またまた特別編 ライル先生の登場MS紹介



ライル「みんな久しぶり! メカニックのライル・コーンズだよ!」
ブラッド「ワタシより先に喋るなゴミめ…」
ライル「すいません、久しぶりの出演なので…」
ブラッド「フン…視聴者の中には何故今更こんなゴミが再登場したのかを疑問に思う者もいるだろう。
     …それにも理由がある! ライル! キサマから説明しろ…」
ライル「あ、はいはい!
    つまりね、今回は今まで番組内で脇役的に登場した
    MS等のメカを一気に紹介しちゃおう、っていう特別企画なんだ。
    でもブラッドさんは、機体の知識や趣向にかなり偏りがある人らしいからね。
    あんまり偏ったMS紹介にならないように、この部隊でも有数のMSマニアで
    仕事柄メカにも詳しいこのボクが呼ばれたってわけさ。
    わかったかなキミ達?」
ブラッド「…ということだ。
     ワタシとて本来こんなゴミを何度も呼びたくなかったのだがな。
     上からの指令なら仕方あるまい…」
ライル「まあまあそう言わずに、一緒に楽しくメカを紹介しましょうよ!」
ブラッド「フン…料理紹介ならともかく機体の紹介ではな…
     どうにもテンションが上がらん……」
ライル「…ではその分、僕がよりテンションを上げて紹介しましょう!」
ブラッド「それも鬱陶しいぞ…
     …とはいえ、いつまでもこうしておるわけにもいくまい。そろそろ始めるか…」
ライル「待ってました!
    今回の企画はMS格納庫からお送りするよ!
    せっかくだから今まで登場したMS等のメカ達をこの格納庫に集めてみたんだ。
    フフフフ…こうやって見ると圧巻ですねブラッドさん!」
ブラッド「ゴミのような性能のMSばかりだがな…
     …しかし、番組に出した記憶が無いMSもあるようだが…?」
ライル「今回は名前だけの登場の機体も集めてみたんですよ。」
ブラッド「そうか…
     しかし…ここまで多くのMSが登場していたか…」
ライル「意外でしょう! この数だときちんと紹介していたらそれなりの時間がかかりますね。
    早速紹介に移りましょう!」
ブラッド「……そうだな。では次のレスから始めるとするか…」



・フェニックスガンダム
ライル「GGF-001、フェニックスガンダム。
    ご存知、今じゃGジェネを象徴すると言っても過言じゃないオリジナルMSですね。」
ブラッド「…こんな機体を番組に出した記憶は無いがな。」
ライル「これは名前だけの登場ですね。
    第二回の例え話が初出で、それからは主にブラッドさんがムシャクシャした時に
    悪戯される存在として話によく出てますね。」
ブラッド「ああ、それでか…」
ライル「何でこの機体にばかり悪戯するんですかね?」
ブラッド「…どうにも気に入らん機体なのだこれは!
     ゼロの方はそうでもないのだが……
     そのヒロイックな外見や、毎度の破格の扱い等も気に入らん要因だが…
     何より、マークの乗機ということが一番大きいのかな……クク!」
ライル「個人的な恨みでしたか…
    それを直すのはボク達整備班ですからね、程々にして下さいよ。」
ブラッド「フン、最近は控えてはいる…」
ライル「それならいいですけども…
    フェニックスガンダムといえば、最近の作品では随分楽に入手できるようになったという話を
    聞きましたけど本当ですかね?」
ブラッド「…そうだな。昔のようにわざわざ最後まで攻略せずとも
     入手は出来るからな。そう言われれば楽になったものだな…」
ライル「そうなんですか。
    いやはや、僕がいた頃はこの機体を手に入れるためにどれだけの苦労をしたか…」
ブラッド「フン、オールドタイプめ…」

