第二十八回【過去との遭遇!? ブラッド先生だらけ!!】
助手:ブラッド
料理:オードブル盛り合わせ
ブラッド「ククク… そろそろどの辺りに需要があるのか、ワタシ自身にもよくわからん「ブラッド先生のお料理教室」!
第二十八回目の放送だ…」
ドク「ヒャアーハッハァー!! アシスタントとカメラマンと照明とぉぉぉ!!
その他いろいろのドク・ダーム様だぁぁぁ!!」
ブラッド「……色々と、説明が必要だろうな…
このドクは臨時のスタッフだ。元のスタッフの連中は……
…辞表を出してきた。つまり……アシスタント役のパメラ、カメラマン役のコルト共々
我が番組から消えてなくなってしまったわけだ……」
ドク「なぁぁんでだろぉぉなぁぁ!?」
ブラッド「コルトはハナから乗り気では無かったし予想できなかったわけではないが……
…料理の腕的に考えて…パメラに逃げられたのは……番組としては痛手だな…
ワタシなりにいい扱いをしてきたつもりなのだが……」
ドク「なにがいけなかったのかなぁぁぁ!?」
ブラッド「害虫駆除か…? 害虫駆除がいけなかったのかパメラよ… それとも深海魚か…?
それともまたラのヤツが何か余計な事を……」
ドク「まぁぁ気にすんなってぇぇぇ!!
そのうちなんかいいことあるかもしんないかもだろぉぉぉ!?」
ブラッド「…フン、まぁいいだろう! 人望が無いのは今に始まったことでは無いからな……
ともかく、スタッフが消えたとはいえ……今更レンタル兵のゴミどもを再雇用してやるのも癪なのでな。
臨時スタッフとしてドクを配置することになった!
無論、害虫騒動の処罰も含めてな…
射撃値はコルトより伸びる、カメラマンには向いてないことも無いだろう……」
ドク「ハァーハッハ! まっかせぇぇなさぁぁい!!」
ブラッド「…しかしこの番組も……パメラが消えた事で、これまで以上にオリキャラ内の爪弾き者
ばかりの番組となりそうだな…
ドク「なんだぁぁ、オレたちってつまはじきってヤツなのかぁぁぁ!?」
ブラッド「今更気付いたか、ゴミが…
……まぁ済んだ事はもういい。そろそろみっともないムダ話は止め、久々の料理を開始したい所だが…
…敢えて正直に言おう! 助手が来ぬとッ!」
ドク「マジかぁぁぁッ!?」
ブラッド「いや……最近ゼノンに助手を申請しても…全く返事が来ぬようになってな…
飽きたのか…? 飽きたのかゼノンよ……」
ドク「うぁぁぁぁッ!! この番組ズタズタだぁぁぁぁッ!!」
ブラッド「……全くだな…
…しかし、助手役を我々自ら探すにしても…いい助手役になりそうな当てはあるかね?」
ドク「知らねぇぇぇ!!」
ブラッド「ええい、ゴミが……
…全くいい助手役など、そうはいないものだな…
せめてワタシと同等の料理の腕がある者がいればいいのだが…」
ドク「んんん、そぉぉだなぁぁぁ…
そんならぁぁぁ…自分で自分のぉぉぉ!! 助手やっちまえばいいんじゃねぇかなぁぁぁ!!」
ブラッド「何を言いだすのだ、キサマは…」
〜月面、ジェネレーションシステム跡地〜
ブラッド「何ィ、ジェネレーションシステムだと?」
ドク「そぉぉそぉぉ!! コイツを使ったらぁぁ…
…色んな時代のヤツとかぁぁぁ、違う世界のヤツらとかが出てきたりぃぃ、するかもなんだよぉぉぉ!!」
ブラッド「……成る程な。 ゼノンがウォーズでは、時間軸や世界観を無視して現れる敵が多くて困ると言っていたが…
…原因はこのシステムだったというわけか?」
ドク「むっつかしぃぃことはよくわかんねぇぇけどぉぉ!
