シャノンさん悪酔いするの巻



トリッシュ「酒が入ると人って大胆になるって言うよねぇ?」
ギルバート「言うなぁ! がはははッ!」
トリッシュ「でもアレって本当はさ、大胆になるってより…
      自分に正直になるって言った方が正しくない?」
ギルバート「オレは大して変わんねぇってよく言われっけどなぁ! ガハハッ!」

パメラ「あの、トリッシュさん…」
トリッシュ「ん? どったのパメラ」
パメラ「いえ、その…シャノンさんの様子が…」
トリッシュ「シャノン姐の様子が変なのは、別にいつものことだろ?」
ギルバート「そりゃそうだ! がはははッ!」
パメラ「そうじゃなくて…とにかく変なんです!」
トリッシュ「…?」


……
シャノン「カル…お前にはいつも迷惑ばっかりかけて、すまなかったね」
カル「あ、あの、シャノンさん…?」
シャノン「本当にすまなかった……侮蔑してくれて構わないよ」

トリッシュ「あれが噂のキレイなシャノン姐…?」
パメラ「一体どうしたのでしょうか…」
ギルバート「そうか…アイツ、昨日随分と呑んでやがったからなぁ!!」
トリッシュ「それがどうしたってのさ?」
ギルバート「がははは!!
      酒が入りすぎて…何週かしちまってやたら素直な性格になっちまってんだ!!
      一時的になぁ! オレも一回やったことあるぜ! ガハハハッ!」
トリッシュ「ん〜…ちょっと意味わかんないけど、そゆことね」
パメラ(つまり…どういう事…?)

カル「いや、なんというか…こちらこそ至らない部下で…
   侮蔑なんてとんでもないです。シャノンさんは最高の上官ですよ」
シャノン「そう言ってくれるか……可愛いやつめ…
     どれ、抱きしめてやろう…」
カル「ちょ、ちょっと待って下さい人前で…って、ぎゃああああ!!」

ボキボキ!!

ギルバート「ゲェ!? シャノンブリーガー!?」
トリッシュ「こ…こらーシャノン姐! ちょっとは手加減しな!」
シャノン「はなすものか! …テコでも離さん!!」
カル「い…いたいいたい…」
トリッシュ「手遅れになる前に引き剥がすんだよ!」
ギルバート「おうさぁ!」
シャノン「…うるさい! 離せ!
     あんな従順でいじましいカルに欲情しないヤツなんて女じゃない!カスだッ!」
トリッシュ「…あー、いつものシャノン姐だわ…」
ギルバート「単に自分に素直になっただけだったんだなぁ…」
パメラ「な、納得してないで助けてあげてください!」
カル「し…死ぬ…」

※全治一週間だったそうな