番外編【航行！ 夏の終わりのメーインヘイム！
-ボールとデスアーミーと時々ザニー-】
ゲスト：レンタル兵
〜未来世紀00XX年、オリキャラ軍戦艦「メーインヘイム」内〜
リコル「皆さんお元気ですか？ リコルですぅ！
今私たちは、おつかいに来ています！」
ラ「…おつかいじゃなくて特殊任務でしょ！
申し遅れました、本スレでひどいことになってるラ・ミラ・ルナです…」
パメラ「パメラ・スミスです！
本来ならこの時間は「ブラッド先生のお料理教室」の時間なのですが、今回は
これから我々が行う特殊任務の様子を放送することになりました。」
リコル「その特殊任務というのが、つまりおつかいということですぅ！
何でもですね、うちの部隊で余っているOPをネオジャパンの人達に売却しようということになりまして。
そのOPを今、私たちが渡しに行くところなんです！
一口にOPを売却するだけと言っても、こんな手間がかかっているんですよ。プレイヤーさん達も知っておいてくださいね！」
ラ「プレイヤーさんとか言わないの…」
リコル「あれ、メタ発言はダメですかぁ？」
パメラ「…私たちは現在メーインヘイムに乗艦し、ネオジャパンからの使いの方との
合流地点へと向かっています。」
リコル「あ、どうやって世界観を行き来してるかは聞かない約束ですよ？
本当はこの任務もブラッドさん達が行く予定だったんですけど、肝試しからこっち
どうも肩こりがひどいということでして。
代理として私達がやることになったんですぅ！
頼まれる時に、ついでだから撮影して番外編として放送したらどうかってブラッドさんが言うもので。
こうして今、放送されているというわけですね！」
レンタル兵大尉「何だ、久々の仕事かと思ったら艦内放送の撮影なのか…」
レンタル兵軍曹「しかもまたブラッドかよ…」
リコル「あ、紹介が遅れましたぁ！
この方達は今回メーインヘイムのブリッジクルーをしてくれている、レンタル兵さん達ですぅ！」
レンタル兵大尉「艦長の大尉だ。よろしく頼む。」
レンタル兵軍曹「操舵士の軍曹だ！ 久々の仕事だ、操舵１だけど頑張るぜ！」
ラ（どうも揺れが酷いと思ったら…）
パメラ「他には、整備は伍長さんが担当しています。」
レンタル兵軍曹「アイツも整備１だけど、大丈夫かよ？」
パメラ「機体の整備が必要になることは無いはずなので、問題は無いと思います。」
リコル「とりあえず配置しておいたって感じですね！
それにしても、レンタル兵さんを雇うくらいならOP売らなくても良かったと思うんですけどね〜。」
レンタル兵大尉「いや、今回オレ達はほとんどタダ働きなんだよ…」
レンタル兵軍曹「仕事が全然無ぇとはいえ、７キャピタル程度の仕事だからな…」
ラ「それは…大変ですね…
ま、まぁ私達の撮影の給料なんか百円単位ですから、元気出してください！」
レンタル兵軍曹「相変わらずすげぇ労働環境だなアンタら…
しかもまだ単位円かい？」
リコル「Ｇジェネは日本のゲームですからねぇ。」
レンタル兵大尉「そういうものなのか…」
パメラ（私の給料は五千円だったんだけど…言わない方がいいのかな…）
リコル「ついでに説明しちゃいますと、残りの私達の配置は
副長席に私、通信席にパメラちゃん、ゲスト席に先輩となっていますぅ！
他にも砲手さんとか色々と人手はいるんですけど、その辺りもレンタル兵さん達がやってくれてるみたいですね！」
パメラ「先輩もこんな時くらいはゲスト席でゆっくりして下さい。」
ラ「ありがと…
あ〜あ、こういう気遣いをしてくれる人がもっといたらなぁ…」
レンタル兵軍曹「あ、そうだ。アンタの顔見てたら思い出したんだけどさ。
ＮＴ兵のヤツも来たがってたぞ。久々にアンタに会いたかったってさ。」
ラ「そ、そうですか…」
リコル「そういえばそんな設定でしたね、このＳＳ！」
レンタル兵大尉「ＮＴ兵はうちのレンタル兵派遣会社の稼ぎ頭だからな。今回は仕事が被ってしまったんだろう。
…とにかく、合流地点は近いんだな？」
リコル「はい！ そろそろ着くと思いますぅ！
パメラちゃん、渡すＯＰと渡さないＯＰを伍長さんにしっかり確認しておいてね！」
パメラ「了解しました！」
レンタル兵軍曹「アイツちゃんとできんのかな…」
〜中略〜
リコル「おつかい、終了しちゃいましたぁ！」
ラ「…詳しく話します！
ネオジャパンの輸送船内は原則撮影禁止ということで、撮影は許可されませんでした…」