そぉぉぉなんじゃねぇぇかなぁぁぁ!?」
ブラッド「フン、それはわかった…
このシステムが我が軍に制圧されてから…我が軍の管理下にあったという噂も本当だったわけか。
だがな……それが先程の話と何の関係があるというのだ?
自分で自分の助手をするなどと……」
ドク「まぁぁ見てなって! そぉぉすりゃわかるからよぉぉぉ!!」
〜中略〜
ドク「ヒャアーハッハァー!!
ブラッドがいっぱいだぁぁぁぁ!!」
ブラッド「………」
ブラッドB「………」
ブラッドC「………」
ブラッド「……どういう事か、説明してくれぬかな?」
ドク「だからぁぁぁ!! オマエが自分とおんなじくらいすげぇ助手が欲しいって言うからぁぁぁ!
オマエ自身をぉぉぉ!! 昔から呼んでやったんじゃねぇかよぉぉぉ〜!!」
ブラッド「昔から……だと? どういう事だ…
何が起きたというのだ……」
ブラッドB「その説明はワタシがさせて貰おう…」
ブラッド「キサマ…何か知っているのか?」
ブラッドB「当然な……説明はこの、未来のドク・ダームから聞いたッ!
何を隠そう……ワタシは、GジェネレーションZERO時代のキサマ自身なのだよ…」
ブラッド「何だとッ!? ZERO時代のワタシだと……」
ブラッドC「同じく……ワタシがGジェネレーションF時代のブラッドだッ!」
ブラッド「ク…成る程な。旧作の頃のワタシ自身というわけか…」
Fブラッド「ようやく飲み込めたか、ゴミが……」
今ブラッド「クッ、誰がゴミだと!? キサマこそゴミだ!」
ZEROブラッド「フン、まぁ落ち着くのだな。
自分自身同士の争いなど、醜いものだ……」
ドク「おぉぉぉいッ!!
無印ジィィジェネのころのオマエも呼んできてやったぜぇぇぇぇ!!」
無印ブラッド「お前本当にドクかよ!?
未来じゃ随分変わっちまったんだな…」
今ブラッド「ク……チンピラ時代のワタシか…」
無印ブラッド「何だ、テメェらが未来のオレかよ!?」
今ブラッド「ええい、ニードルのような口調で喋りおって……」
ドク「待ってろよぉ、今ポォォタブルのオマエも連れてきてやっからなぁぁぁ!!」
今ブラッド「ええい、もういい! これ以上自分を増やしてどうなる…」
ドク「そぉぉかぁぁぁ!! じゃあやめるぜぇぇぇ!!
やめてやめて、やめまくるぅぅぅぅ!!」
今ブラッド「……ええい、何という事態だ……
しかし……自分自身がここまで集まると…流石に気味の悪いものだな…
全く、特にキサマはZのモブのような顔をしおって…気に入らんな、ゴミが!」
無印ブラッド「何だと!? もう一回言ってみやがれ!!」
ZEROブラッド「……静かにしてくれぬかな? そううるさくされるとつい…潰したくなる!」
Fブラッド「キサマこそ黙れ! …キサマは目障りなんだよ!」
ZEROブラッド「フン、弱いゴミほどよく吠える…」
今ブラッド「自分同士で仲たがいをしている暇は無いぞゴミども…
…ともかく、人員は揃ったわけだッ! 早速基地に戻り、調理を開始することとしよう…」
無印ブラッド「ハァ? 何だ調理ってのは!?」
ZEROブラッド「さぁな……」
〜中略、オリキャラ軍基地内調理室〜
今ブラッド「ククク…説明は済んだッ! 早速調理を開始するッ!」
Fブラッド「クククク……アシスタント役とやらはこのワタシに勤めさせてもらおう!」
ZEROブラッド「カメラマンはこのワタシがやってやろう、有難く思うのだな……」
無印ブラッド「じゃあオレが助手役か? しょうがねぇな…」
今ブラッド「誰が何を担当したとて、大して変わらんと思うがな……
しかしドクを臨時スタッフに起用したばかりだというのに、これでは意味が無いな…
……まぁいいか。では材料の紹介だ!」
『オードブル盛り合わせ』
材料
・鶏モモ肉
・砂肝
・堅ゆで卵(先に用意しておくか、市販のものを使うといいだろう…)
・醤油
・みりん
・酒
・ニンニク
・ショウガ
・長ネギ
・八角
・サラダ油
今ブラッド「材料は以上だ…さぁ」
ZEROブラッド「さぁ!! どう料理して欲しい!?」
今ブラッド「キサマ、ワタシの台詞を…」
ZEROブラッド「…フン、このセリフは元々ワタシの時代の頃のセリフだ!