・ザニー
ライル「連邦軍が最初期に開発したデータ収集用のMSです。
    機体の性質上、ザクのパーツを数多く流用しているのが特徴ですね。
    これも第二回に名前だけ登場した機体です。」
ブラッド「…あぁ、ニードルの作ったチャーハンの品質の表現に
     ワタシが使った機体か…」
ライル「…料理教室での言いようから見ても、ブラッドさんはあまり評価してないようだけど
    言うほど悪い機体じゃないんですよ、これも。
    MS開発のロマンをこれほど体言した機体も無いんじゃないですかねェ…
    そりゃフェニックスガンダムとかと比べられちゃうと厳しいけど…
    コストの割には火力もそれなりにはありますし。
    初期生産可ユニットの常連だし、思い入れも深いですよ。」
ブラッド「フン、下らぬロマンや思い入れなどで戦争に勝てるものか…」
ライル「それを言っちゃあねェ…
    …ザニーも昔は輝いて見えたものですよ。
    まだボクも駆け出しだったころはこの機体で整備のいろはを学びました…
    何だかんだ言って、この部隊にもザニーに思い出のある人は大勢いますよ。」
ブラッド「……ワタシも初期に乗ったことはあるがな。
     その時はいつかもっといい機体に乗ってやる、と野心を燃やしただけだったな…」
ライル「…ま、それも思い出といえば思い出ということで…」



・キャトル
ライル「これも初出は第二回の例え話ですねェ。
    ですがメインの登場は第七回、つまりボクが助手として登場した回ですね!」
ブラッド「……今までの放送でも一、二を争う内容の無さを誇った回か。」
ライル「いやぁ、でも楽しい放送ではあったと思いますけどねェ。」
ブラッド「ククク……OPの収穫もあったしな!」
ライル「そうですよね! あれでこっちも結構潤ったんですよ!フフフフ…」
ブラッド「……脱線しているな、話を戻すか…
     確かこのゴミ機体はシャングリラのジャンクの中から発見したのだったな…?」
ライル「そうでしたねェ…
    このキャトルは…フフ、今になって考えればおかしな話なんですけど
    最初はコンロ代わりにしようかと思って起動したんでしたね!」
ブラッド「…全く、あの時は本気でキサマの正気を疑ったぞ…」
ライル「冗談のつもりだったんですがねェ。
    少し行き過ぎてしまったようで…」
ブラッド「少しどころの騒ぎではないわ……」
ライル「けど、なんだかんだ言って最後の方はジャンク回収に大活躍でしたね。
    古い機体だけどパワーはありますからね!
    ちなみに、この時回収したサイコミュ試験用ザクはちゃんとレストアしましたよ!
    誰も乗ってくれないですけどね…」
ブラッド「……解体して金にした方が軍のためになるかもしれんな…」
ライル「そう言わないで下さいよ、頑張ってレストアしたんですから!
    …それに、このキャトルは本当はかなり貴重な機体で、シャングリラなんかに
    置いてあるわけないんですけどね…」
ブラッド「……非シリアスSSだからな。
     ある程度の誇張は見逃して欲しいものだ…」

・EWACネロ
ライル「第三回でニードルさんが情報収集に使っていた機体ですね。」
ブラッド「こんな機体で寝ずに張り込みとはな… よほど暇だったのだなヤツも…」
ライル「まあ、待機中はぶっちゃけやることないですからねボク達…」
ブラッド「……ワタシの料理趣味も待機中の暇潰しに始めたのが発端だったな…」
ライル「で、EWACネロですが、ジム系MSでも評価の高いネロをベースに
    様々な最新技術が盛り込まれて作られた、高い索敵能力を誇る偵察、哨戒用MSです。
    ちなみにEWACは「イワック」と読むのだそうですよ。
    数ある偵察用MSの中でこの機体を選ぶなんて、ニードルさんも結構いい趣味してますねェ…」
ブラッド「フン…ニードルめ、数ある偵察機の中で最もイメージに合わない機体を選択したな。」
ライル「そうですね…イメージにはちょっと合いませんかね。」
ブラッド「そもそもヤツが偵察というガラか……?
     それ以前に戦場での偵察や哨戒ならともかく、こんな細々とした
     諜報に使うような機体でもなかろう?」
ライル「その通りですね。適切ではない運用法ですねェ…
    盗聴なら偵察MSなんて使わなくても他にいくらでもいいやり方があるのに…
    よし! 今度ボクが彼に教えてあげようかな!」
ブラッド「………」
ライル「おっと、今のは冗談ですからね!」
ブラッド「フン、キサマの冗談は笑えんな…」



