影はロングショットさんですぅ!!」
コルト「オレだけ「ちなみに」扱いかよ…」
ブラッド「……これで紹介は終了か?」
リコル「あ、はい! これで全部ですぅ!」
ブラッド「そうか、ククク…ではそろそろ料理品目を明かすとするか…」
バイス「お、待ってました〜♪」
ブラッド「クククク…今回の料理品目は「ラーメン」!!
スープの味、麺の質、具材などは一切問わん!
当調理室にあるものの中からそれぞれ選び、好きなように料理するがいい…」
ライル「ラーメンですか、あんまり本格的なものは料理した経験は無いですねェ…」
ブラッド「クククク…そうであろう…
基本的に全員経験の少ないものでなければ、対決が公平ではなくなるからな…」
ニール「何で悪党のオマエが公平さを気にしてんだよ!」
ブラッド「黙れゴミが! 自分が参戦する時以外は別だ…
本題に戻るぞ……
…制限時間は無し! 具材、調理器具の持込も認めよう……
ククク、制限などは何も無いということだ! 各自好きなように調理するがいい!」
グレッグ「へっへっへ…わかってるじゃねえか!」
アキラ「ますます燃えてきたぜ! 高ぶる熱き想いを抑えられそうにねえ!
さぁ、はやく始めようじゃないか!!」
ブラッド「フン、言われるまでもない……
それでは調理開始だッ! リコル、開催の合図をしろ……」
リコル「了解ですぅ! それでは皆さん、準備はいいですかぁ!?」
バイス「おっけ〜だぜェ〜♪」
リコル「では参ります! お料理ふぁいとぉぉ…れでぃぃぃ…」
アキラ「ゴォォォォォ!!」
カーン!
ブラッド「クククク……いよいよ開催のゴングが鳴らされたか!」
リコル「まぁ、ゴングなんてないのでお鍋とお玉で代用したんですけどね!」
コルト「貧乏くせえな…」
ブラッド「ともかく、あのゴミどもがどこまで料理ができるか……
ククク、こうして上の立場から眺めるのもいい気分だな…」
リコル「でもブラッドさん、これでそろそろ9レス目ですよ?
そろそろ放送終了の時間じゃないですかぁ?」
ブラッド「クッ……またか。前にも同じようなことがあったな…」
コルト「何だよそりゃ、こんな所じゃ終われねえだろ!
どうすんだよ…」
ブラッド「フン、キサマは知らんだろうがこの番組ではよくあることだ……
また前後編にすればいいだけの話だ…」
リコル「そうですよね〜! ではそういうことで。」
コルト「何だよ前後編ってのは…たかが料理番組でそんなことしていいのかよ?」
ブラッド「細かい事は気にするな…
……しかし今「たかが」と言ったか? それは聞き逃せんな…
どうやら痛い目に遭いたいらしい……」
コルト「や、やめろよな!
言ったそばから自分が細かいこと気にしてんじゃねえかよ!」
リコル「ブラッドさん、ケンカはやめてくださいね〜。」
ブラッド「フン、冗談だ……」
コルト「ケッ、笑えねえ冗談言うなよな…」
ブラッド「ククク…… ともかく前後編と決まった。そろそろ締めるとするか…
キサマら、次回予告をしておけ……」
コルト「ま、また無茶ブリかよ! いい加減にしろよな…」
リコル「ここは私にお任せくださぁい!」
ブラッド「ほう、やってみるがいい…」
リコル「…それでは次回! ついにひぶたが落とされたお料理対決!
勝つのはどのチームでしょうか!! どんなお料理が飛び出すのでしょうか!?
正直そんなに興味無いと思いますが、とりあえず見ましょう!!
キミは刻の涙をみることができるでしょうか!? 次回もお楽しみに!」
ブラッド「………」
コルト「………」