パメラ「流石はガンダムファイトが行われている世界ですね…
各国の情報漏洩対策は強固なようです。」
リコル「う〜ん、これじゃ番組になりませんねぇ…」
ラ「そしてまた私が代表で怒られるんだわ…」
レンタル兵大尉「まぁいいじゃないか。任務自体は達成できたわけだからな。」
レンタル兵軍曹「お仕事終了ってわけだな。帰ろうぜ！」
リコル「そうですね、過ぎたことをどうこう言っても始まりませんし！
どうせ怒られるのは先輩ですしね〜」
ラ「………」
リコル「冗談ですって先輩！」
パメラ「私たちも、一緒に謝りますから…」
ラ「ありがと…
…というか、そもそもこっちには怒られるような落ち度は無いんだけどね…」
レンタル兵大尉「落ち度が無くても謝るのが社会人というものさ…」
パメラ「……あ、艦長！ レーダーに機影が…」
レンタル兵大尉「艦長？ あぁ、オレの事か…」
リコル「通りすがりのガンダムファイターさんじゃない？」
レンタル兵大尉「そうだろうな、未来世紀は基本的に戦争の無い平和な世界だ。」
レンタル兵軍曹「お陰でここじゃ仕事が全然ねぇ…」
レンタル兵大尉「というわけだよ。そう肩肘張って索敵する必要はないんじゃないかな。」
パメラ「しかし…」
ドン！
リコル「あれ、今何か揺れませんでしたか？」
レンタル兵軍曹「そうか？ 操舵してても気付かなかったけど。」
ラ「…というより、何か攻撃を受けたような気がするんですが…」
パメラ「か、隔壁に損傷あり！
アンノウンの敵機より、攻撃を受けています！」
レンタル兵大尉「何！ 索敵班何をしていた！？」
パメラ「だ、だからさっき機影を確認したって…」
レンタル兵大尉「そ、そうか…」
パメラ「ともかくデータ照合を行います！」
リコル「敵機襲来ですかぁ。番組的には面白くなりそうですね！」
ラ「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ！」
パメラ「データバンクからのデータ照合により、未確認の敵機は
デビルガンダム軍団のMS、デスアーミーであると判明しました！ 数は三機！」
ラ「こんな所で、デビルガンダム軍団の機体に襲われるなんて…」
パメラ「（またウォン首相の部隊かな…）
…この間も攻撃を受けています！ このままでは危険です！」
レンタル兵大尉「全く、久々の仕事だってのに…」
レンタル兵軍曹「こりゃ詰んだみたいっすね大尉…」
ラ「諦めが早すぎです！」
リコル「パメラちゃん、この艦何かMSとか積んでない？
あんまり使われてない艦だけど、もしかしたら何か積みっぱなしかもしれないよ！」
パメラ「確認します！
……積んであります！ ボールが一機のみですが…」
レンタル兵軍曹「よりによってボールかよ…」
リコル「なんにしても、とにかく出しましょう！
囮でいいんです、とりあえず敵の目を引き付けさせて、集中攻撃を受けちゃうのだけは避けないと、こっちが沈んじゃいますよ？」
ラ「そうですよ艦長！」
レンタル兵大尉「それもそうだが…誰が乗るんだ？ そのボール…
確実に死ぬと思うんだが…」
ラ「そ、それは…」
リコル「そんなの決まってるじゃないですかぁ。
…先輩、お願いします！」
ラ「えぇ！？ 何で私が…」
リコル「だって先輩デモでベルフェゴールさん乗ってたじゃないですかぁ！」
レンタル兵大尉「オレ達は手が離せん、頼む！」
ラ「それなら…艦長か、操舵を代わりますから」
レンタル兵軍曹「ボールなんかで出るくらいなら操舵のがマシだ…
100000キャピタルもらってもやらねぇからな！」
ラ「何の為のレンタル兵なんですか！？」
リコル「考えてもみてくださいよ先輩、レンタル兵さんたちの能力値じゃ出てもすぐに撃墜されちゃって
何の意味も無いですよ？」
レンタル兵大尉「返す言葉も無い…」
ラ「プライドは無いんですか！？」
リコル「…あ〜、もうじれったいですねぇ〜…
ほら、どうせゲスト席なんてヒマなんですから！ はやく行ってくださいよぉ！」
ラ「嫌よ！ リコルちゃんが行きなさいよぉ！
副長だってそんなに重要じゃないでしょ！」
パメラ「そうこう言っている間にも攻撃を受けています！
このままでは危険です！」
レンタル兵軍曹「やっぱ詰んだな…」
レンタル兵大尉「降格は嫌だな…」
〜中略〜
リコル「皆さん見てますかぁ！？ 実録の、本物の戦闘の様子を放送中ですぅ！