言いがかりはやめてくれぬかな?」
初代ブラッド「どうでもいいけどよ。何でオレが料理なんざしなきゃいけねぇんだよ!」
今ブラッド「ク…そうか、この頃のワタシには料理趣味は無かったか…」
ZEROブラッド「このワタシも残念ながら…敵機を料理することには長けているつもりだが
こと本当の料理となると全くの門外漢でな! ここはキサマに任せるとしよう…」
Fブラッド「そういうことだ……では早速調理とやらを開始するがいい!!」
今ブラッド「クッ……我ながらなんというゴミどもだ…」
Fブラッド「……最初は何をするというのだ? ゴミが…」
今ブラッド「黙れゴミが……今説明してやる!
まずは下ごしらえだ! 肉を洗っておけ…砂肝は特に丁寧になッ!」
ZEROブラッド「……だそうだ。やっておけ…」
無印ブラッド「なんでこのオレがそんなことしなきゃならねぇんだよ! テメェがやれ!」
ZEROブラッド「フン、無駄な足掻きを…… このワタシに歯向かおうというのかッ!」
今ブラッド「ええい、やめんかゴミどもがッ!
……安心しろ、この行程はワタシがやっておいてやる! 有難く思え…」
無印ブラッド「ハッ、誰がテメェなんかに!」
今ブラッド「クッ…本格的にただのゴミだな、キサマは……
……F時代のワタシよッ! たれ作り及び漬け込みの説明は、先程渡したメモ用紙に書いてある!
読み上げておけ…」
Fブラッド「フン、いいだろう……
…たれはニンニク、ショウガ、長ネギ、八角、醤油、みりん、酒を合わせ混ぜる…
このたれは140cc程度と60cc程度のものの二つに分けておき……140ccの方に香味野菜と香辛料を混ぜておく。
そして140ccの方のたれに鶏肉と砂肝を入れ、二、三時間漬け込む。
60ccの方にはゆで卵を入れ、六、七時間転がしながら漬け込む……
…だそうだ。理解したかゴミども…」
無印ブラッド「何だそりゃ!? そんな長ぇ時間漬けてなんかいられるかよ!」
今ブラッド「フン、安心しろゴミがッ!
これはあらかじめ漬けたものを用意してある! 鶏肉も砂肝も、茹で卵もだ!」
無印ブラッド「じゃあ何で砂肝洗ったんだよ!?」
今ブラッド「予め用意されているものの行程すら、実際に行動して説明する……それが料理番組というものだッ!」
ZEROブラッド「……何故未来のワタシはこうも料理に凝っているのだ?」
無印ブラッド「知らねぇよ…」
無印ブラッド「…にしても、声のついてねぇオレが言うのもなんだがよ。
お前ら全員オレのくせに声の感じが全然違うんだな?」
今ブラッド「……そうかね? 声優はみな同じなのだがな…」
ZEROブラッド「…そうだったのかね?」
今ブラッド「我々の担当声優は演技の幅が広いからな…
本スレではただ演技を忘れられていただけだと言われたこともあったようだが…」
Fブラッド「まぁ…どちらにしても所詮SS、見ているものに伝わるはずもないのだがな!!」
今ブラッド「身も蓋も無いことを言うなゴミが…」
Fブラッド「ともかく次の行程だッ! さっさと説明せんかゴミが!」
今ブラッド「フン、言われるまでもない……
……次は熱したフライパンに、サラダ油をしき、肉を焼く!