・アッグガイ
ライル「MSN-04Nアッグガイ。アッガイの派生MSでジャブロー攻略用に設計された
    「アッグシリーズ」の一機です。
    この番組では、やはりジャブローで食材を捕獲するためにブラッドさんが乗りましたね。」
ブラッド「ああ、そうだったかね…」
ライル「あえて各方面で人気のアッガイじゃなくてこのアッグガイを選ぶ辺りが
    ブラッドさんらしいですねェ…」
ブラッド「ククク…天邪鬼というわけではないのだがな…」
ライル「でも、たしかこの機体の武装は基本的に水中では使用不可だったハズですが…
    魚とかはどうやって獲ったんですかね?」
ブラッド「……アレだ、水中放電だ! 電気ウナギの要領だな…
     MS相手ではとてもダメージは期待できんが、魚程度なら何とかなるぞ…」
ライル「そ、そうなんですか…そんな使い方もあるんですねェ。
    …他の捕獲した生物もアッグガイで捕らえられるとは思えないんですけども…」
ブラッド「…その辺りは素手だな!」
ライル「…もう「アッグガイで捕獲した」とは言えませんね。」
ブラッド「クククク、言葉のあやというものだな!」

・ガンタンクK
ライル「何故かエイブラムさんの定番ネタになっていたガンタンクKですね。
    あの人は射撃より格闘が得意だったような気がするんですがねェ…
    …これも第四回他での話だけでの登場です。
    いつも彼が磨いてくれているお陰で、この機体はいつも異様にピカピカですよ…」
ブラッド「……流石は伝説の待機師、暇潰しも一味違うな…」
ライル「劇中では放棄寸前のジャブローに残されちゃってることもあって、残念なイメージがありますが
    これが実戦ではなかなか使えてしまう隠れた名機なんですよねェ。」
ブラッド「そうだな…たまにこの手の砲撃主体の機体に乗ると
     軽くトリガーハッピーな気分になれるな……」
ライル「そ、それは人によると思いますが…」

・豆兵器
ライル「これはMS以外のメカですね。」
ブラッド「ククク、節分に合わせてライルに作らせた決戦兵器だな!
     豆まき用に威力をおさえ、口径も豆のサイズに合わせて調整させた…」
ライル「前日に急に作れって言われて大変でしたよ…
    まあ作ってる時は楽しかったですけどね。」
ブラッド「お陰で中々楽しい豆まきとなったぞ…クク!」
ライル「…でも、やっぱり豆まきは手でまいたほうがいいと思いますけどねェ…」
ブラッド「……今更全否定するな!」



・ジム&ホバートラック
ライル「本当の意味で、初めてこの番組に出演したMSですね。」
ブラッド「やっとか……
     名前だけの登場のMSの紹介はもう聞き飽きたところだからな!」
ライル「そうですねェ。で、このジムとホバートラックですが、第六回の
    ジャブローでの二回目の教室で登場したんですねェ。
    この回のジムは守備隊の機体で、普通の連邦軍の兵士が乗ってたみたいですね。
    ホバートラックが随伴してることから、哨戒中にブラッドさん達と遭遇してしまった
    ということが想像できます。」
ブラッド「フン、バイスが単独行動しなければ遭遇することも無かっただろうがな…」
ライル「…しかし、ボクらも長いGジェネライフでジャブローとの付き合いも長いとはいっても
    軍事基地近くでどう見ても怪しい行動をしてるのに「なんだオリキャラ軍の者か」の一言で
    すんでしまうのはどうなんでしょうね…」
ブラッド「ククク…我々のやりたい放題ぶりは連邦内部にも轟いているようだからな。
     この程度の行動なら特に問題にもされんのだろう…」
ライル「そういうもんですかねェ……
    で、ジムなんですが…ジムはある意味ガンダム以上に連邦軍を象徴する機体ですよね!
    カスタムのベース機としても優秀だし、何よりその生産性の高さが魅力ですよ。」
ブラッド「…「数の連邦」を体言する機体だからな。」
ライル「そうなんです! 量産機好きにとってはカリスマ的な存在ですよ!
    機体の入れ替わりが激しい宇宙世紀でも、改修されてかなり長生きしてるのも凄いですよね!
    このジムも後々ジムKに改修されたりしたのかな…」 
ブラッド「ジャブローに散ったのかもしれんな……」
   