これは演習ではありません！ わかってますね！？」
レンタル兵軍曹「わーってるわーってる！
こんなの聞いてねぇぞ、あとで追加料金貰うからな！ 覚悟しとけよ！」
リコル「はいはい〜…
あ、先輩はあの後けっこうゴネましたけど、結局ボールさんで出撃していきましたぁ！」
レンタル兵大尉「出撃させられたと言った方が正しいと思うが…」
リコル「まぁ、一人だけ能力値の上限が無いウォーズに出てるんですから。当然ですよね！」
ラ『リコルぅ…覚えてなさいよ…』
リコル「呼び捨てですかぁ？ 荒んでますね〜。」
パメラ「先輩、後方に敵機が！」
ラ『えぇ！？ いやぁー！！』
レンタル兵大尉「…敵の目はあのボールに引き付けられたみたいだな。良かった良かった…」
リコル「さすが先輩！ ゾンビ兵さんにも人気なんですね！
その調子でひきつけてて下さぁい！ 回避一択で構いませんから。」
パメラ「敵のデスアーミーはエクストラステージ仕様で、ある程度の強化が為されていることが判明しました！
こちらのレベル１のボールでは、一撃でも攻撃を受ければ…即、撃墜になります！ 気をつけて！」
ラ『そんなぁ〜！』
リコル「ボールさん壊しちゃったら降格！ 給料ダウンですぅ！」
レンタル兵大尉「…やるなあの娘、ボールの機動性でよくあそこまで避けられるもんだ…」
リコル「反応値だけは高いですからね〜。だけは。
とにかくここは先輩に任せておけば安全でしょ！ あとはこの状況をどうするかですけど…」
レンタル兵軍曹「ガンダムファイターでも通りがかって、助けてくれねぇかな…」
リコル「他人頼みじゃダメですよ？」
パメラ「…九時の方角に、さらに三機のデスアーミータイプの敵機が出現！
敵の別動隊のようです！」
リコル「ホント！？ それはまずいですねぇ艦長さん…」
レンタル兵大尉「やはりどう考えても詰んでいる…明日から中尉か…
青バイザーは嫌だなぁ…」
レンタル兵軍曹「オレなんか伍長の激ダサ緑服っすよ…」
リコル「この際あなたたちのノーマルスーツの色は別にいいですぅ！
とにかく、艦長さんの指示がないと戦艦は動きませんよ！？」
レンタル兵大尉「そ、そうだな…とりあえず逃げるか…」
レンタル兵軍曹「了解！」
パメラ「それではラ先輩のボールと、かなり距離が離れてしまいますが…」
リコル「先輩なら大丈夫でしょ！ 大体、母艦が墜ちちゃったら何にもならないんだから。」
ラ『ちょっと、置いてかないでー！』
〜中略〜
リコル「う〜ん、それにしても会話だけのSSだと戦闘は大変ですねぇ…」
ラ『そんなこと言ってる場合！？』
リコル「こんな時にもツッコんでくれるなんて、先輩も腕が上がりましたねぇ…
それにしても、さすがはミノフスキー粒子の無い世界ですね。通信がよく通ります！」
パメラ「…増援で現れた敵機の機種は「デスバット」と判明！
デスアーミーよりも、全てにおいて性能が高い強敵です！」
レンタル兵軍曹「同じように見えても結構性能違うもんなんだな…」
リコル「レンタル兵さんと一緒ですね〜。」
レンタル兵大尉「これは相当にまずいな…」
ラ『こっちももうＥＮ切れです！ これ以上はどうしようもないですよぉ！』
リコル「あらら、マスターユニットになってませんでしたか…」
ドン！
リコル「わわ、すごい揺れですぅ！」
…もうちょっとよけれませんかぁ！？」
レンタル兵軍曹「んなこと言われてもオレ操舵１だし…」
レンタル兵大尉「オレだって指揮値６、回避値１２で頑張ってるんだ、弱音をはくんじゃない！」
パメラ「エンジン出力低下！ このままでは危険です！」
レンタル兵大尉「防戦一方か…なぜ反撃できないんだ？」
パメラ「この向きでは反撃できません！ 攻撃を行う場合は回頭してください！」
レンタル兵大尉「今の戦艦は面倒なことになってるんだな…」
リコル「主砲が当たれば、それなりのダメージは与えられるはずですぅ！」
レンタル兵大尉「そうか、じゃあ早速回頭だ！
これ以上ヤツらの好きにはさせない！」
レンタル兵軍曹「よーし、回頭だ！ さあ行くぜ！」
ゴゴゴゴ…
レンタル兵軍曹「やべ、逆方向に回頭しちまった！ 操作ミスだ…」
リコル「何やってんですかぁ！ もういいですぅ！
先輩がおとりになってくれているので、私たちは逃げちゃいましょー！」
ラ『リ〜コ〜ル〜…』
リコル「じょ、冗談ですよ冗談！