まずは鶏肉だ……鶏肉は皮目を下にして、皮目の方から先に焼いていくといい具合に焼けるだろう……」
Fブラッド「成る程な……」
ZEROブラッド「……だそうだ。素早く行動してくれぬかな?」
無印ブラッド「ケッ、わかってるっつーの!」
今ブラッド「ククク…どの程度出来るか見せてもらおうか……」
〜中略〜
今ブラッド「ええい、ゴミが……何という手際の悪さだッ!
もういい…ワタシと代われ!」
無印ブラッド「何だよ、まだ途中だろ!?」
今ブラッド「黙れゴミが! キサマのようなゴミに、調理を任せようと思ったワタシがバカだった…」
無印ブラッド「テ、テメェさっきから黙って聞いてりゃ…
……野郎ぶっころしてやる!!」
今ブラッド「キ、キサマ包丁を…… やめんか! この自分殺しがッ!!」
ZEROブラッド「……全く、自分同士の争いとは醜いものだな。」
〜中略〜
今ブラッド「ククク…もう終わりかね?
所詮旧作準拠の能力値で……このレベル99のワタシに歯向かおうなどと考えるのが間違いなのだ!!」
ZEROブラッド「能力値が生身の戦闘能力に影響するというのか…」
今ブラッド「フン、細かい事は気にするな…… ともかく、先に反逆者を料理せんとな…
さぁ…どう殺して欲しい? リクエストにはお応えするぞッ!」
初代ブラッド「オ、オレを殺したらお前らだって存在しなくなるんだぞ!!
いいのか!? いいのかよ!!」
今ブラッド「黙れゴミが!! 今更タイムパラドックスに突っ込みを入れるか…
……全く、このワタシが…昔はこのようなゴミだったとはな! 残念なことだな…」
Fブラッド「……料理はどうした?」
今ブラッド「わかっている! 次は砂肝だな…」
〜その頃、調理室前廊下〜
リコル「せんぱ〜い、今日も調理室は賑やかですねぇ。」
ラ「……またあの人達がバカなことやってるんでしょ。無視無視!」
パメラ「何か、争っていたような物音がしましたが……何かあったのでしょうか?」
リコル「それは心配ですぅ! 強盗さんかもしれませんよ先輩!」
ラ「軍の基地に入る強盗なんていないでしょ…
それに、ブラッドさん達の顔見たら強盗の方が逃げ出すって。
どうせまたケンカか何かよ。心配すること無いって…」
リコル「先輩! ちょっと様子を見てきて下さぁい!」
ラ「えぇ!? 何で私が…
…ほら、パメラちゃんは最近までアシスタントやってたんだし、パメラちゃんが見てきた方が…」
リコル「ダメですぅ! パメラちゃんはアシスタント辞めたばっかりなんですよ?
気まずくて行きにくいに決まってるじゃないですかぁ。」
パメラ「い、いえ、そんなことはないですよ…」
リコル「あ〜あ、後輩にこんなに気を使わせちゃって…」
ラ「…わかったわよ、行けばいいんでしょ! 行けば!」
…
プシュー(ドアの開く音)
ラ「ご、ごめんくださ〜い…」
無印ブラッド「…あぁ? 誰だてめぇは!?」
ZEROブラッド「……何だ、システムオペレーターか。何故ここにいる…」
Fブラッド「知らんのかね? あのゴミはFから我が軍の構成員となったのだ…」
今ブラッド「そういうことだ……」
ラ「え…えぇ!? な、何ですかこれ!? どうなってるんですかぁ!?
何でブラッドさんがこんなに……」
今ブラッド「ええい、面倒な…… このワタシに一から説明しろというのか……」
Fブラッド「フン……こんなゴミ、無視していいのではないか?」
無印ブラッド「割といい女じゃねぇか! 誰だコイツは?」
ZEROブラッド「ゴミが……少し黙っていてくれぬかな?」
ラ「ブ……ブラッドさんがいっぱい、ブラッドさんが…
……こ……これは夢よ!
これはきっと悪い夢なんだわぁ〜!!」
無印ブラッド「オイ、行っちまったぞ? いいのかよ……」
今ブラッド「気にするな……では今度こそ砂肝を焼きにかかるぞ……」
ZEROブラッド「……下らん!」
今ブラッド「…何だ、唐突に何を言い出すのだキサマは…」
ZEROブラッド「下らんと言った! …全く下らんものだな、実際の料理などというものは!!