・ヴァルヴァロ、Dガンダム、ゲゼ
ブラッド「随分まとめたものだな… 何の括りなのだ?」
ライル「これは三機種ともジャンク屋と関わりが深いMSたちですね。
    これらはボクが助手だった回に、ボクが例え話で出した機体です!」
ブラッド「……ああ、「このくらいなら作れる」と大口を叩いた時だな!」
ライル「いやぁ、あの時はテンションが上がりすぎてしまって…
    まあ、ゲゼくらいならなんとか…なりますかねェ…」
ブラッド「ワタシが知るか…」
ライル「まあボクなんかの発言は置いといて、機体を紹介しましょう!
    この中でも、特にヴァル・ヴァロは男のロマンの塊のようなMAですねェ…
    未完成のMAを隠匿してジャンク屋で密かに修理して来るべき時を待つなんて
    なんて燃えるシチュエーションなんだ!
    憧れちゃうな〜…」
ブラッド「……なかなかマニアックな趣味だな。」
ライル「Dガンダムとゲゼはジャンクから作られたハンドメイドMSだけど、その方向性は正反対ですね。
    そしてどちらもジャンク再生のMSにしてはかなりの高性能!
    僕もいつかこういうMSを作ってみたいなァ……」
ブラッド「…話は変わるが、このDガンダムが主人公機の「ダブルフェイク」という漫画は
     大して面白い作品では無いぞ……Gジェネで出ていたからと
     読もうと考えている者は気をつけろよ。」
ライル「いやいや、面白い漫画ですよあれは!」
ブラッド「フン、あんなものはゴミだ!」
ライル「そうですかねェ…まぁ、料理も漫画も感じ方は人次第ということで。」
ブラッド「上手く締めたつもりか…
     …長く語りすぎてしまったな、残骸の機体や宇宙母艦の紹介は省略するぞ…」
ライル「そ、そうですか…残念です。」



・ボール
ライル「連邦の「動く棺桶」ことボールです。
    Gジェネでは毎回結構使える機体ですよね。
    本編でも、08小隊やIGLOOではかなり活躍してるのでファンは必見だよ!
    …番組内ではこれも名前だけの登場ですね。」
ブラッド「……料理用具のボールが出てくる際によく出す名だな。
     あのネタはイワンから教わったものだ…」
ライル「そうでしたか。どうりで…」
ブラッド「…そういえば、リコルのヤツも同じネタを言ったことがあったが
     あのゴミもイワンから聞いたのだろうか…」
ライル「どうですかねェ…
    でもこのボール、「モビルポッド」と呼んでいいのかは微妙なんですよねェ。
    メディアによってMS扱いだったりMA扱いだったりもしますから…」
ブラッド「…ク、別に何でもかまわんだろ…」

・ウォン特性メカ達
ライル「これもMS以外ですね。
    ウォン・ユンファさんが来艦した際に、彼が持参してきたメカたちです。」
ブラッド「フン…あの回か。思い出したくも無いのだがな…」
ライル「…しかし、これはみんな凄い技術を使ってますよ。
    DG細胞にこんな使い方があったとは…フフフ、個人的には興味がありますねェ…」
ブラッド「……あまりDG細胞に魅入られん方がいい…
     ウォンやウルベのような末路を辿るのがオチだぞ…」
ライル「そうですね、気をつけますよ…
    …技術意外にも造型も中々見るべきところがありますよ。
    ウォルターガンダム容器やらデビルガンダム型のチョコやら…造型の精度がとてつもなく高い!
    モデラーとしても興味が尽きませんね!」
ブラッド「…もうそのくらいにしろ。この回はこれ以上思い出したくない…」
ライル「そうですかァ…まだ語りたいことが色々あったのですが…」

・ジムカスタム
ライル「ジム系MSの中でも特に人気の高い機体の一つですね。
    Gジェネではモンシアさんが「旧型の14型なんて楽勝」的なことを言って出撃した
    すぐ後に大ピンチになる印象が強い機体ですねェ…
    ですが本来はエースパイロット用の高性能ジムです。バニング大尉他、アルビオン隊のベテラン達の
    活躍が印象的ですね!
    …ボクが整備していたら誘爆なんて絶対にさせなかったのに…」
ブラッド「……これも名前だけの登場か!
     何だ、ここまでで実際に登場したのはジャブローのジムだけではないか!
     どういうことだ…」
ライル「そう言われましても…」

・ザク改
ライル「これも名前だけの登場ですn」
ブラッド「もういいだろう名前だけの機体はッ!
     省略しろこんなもの…」
ライル「しかしザク改も人気機種ですし、統合整備計画やバーニィとアルの微笑ましい修理シーンなど
    色々と語りたいことが…」
ブラッド「今更こんな所でこんなメジャー機体の解説をしてどうなる…
     …キサマ、さては特別企画を利用してただ好きなMSを語りたいだけだな!」
ライル「そ、そんなことはないですよォ!」