あと三ターンくらいで回収できると思います！ 頑張って！」
ラ『長すぎっ！！』
〜中略〜
ラ『パメラちゃん、本部の方とは連絡つかないのぉ！？」
パメラ「やっていますが… ダメです、メーインヘイムの通信設備では…」
レンタル兵軍曹「ミノフスキー粒子も無いってのに結滞なもんだぜ…」
リコル「あ、私のケータイから連絡つくかもしれないよ？」
パメラ「どんな携帯電話ですか…」
リコル「え〜と、あえて言うなら、黒歴史の遺産ってところかな！
おヒゲのガンダムさんと同じ時期に開発されたみたいだよ、これ。」
パメラ「ターンエーガンダムと…？ ということは黒歴史の終末ごろのものですか？」
レンタル兵大尉「何でもいいから早く増援呼んでくれないかな…」
リコル「はい！ それではかけま〜す…」
〜その頃オリキャラ軍本部、調理室〜
ブラッド「ククク…いい香りだろう？」
ジュナス「はぁ…いいものなんですか？」
ブラッド「その通り…… 流石はネオチャイナから直々に取り寄せたダシを使っただけのことはある…
クククク！ 素晴らしい！ …何という香りだ！
…これこそ求めていたスープだッ！！」
ジュナス「あれ、ブラッドさん携帯鳴ってますよ？」
ブラッド「何だと！？ この大事な時に……」
ピッ！
ブラッド「……何だ、リコルか。
ネェルDG細胞は無事にウルベの手に渡ったかね？」
リコル『それどころじゃないんですよぉ！
帰り道に何故かデスアーミーさん達に襲われちゃって…』
ブラッド「そうか、それは大変だな…
…だがこちらも十年に一度できるかできないかというレベルの料理の真っ最中でな、それどころではないのだ…」
リコル『それどころじゃないってことは無いでしょー！
とりあえず、増援をよこしてくれるように手配してくれませんかぁ！？』
ブラッド「あぁ、してやるとも…… この料理が片付いたらな！」
リコル『それじゃ間に合いそうも無いんですよぉ！！』
ブラッド「そう言われたとて、煮込み始めてしまったものは…」
ジュナス「……何かあったんですか！？」
ブラッド「構うな、キサマは灰汁を取っていろ…」
ジュナス「誤魔化さないで下さい、僕にはわかるんです！
誰かが助けを求めてるんでしょ、じゃあ行かないと…」
リコル『そ〜です！ 助けに来てください！』
ブラッド「しかしこれほどのスープを放置するなど……」
〜中略、メーインヘイム〜
リコル「交渉の末、なんとか出撃してくれましたぁ！ パメラちゃんの名前だしたら一発でしたぁ！
…せんぱ〜い！ あと十ターンくらいで到着するらしいので頑張って下さい！」
ラ『じゅ、十ターン！？』
リコル「反応値だけは高いから大丈夫でしょー！！
むしろ問題はこっちで…」
パメラ「さらに敵増援が出現しました！」
レンタル兵大尉「これはひどい」
リコル「ターン経過とともに現れる増援に次ぐ増援！ これはなかなかスピリッツですね〜。
…そろそろ先輩「こんな仕事辞めてやる」とか言っちゃってるころでしょうかねぇ。」
レンタル兵大尉「オレも辞めたいよ…」
レンタル兵軍曹「オレも…」
レンタル兵大尉「でも辞めたら家族を食わせられなくなるからな…そういえば来週は娘の誕生日だったな。」
レンタル兵軍曹「オレもこの作戦終わったら結婚するんですよ。」
リコル「この状況でフラグ発言だけはやめてくださいっ！」
パメラ「…新たな機影を確認！ 数は四機！」
レンタル兵大尉「また増援か！？ もうダメだ、おしまいだ…」
パメラ「いえ、これは… 四機の機影の他に艦艇の影もキャッチしました！
…あ、未確認の機体から通信が…？」
リコル「通信？ それじゃ、もう増援が来てくれたのかな！？」
パメラ「…わかりませんが、ともかく繋ぎます！
（まさか、またウォン首相が交渉に来たんじゃ…）」
ザザザザ…
ＮＴレンタル兵『…ラちゃんは無事か！？』
レンタル兵大尉「に、ＮＴ兵！？ 何でここに…」
ＮＴレンタル兵『いや、こんなこともあろうかと…出航した時からずっとその船を追いかけていたんだ！』
リコル「ストーカーですね、わかりますぅ！」
ＮＴレンタル兵『だが戦艦の移動力が低くてな、随分遅れてしまったよ…』
パメラ「と、とにかく助かります！」
リコル「先輩！ 四機の味方増援が来てくれましたよ！」
ラ『よかったぁ〜…』
パメラ「…データ照合をしてみたのですが、どうやらあのレンタル兵部隊の母艦は