やはりワタシには敵機を料理する方が性に合っているようだ…
……このような余興にいつまでも付き合ってはいられんな!
ワタシはG-ZEROに戻らせてもらおう…」
今ブラッド「フン、好きにしろ……
……いずれ、ヤツにもわかる日が来る。」
Fブラッド「ワタシも正直……最近料理に興味が沸いてきたところだ…
……さぁ、気を取り直して次の行程を教えるのだ!」
今ブラッド「ククク…よかろう!
先程のフライパンを綺麗にし、サラダ油を加え焼くだけだ!」
Fブラッド「……成る程。この行程には特にコツなどは無いのかね?
先程の鶏肉を焼く行程のように…」
今ブラッド「……特には無いな。まんべんなく火が通ってさえいれば、それでいい…」
Fブラッド「なるほどな……」
今ブラッド「焼きあがれば、皿に四つ切りにしたゆで卵と肉を盛り付ければ完成だ!」
Fブラッド「クククク…ではそこで調理終了というわけか!」
今ブラッド「その通り! さぁ、では早速今言った行程を終わらせるぞ……」
無印ブラッド「……コイツらが未来のオレだと思うと嫌になるぜ…」
今ブラッド「………何か言ったか?」
無印ブラッド「何も言っちゃいねぇよ! さっさと終わらせやがれ!」
今ブラッド「フン! 言われるまでも無いわ、ゴミ虫が!」
ZEROブラッド「……少しいいかね?」
今ブラッド「……何だ、キサマは帰ったのではなかったのか?」
ZEROブラッド「……G-ZEROへの帰り方がわからぬのだがな。
さぁ、帰り方を教えるがいい…」
今ブラッド「バカな……そんなものこのワタシが知るかッ!!
知っているのはドクだけだ……」
Fブラッド「バカな……そんな事は有り得ん!! 有り得んのだッ!!」
今ブラッド「フン…落ち着けゴミが!
待っていろ、ドクを呼びつけてやる…」
〜中略〜
プシュー(ドアの開く音)
ドク「ハァーハッハ!! どうしたブラッドぉぉぉぉ!!
…って、ぎゃぁぁぁ!! ブラッドがいっぱいいぃぃぃるぅぅぅ!!」
Fブラッド「ゴミが、キサマが呼んだのだろうが!」
ドク「あぁぁそうだったぁぁぁ!!」
無印ブラッド「コイツ本当にドクかよ…」
ZEROブラッド「全く、ワタシが知っている狂気の戦士ドク・ダームとは別人のようだな…
……ともかく、そろそろ戻りたいのだがな。」
ドク「そぉぉぉかぁぁあ!!
じゃあジェネレェェションシステムまでつれてってやぁぁぁるぅぅぅ!!」
〜再び月面、ジェネレーションシステム跡地〜
ZEROブラッド「……本当に元の時代に戻れるのだろうな、未来のドク・ダームよ…」
ドク「まっかせぇぇなさぁぁぁい!!
えぇぇっとぉう、時間の操作の仕方はぁぁぁぁ…
…あれぇぇ、どうすんだったっけなぁぁぁぁ!!」
今ブラッド「忘れただとッ!? バカな……」
Fブラッド「ゴミが、これでは帰れんではないか…」
無印ブラッド「やばいぜ、コイツはよ!」
今ブラッド「……ドク、もし操作方法が思い出せんようなら…
…その時の処置は分かっているだろうな?」
ドク「お…おおッ! 安心しろってすぐ戻してやっからぁぁぁぁ!!」
ZEROブラッド「ならもたもたするなッ! さっさとワタシをZEROの世界に戻すのだ!」
ドク「…うぁぁぁぁッ!! もうわけわかんねぇぇぇ!!
こぉぉぉなったらもうテキトーにボタン押すぅぅぅ!!