・寒冷地ジム
ライル「はい! この機体は番組に登場した機体ですよ!」
ブラッド「フン、いいタイミングで来たものだ…
     …しかし、これもジムか。登場MSはジムばかりではないか…」
ライル「まあ、数が多いですしねェ…
    このジムは北極基地に配備されていた機体です。
    いわゆる「オーガスタ系」と言われる後期生産タイプのジムをベースに寒冷地仕様としたもののようですね。」
ブラッド「ククク……このMSの0080一話でのやられ芸には大いに楽しませてもらったな…」
ライル「Fではムービーにもなってましたねェ…
    ジムはやられっぷりも魅力の一つですが、この機体は特に凄いですよね!
    腕を撃たれてマシンガンで自分を撃ったり、盾にされたり…
    もはや美学すら感じられるレベルですねェ…
    最後に一矢報いた所もポイントが高いですよ!」
ブラッド「……番組内でもデニスとグレッグのハイゴッグにほぼ全滅させられていたな。」
ライル「まあうちのハイゴッグはかなり改造してありますからね…」

・ハイゴッグ
ブラッド「そしてハイゴッグだが…」
ライル「ZEROのOPでおなじみの機体ですね。
    確かグレッグさんとデニスさんが調理室までこの機体で来たんでしたね。」
ブラッド「そうだったな……帰りは酒を飲んで酔っ払い操縦で帰っていったぞ。
     ミーシャでもあるまいに…
     道中で「ついで」でジム隊を全滅させたことも含め、非常識な話だな…」
ライル「全くですねェ…
    ハイゴッグの話に戻りますが、マスコット的な人気を得ることが多い
    水陸両用MSの中では珍しく、格好良い機体として人気の高いMSですね!」
ブラッド「ククク…この禍々しい風貌はワタシも嫌いではないな!」
ライル「わかりますか! この曲線を基調とした美しさと恐ろしさを兼ね備えたデザイン、傑作ですよ!
    キュベレイにも通じるものがありますよね!」
ブラッド「それは知らんが…水陸両用にしては使い勝手もいいな。」
ライル「ゴッグと違って地上でも結構動けますからねェ。
    まぁ、その分装甲は薄いのですが…」
ブラッド「フン、当たらなければどうということはない…」

・アッザム
ライル「こ、これも名前だけの登場ですねェ…」
ブラッド「…ククク、鍋の形が似ていたので話に出したのだったな!」
ライル「鍋というよりは壺だと思うんですけど…」
ブラッド「フン、小さな違いだ…」


・ディッシュ連絡機
ライル「これは名前だけの登場…といっていいんでしょうかねェ…」
ブラッド「ククク…コジマとクッキー作りをした際に用意した型の一つに
     この連絡機の型があったのだったな…」
ライル「マニアックなところを選びましたよね本当に…
    …こんな見た目ですか、これでも高速ジェット機です。
    見た目通り、哨戒能力は高いですよ!」

・ファットアンクル
ブラッド「…ワタシが旅行に行った際に拝借した戦艦だな!」
ライル「…無断使用は困るんですがねェ…でも輸送機としては優秀ですからね。
    旅行に使うには悪くない選択かもしれませんね。」
ブラッド「ククク、中が広すぎて持て余したな…」

・陸戦型ガンダム&ミデア
ブラッド「ようやく主役格の登場か…」
ライル「タケノコ狩りの回に登場したんでしたね。
    移動や通信に大活躍です!
    …しかし、原作通りのミデアからのパラシュート降下での登場が泣かせますねェ…」
ブラッド「泣くことはないと思うがな…
     …恐らくこの登場の仕方はデニスの趣味だな。ヤツはあれで「08MS小隊」が好きなのだそうだ…
     あの無骨な男があんな甘ったるい話をな……」
ライル「地上戦の空気感がよく出てる作品ですからね。彼が好きなのもわかる気がします!
    恐らくデニスさんはIGLOOも気に入るでしょう…特に最新の連邦編は」
ブラッド「ヤツの好みなどどうでもよかろう…はやく機体の解説をしろ!」
ライル「あ、はいはい…で、この陸戦型ガンダムですが
    ガンダムの開発過程で生まれた余剰パーツを流用して開発された機体、という設定です。
    こんな早い時期にガンダムが量産されていたという設定は当初は賛否両論でしたが、今では
    立派に認められた感がありますね!
    現地改修機のEz-8やブルーデスティニーシリーズなど、様々な派生機も存在します。」
ブラッド「ブルーデスティニーか……話は変わるが、アレに搭載されているEXAMというシステム…
     …ククク、あれはいいものだ!」
ライル「あれはかなり危険な技術なんですがねェ。
    あのシステムをあそこまでノリノリで使うのはブラッドさんくらいですよ…」