アフター・コロニー産の「宇宙母艦」という戦艦のようです…」
リコル「なんだか懐かしい戦艦だね。
それで、ＭＳの方は？」
パメラ「それが…どうやら、全機ザニーのようで…」
リコル「え、ザニーってあの…」
ＮＴレンタル兵『そのボールに乗ってるのがラちゃんか、ひどいことを…
俺達が来たからにはもう安心だ！』
ラ『助かりました、やっちゃって下さい！』
ＮＴレンタル兵『任せてもらう！
…ザニー隊戦闘開始だ！ お前たち、レンタル兵の底力をみせてやるぞ！』
レンタル兵中尉『やられた、脱出する！』
レンタル兵少尉『接近されたらバルカンしか武器が…うわぁぁ、金棒が！』
レンタル兵曹長『脱出！』
リコル「……うぅ、使えない人たちですぅ…
スカーレット隊だってもうちょっと健闘しましたよ…」
レンタル兵大尉「なんかすまん…」
パメラ「やはり、ザニーの性能でエクストラ仕様のデスアーミーと戦闘をするのは無理があるようです…」
ラ『ボールの方が無理あると思うけど！？』
ＮＴレンタル兵『あっという間にオレ一人か…
……ラちゃんは、母艦に戻ってくれ！』
ラ『いいんですか！？』
ＮＴレンタル兵『ここはオレに任せてくれ！
伊達にＮＴ兵をやっちゃいない、時間稼ぎくらいはできうわぁぁぁぁ！！』
パメラ「…最後のザニー、撃破されました…」
ラ『なんだったの…』
リコル「これじゃダメダメですねぇ。期待外れでしたぁ…
宇宙母艦も逃げちゃいましたね…
…先輩、帰艦する前に脱出したレンタル兵さん達を全員回収しておいてくださいね〜。
じゃなきゃ中には入れませんから。」
ラ『そ、そんな〜！！』
〜中略〜
ＮＴレンタル兵「いや、感じ取ることはできたんだ、でも機体がついていかなかったんだ。
機体がな、機体が…」
レンタル兵中尉「そうそう、隊長の言うとおり全て機体が悪いんだ…」
リコル「そんなイワンさんみたいなこと言っちゃってぇ…
結局、ただ無意味にゾンビ兵さん達のテンション上げちゃっただけじゃないですかぁ。」
レンタル兵軍曹「…にしても、一気にむさ苦しくなったなこのブリッジ…」
パメラ「先輩が皆さん全員を回収してくれたおかげですよ…」
レンタル兵大尉「…しかし、結局戦力はボールのみじゃないか…」
リコル「しかも伍長さんの整備値では出撃までかなりかかりますねぇ…
敵機も増えるばっかりですし…」
レンタル兵大尉「これは本当に詰んだのでは…」
リコル「そろそろメーインヘイムのＨＰも赤くなってきましたしねぇ…
…あれ、ブラッドさんから電話ですぅ！」
パメラ「本当に凄いですね、それ…」
リコル「…もしもし、リコルですぅ！」
ブラッド『………ブラッドだ！
ワタシが主役のＳＳだというのに、今回まだ数行しか出番が無いからな。
ニードルらのドッキリ企画以来の出番の無さだ…
……少しでも出番を稼ぐために電話をかけたのだ！』
リコル「………」
ブラッド『……冗談だ。
中々編成が終わらなくてな…まだ時間がかかるだろう。」
リコル「まだ編成中ですかぁ！？ 何やってるんですかもー！！」
ブラッド『そう言うな、日頃の行いが悪いと上もそうそう兵器を貸してはくれんのだ……』
リコル「もーどうするんですかぁ！ ホントに危ないんですよ！？」
ブラッド『……どうにもならんようだったら、ネオジャパンに渡さなかった方のＯＰを使ってみろ。』
リコル「渡さなかった方の？ 何が入ってるんですぅ？」
ブラッド『…「ハロウィルス」が入っている…それを何でもいいから機体に取り付けるのだ。
そうすれば球体型の別の機体に「変異」する……そのようなＯＰだ。』
リコル「あ〜、そういえばそんなのありましたねぇ…
F.I.Fのでしたっけ？」
ブラッド『そうだ……
何に変異するかはランダムだが……… 運が良ければ、サイコ・ハロにでも変異するかもな…』
リコル「サイコ・ハロに！？ それはすごい！」
パメラ「サイコ・ハロなら、あの程度の敵戦力難なく撃退できますよ！」
リコル「さっそく取り付けてもらおー！
パメラちゃん、整備の伍長さんに通信を繋いで！」
パメラ「はい！」
ブラッド『……もう切ってしまっていいのか？
今交渉中なのだがな……
…返事が無いだと、バカな！？ ゴミが…』
レンタル兵伍長『で、オレにそれ取り付けろってか？ 整備１なんだけどな…』
リコル「ついでにマスターユニットに配置しなおして、初心者マークでも付けておいてあげて下さい！」