押して押してぇぇ、押しまくぅぅるぅぅぅ〜!!」
今ブラッド「な……やめんか、ゴミが!」
ZEROブラッド「いかん! 総員、ドク・ダームを抑えろ!」
無印ブラッド「任せろや!」
Fブラッド「このゴミが!」
ドク「うぁぁぁ、何すんだぁぁぁ!?」
ゴゴゴゴゴ…
今ブラッド「な……何だ!? 何が起きたというのだ!?」
ドク「ほ…ほらぁぁぁオマエらが押すからぁぁぁ!!
じぇねれぇぇしょんしすてむがぁぁぁぁ……なんだかとってもやな感じにぃぃぃ!!
月が落ちるかもしんないかもぉぉぉッ!!」
ZEROブラッド「…我々の責任だと言うのか……バカなッ!」
無印ブラッド「テメェの所為だろハゲ! どうしてくれんだよ!?」
ドク「ぬぅあぁぁぁ、ハゲって言うなぁぁぁ!!」
プシュー…
今ブラッド「と……止まったか…」
ドク「おぉぉぉ良かったなぁぁぁぁ!!」
Fブラッド「何が良かったものかッ! キサマ……操作方法をさっさと思いださんか!」
ドク「わ、わかってるよぉぉぉ…
…んんん!? なんだかぁぁぁ…じぇねしす誤作動しちまった感じだぁぁぁ!!」
ZEROブラッド「誤作動だと!? どういう事だ…」
ドク「い…いやよぉぉぉ…色んな時代のブラッドをぉぉ…呼び出すようにせってぇぇしといたんだけどよぉぉ…」
今ブラッド「……それで…?」
ドク「ボタンいろいろいじったらぁぁぁ…何だかぁぁ…
色んな時代のオレさまをぉぉぉ……呼んじまうように設定したままぁぁぁ…
さっき起動しちまったのかもぉぉぉ…しんない…かぁぁもぉぉ…」
今ブラッド「バ、バカな…… そんな事は有り得ん!」
ドク「…もぉぉぉすぐオレがいっぱい来るぞぉぉぉ!!
それももの凄くいっぱぁぁぁい!!」
ドクB「そぉぉぉだぁぁぁ!! 気をつけろオマエらぁぁぁ!!」
ZEROブラッド「な……バカな、いつの間にドク・ダームが二人だと!?」
ドクB「ひゃあッーはッはぁ!! オレはZEROのドク・ダームだぁ!!
このオレと楽しくダンスしようぜぇ!!」
ドクC「ひゃははははぁ!! 三人目だぁぁぁ!!
こんなわけわかんねぇ場所なんかぁぁ、ぶっ壊ぁぁぁぁ〜すぅ!!」
Fブラッド「ク…これはワタシの時代のドクか……?
やめんか、それを壊せば我々も元の時代には…」
ドクD「オレは四人目ぇぇぇ!! 昨日のドク・ダームだぁぁぁぁ!!」
ドクE「オレはあさってから来たドクぅぅぅぅ!!」
ドクF「ハァーハッハ! 半日前のドクだよぉぉぉぉ!!」
今ブラッド「……キサマ、どこまで小刻みな設定をしたのだ…」
今ドク「い、いつの間ぁぁにぃぃぃ!!」
無印ブラッド「どうすんだよハゲ! どういう状況だよコラ!」
全ドク「「「ハゲって言うなぁぁぁ!!」」」
今ブラッド「は…ハモっとる場合か!」
ZEROブラッド「…ええい、どうしてくれるッ!」
今ドク「うぁぁぁぁッ! 時が見えるよぉぉぉな気がぁぁぁ…するかもしんないかもぉぉぉ!!
次回のほぉぉそぉぉまでには何とかするからぁぁ、許してちょうだぁぁい!!」
Fブラッド「ええい、何だそれはッ!」
今ブラッド「…まさか……これがオチだというのか!?」
今ドク「そんじゃぁぁこぉんかいはこのへんでぇぇぇ!!」
ドクG「おぉぉつかぁぁれさぁぁぁん!!」
ドクH「まぁぁぁたみぃぃてくぅぅれよぉぉぉ!!」
今ドク「じゃぁぁまぁぁたなぁぁぁ!!」
今ブラッド「有り得ん……」