・シャイニングガンダム&ネロスガンダム
ブラッド「出おった、Gガンのモビルファイター…」
ライル「タケノコ狩りの後編で、アキラくんが乗ってきた機体ですね。
    Gガンダム前半の主役機で、ネオジャパン代表のMFです。
    ゴッドガンダムとの交代劇には泣かされましたねェ。
    ゴッドともども、アキラくんのイメージぴったりの機体ですよね!」
ブラッド「ドクのヤツも乗りたがっていたようだが、ヤツには似合わんだろうな…」
ライル「そうですね、ニードルさんも行ってたとおりネロスガンダム等の方が似合いそうです。
    あの機体も実際使って見たら結構強いんですよねェ…
    ……それにしても、アキラくんはGガン好きそうだなぁ…」
ブラッド「フン、好きが高じ過ぎて最早あちら側の人間になりつつあるぞ……
     何なのだこの回の登場は…」
ライル「シュバルツさんの影響も受けていますねェ。
    いやしかし、指を鳴らしただけで駆けつけるとは。いつ見ても凄い技術ですね…」
ブラッド「技術というのも憚れるレベルだな……」
ライル「とにかく、シャイニングガンダムといえば必殺技のシャイニングフィンガーですよね!」
ブラッド「フン、ワタシはギンガナムのターンXの印象の方が強いがな…」
ライル「まぁ、そこは人それぞれとして…
    Gジェネではこの技を使う時の、パイロットのセリフが面白いのが多いんですよね!
    F.I.Fのバトルシミュレーターで各キャラのシャイニングフィンガーのセリフをチェックするのは
    誰もが通る道のはずです!」
ブラッド「そんなことはないだろう……
     …だが確かにあの技を使う時は皆テンションがおかしくなるな…
     最もおかしいテンションになっているのは恐らくキサマだろうが……」
ライル「そうですかねェ。」
ブラッド「もっとも、ホンゴウだけは普段のテンションと何ら変わらないがな……」
ライル「ははは、アキラくんらしいや。」


ライル「…これで登場メカは全てですかね。
    通好みな機体からメジャーMSまで様々な機体を紹介しましたね!」
ブラッド「フン、思った以上に多かったな……
     …と言いたい所だが、実際に登場したのは数種類だけではないか!
     後は名前だけとは……ゴミのように酷い引き伸ばしだな…」
ライル「いやいや、そうは言ってもMS好きにとっては楽しい放送だったと思いますよ!」
ブラッド「そうは言うがな…これは料理教室だぞ…
     だというのに三回も連続で料理をしていないとはな……名に偽りありすぎだろう…」
ライル「まぁ、たまには息抜きにこういうことがあってもいいんじゃないですか?」
ブラッド「フン、どうだかな…
     ……肝心の紹介部分も、大して有用なことも解説しておらんし…
     そもそも格納庫を貸し切ってMSを集める必要はあったのか…?」
ライル「いやぁ、これは必要でしたよ!
    実物があるかないかで紹介のテンションも変わってきてしまいますからね!」
ブラッド「そんな事情なぞ知るか……
     ここまでMSを集められる予算があるなら……というかここまで積載できる格納庫などあるのか…
     戦艦まで入っているぞ……どんな格納庫だここは…」
ライル「ま、まあそこは非シリアスSSですから!
    ある程度の誇張は見逃せとブラッドさんも言っていたじゃありませんか!」
ブラッド「フン…まあいい。愚痴った所で何も始まらん…
     ……しかし、新作が間もなく出ようという時期にこんな事をしていていいのか…」
ライル「それを言っちゃあおしまいでしょうよ…」
ブラッド「……そろそろ終わるとするか。
     ただ長々とMSを紹介しただけだったからな。読む方も疲れただろう…」
ライル「そんなことはないと思いますけどねェ。
    ボクはMSの話なら一日中していても飽きません!」
ブラッド「皆が皆、キサマのようなMSマニアでは無いということだ…
     ……それでは今回はここまでとする! 次回こそは料理するぞ…」