レンタル兵伍長『やれっていうならやるけどな。そら！』
バン！
リコル「そんな乱暴でいいんですかぁ？」
レンタル兵伍長『いいだろ別に。ちゃんとした整備して欲しかったらもっと高級なレンタル兵を…
ん、ボールの様子が…』
リコル「どうしたんですかぁ！？ パメラちゃん、映像出して！」
パメラ「はい！」
レンタル兵大尉「艦長はオレなんだけどな…」
リコル「気にしないで下さい！」
パメラ「リコル先輩、これは…」
リコル「何？ どうなったの…って、うわぁ…」
ガシ、ガシ…
パメラ「こ…これが変異なの！？」
ラ『ちょっと、何ぃ〜！？』
パメラ「…ラ先輩がまだ中に！？」
レンタル兵伍長『悪ぃ、チェックし忘れてたぜ！』
リコル「やっちゃいましたね〜。
先輩ごと変異しちゃったりしてぇ…」
パメラ「そんな…」
ＮＴレンタル兵「こら伍長、ラちゃんに何かあったら許さんぞ！」
レンタル兵伍長『へーへー。』
〜中略〜
レンタル兵伍長『ホントに変異したぜ…こりゃあボールじゃねぇ、先行量産型ボールだ！』
パメラ「あ、あんまり変わってない…」
リコル「でもENは回復してるよ。
……先輩、大丈夫ですかぁ？」
ラ『な……何とか…
何？ 今何があったの…？』
リコル「大丈夫そうですね！ じゃあもう一回出撃させちゃいましょう！」
ラ『も、もう無理だからぁ！ 誰でもいいから代わってぇ〜！』
リコル「イヤですぅ！ 伍長さん、ボール射出お願いしまぁす！！」
レンタル兵伍長『ＯＫ！』
ラ『ちょ、ちょっと、もうイヤぁ〜！！
何で私がこんな目に〜！！』
レンタル兵大尉「……で、どうしようか？」
リコル「とりあえず、さっき変異前のボールで先輩がデスアーミーさん達のHPを
いくらか削ってくれてたみたいなので。攻撃を避けつつ、メーインヘイムの向きを変えて
主砲で相手の射程外から攻撃していくのはどうでしょう？」
レンタル兵大尉「でもな…この敵の多さだし、敵がいる方向に艦首を向けて後退速度が下がるのは…」
ラ『こ…こうなったらヤケよ！』
リコル「あ、先輩冷静にならなきゃダメですよー！？
……って、あれ？」
パメラ「せ、先行量産型ボール、ウィンチ・ギミックで敵デスアーミータイプの一機を捕縛しました！」
リコル「ちょ、ちょっとぉ、大丈夫なんですかせんぱ〜い！！」
ラ『外野うるさい！』
リコル「せ、先輩が、ホントに変異してますぅ…」
パメラ「いえ、変異というよりは…
……デスアーミー、撃破されました！！」
レンタル兵軍曹「ボールでかよ！？ すげぇな…」
パメラ「先程HPを削っていた機体を捕縛し、撃破したようです…
回避を繰り返して超強気状態にもなっていたので、撃破できたようですね。」
リコル「なんだ、あぁ見えて結構考えてたんだぁ…」
ラ『どーゆー意味かなー…？』
リコル「いえいえ、深い意味なんてぇ…
今日の先輩ちょっと怖いですぅ…」
パメラ「…意外と、ラ先輩はパイロットの適正があるのかもしれませんね…」
リコル「ホントね。あまりの残虐ファイトっぷりにゾンビ兵さん達が若干引き気味ですぅ！」
ラ『うぅ…こんなことしてたら、悪い三連星さん達と同類になっちゃう…』
リコル「それはそれで面白いんじゃないですかぁ？」
ラ『……もう一回言ってくれる？』
リコル「じょ、冗談ですよぉ…」
NTレンタル兵「黒いラちゃんか…これもこれで」
ラ『バイスさんみたいなこと言わないでください！』
パメラ「あの…レンタル兵さん達も、ブリッジで見物しているくらいなら
ラ先輩の代わりに出撃してくれてもよかったのでは…」
レンタル兵曹長「嫌だ。給料以上の事はしない。」
レンタル兵少尉「全くその通り。」
ラ『まったく、どいつもこいつも〜…』
リコル「先輩、キャラがぁ…」
ラ『もーリコルうるさいっ！ 黙ってなさい！』
リコル「で、でも先輩、今の撃墜で超一撃にはなったみたいですけど、ボールさんの攻撃では
エクストラのデスアーミーさんを一撃撃破はできません！」
パメラ「メーインヘイムのHPは多少回復したとはいえ、まだ危険域であることに変わりはありません！
もう少しの間だけ、敵を引きつけて下さい！」
ラ『…わかったわよ！ やればいいんでしょ！ やればぁ！』
パメラ「申し訳ありません…」
レンタル兵大尉「今の戦艦はコロニー占拠しなくても勝手に回復するのか…」
リコル「…知識古い人は黙っててもらえます？
艦長は私がやりますので。あなたは副長席にでもテキトーに座ってて下さい。」
レンタル兵大尉「あ、あぁ…」
レンタル兵軍曹「なんか、ギスギスしてきたな…」
パメラ（先輩達、現場に染まりすぎ…）
〜中略〜
リコル「お〜、先輩二機目撃破しましたぁ！！」
パメラ「これで敵機の数はデスアーミー四機、デスバット三機となりました！」
ラ『先は長いなぁ…』
パメラ「こちらからもできるだけの援護射撃は行いますので、何とか持ちこたえてください！」
リコル「先輩のボールはマスターユニットなんですから、やられちゃったらゲームオーバーですよ？」
ラ『そんなこと言ったってぇー！！』
レンタル兵軍曹「大尉、なんかオレら蚊帳の外じゃないっすか？」
レンタル兵大尉「もう言われた通りにするだけだ…
しかし、艦長があの娘に変わっただけで艦の戦闘力がこんなに上がるとは…」
パメラ「…新たに三機の敵増援を確認！」
ラ『ちょっとぉ、どうなってるのよ〜！？』
パメラ「どこから出現しているのか、特定ができません…
……三時の方角より、さらに新たな機影を確認！ これはかなり大型の機影です！」
ラ『大型ってぇ…まさか…』
リコル「つ、ついにデビルガンダムさんの登場ですかぁ！？」
ラ『そんなぁ！ 何で！？ 何でこうなるのぉ！？』
パメラ「先輩、落ち着いて！ この熱源反応は、戦艦のものです！」
ラ『え……』
リコル「じゃ、やっと増援来てくれたのかな！？」
レンタル兵大尉「またうちらの部隊じゃなければいいが…」
パメラ「これは、ラー・カイラム級戦艦…
…！！ 先輩！ ラー・カイラム級の主砲が、そちらに向かって発射体勢に！！」
ラ『え？ えぇ！？』
ズオオオオ！！
…
リコル「……先輩！！ だいじょーぶですかぁ！？」
ラ『も…もう少しで当たるとこだった……』
リコル「わわ、先輩！ ボールさんの装甲表面、ちょっと溶けちゃってますぅ！」
ラ『えぇ〜！？ 何なの！？ あれ味方！？』
パメラ「今の攻撃で敵機数機にダメージを与えています。
恐らく今の攻撃も本来敵機に向けたものと思われますので…
……向こうの戦艦から通信が！ 繋ぎます！」
ザザザザ…
ブラッド『クククク……待たせたなッ！ ゴミども！！
ようやく主役の登場だ！』
ラ『本当に待ちましたよぉ！』
リコル「やっと来てくれたんですね！ しかもラー・カイラム級で！」
ブラッド『クククク…… このエイジャックスを見るがいい！ この威容…ククク、あえてラー・カイラムではなく
エイジャックスというのがポイントだッ！
ラー・カイラムとは違い、これは「悪」の戦艦だからな……』
リコル「知りません！」
ラ『それに、さっきの砲撃で私まで巻き込みそうになってましたよ！？
何でそういうことを…』
ブラッド『なんだ、デブリかと思ったがキサマだったか……
…わざわざ増援に来てやった我々にそんな態度をとっていいのかね？』
ラ（……あ〜、この人やっぱり面倒くせぇ〜…）
パメラ「と、とにかく助かります！
こちらと連携をとって、敵機殲滅に…」
ブラッド『何、我が部隊だけで十分だ…
さぁ、宇宙のゴミどもを掃除してやるとするか…
…133式ボール部隊、出撃だッ！』
ラ『……ってなんであなたたちまでボールで来てるんですかぁ！？』
ブラッド『いい母艦を借りたからな！ その代償として艦載機はゴミしか借りれなかったというわけだ…』
リコル「バランスをよく考えて編成しましょう！」
ブラッド『本来は…Ｆ91部隊でも編成したかった所だったのだがな…
代理として編成されたのがこの133式ボール隊だッ！ 時代は合っている、問題は無かろう…』
ラ『問題しかないでしょ！！』
ジュナス『みんな、無事！？』
パメラ「ジュ、ジュナスさん！！
そちらの通信席に…？」
ジュナス『いや、こっちだよ！ このボール！』
パメラ「ボ、ボールですか…」
ドク『うぁぁぁ、なんじゃこりゃぁぁぁ！！
まっすぐ進まねぇぇぇよぉぉぉ！！』
グレッグ『へッ、機体の文句なんざ言うんじゃねぇ、若造が！』
ブラッド『ククク…この脈絡のない三名が我が部隊のMSパイロットだッ！』
ラ『エイジャックスなのに三機しか搭載してないんですか！？』
ブラッド『あえて言おう！ ……時間が足りなく、人員を集められなかったと！』
リコル「それに、133式ボールさんはMSじゃないような気がしますけど…もう別にいいですぅ！
やっちゃってください！」
グレッグ『一気に殲滅するぞ！ オレに続け！！』
ジュナス『任せてください！』
ドク『まっかせぇぇなさぁぁい！！』
ブラッド『…時にラ、キサマはどうやら超一撃状態のようだな？
しっかりサポートしてやれ、逃げるなよ……』
ラ『…わかりましたよ！
もう何だってやってやりますとも！」
ブラッド『では総員、敵部隊を殲滅せよッ！』
〜中略〜
パメラ「ってここで中略してしまうのですか！？」
リコル「会話方式だけでのＳＳだもの〜。
ちゃんとした戦闘描写は無理があるでしょ？ 書き手さんの文章力的に考えても。」
パメラ「そういうものですか…」
リコル「では、改めて」
〜中略〜
〜中略、エイジャックス艦内〜
リコル「…皆さんまだ観てますかぁ？
こちらはなんだかんだで敵部隊殲滅に成功しました！ お疲れ様ですぅ！」
ラ「あんなに頑張ったのに「なんだかんだ」で済まされるのね…
もう戦闘はこりごり…もーいや…」
リコル「先輩ストレス溜まってますね〜…
でもほっぺたつねらなくてもいいじゃないですかぁ！ ヒリヒリしますぅ…」
ラ「最近の態度も含めて…それで済ませてあげたんだからありがたく思いなさい！」
リコル「うぅ〜…先輩がブラッドさんみたくなっちゃいましたぁ…」
ラ「もう何とでも言えばいいわ…」
ドク「にしてもぉぉ、ボォォォルもあんがいよわくねぇぇなぁぁ！！ ヒャアーハッハァー！！」
ジュナス「ドクさんの腕があってのことですよ。」
グレッグ「にしてもレンタル兵の青二才ども…オマエらは揃って観戦でもしてたのか？」
ＮＴレンタル兵「…いや、撃破されてしまってな。脱出してきたんだ…」
グレッグ「へっ、女子供も満足に守れねぇとはな。
春先の講習が活きてねぇようだな！ 修練を怠るからそうなるんだよ…」
レンタル兵曹長「春先ったって去年じゃねぇか…」
レンタル兵軍曹「それに修練なんてする気になんねぇよ、どうせ新作にでれねぇんだし…」
グレッグ「チッ…」
ブラッド「……キサマらは精々、ギンガナム艦隊を見習うのだな。
ヤツらは2500年もの間、模擬戦をやっていたのだぞ…」
レンタル兵大尉「その境地には辿りつけそうに無い…」
ドク「もぎせんならぁ、スペシャァァルでにせんかいなヤツもいたなぁぁぁ！！」
ブラッド「知らん……」
リコル「とにかく、ケンカはダメですよ？
せっかく無事に戦闘終了したんですから。」
グレッグ「なぁに、ケンカなんてもんじゃねぇよお嬢ちゃん…」
レンタル兵伍長「なんでもいいけど、レンタル代は口座に振り込んどいてくれよな！」
レンタル兵軍曹「追加料金もな！」
ブラッド「……誰が払うかッ！！ ゴミどもが…」
レンタル兵大尉「そんな！ 人権侵害だ！」
ラ「今回は私の人権の方が侵害されたような気がします…」
パメラ「……しかし、何故あのような場所にデビルガンダム軍団の機体が現れたのでしょう？」
ブラッド「…さぁな。調査はするが…」
パメラ「…また、ウォン首相でしょうか？」
ラ「え、ウォン首相ってあの…」
ブラッド「その線は薄い筈だ、深海の件で懲りたろうからな…
ウルベの配下という線も無くはないが……連中とも裏取引中だ。今は襲っては来まい……」
ラ「裏取引って…そんなことしてたんですか！？」
ブラッド「そうだが？ 今回ネェルＤＧ細胞を連中にやったのも裏取引の一環だ…」
ジュナス「…なんてことをやらせるんですか、あなたという人は…」
ラ「ひどすぎます…」
ブラッド「まぁ許せ、軍務とは綺麗ごとばかりではないということだ…
…ともかく、あんなものがどこからともなく湧いてくるはずはない。
どこかに黒幕がいるはずだ…いずれ叩いてやる！」
リコル「とにかく、真相は今のところ謎のままということですねぇ。」
レンタル兵大尉「調査任務なら是非私どものレンタル兵派遣会社に……」
ブラッド「キサマらは少し黙っていてくれぬかな…」
リコル「とにかく、これだけ戦闘で盛り上がれば、番組の取れ高は大丈夫ですね！」
ブラッド「取れ高だと？ そういえば撮影だったな…
ということは締めねばならんな…… 締めておけ！」
ラ「………」
リコル「………」
パメラ「………」
ドク「およッ！？ しめねぇぇのかぁぁぁ！？」
リコル「…アシスタントはジュナスさんですよ？」
ジュナス「あ、そうだった…」
ブラッド「…………」
ジュナス「そ、それでは今回はこの辺で！」