シャノンさんが夜なべもせず



シャノン「…あ〜もうしゃらくさいねぇ! 傷が疼くんだよ!」
トリッシュ「何さイラついて。ま〜た何かあったのかい?」
シャノン「うるさいねぇ…マフラーが上手く編めないんだよ!
     …おいトリッシュ! やり方を教えな…」
トリッシュ「あ〜残念シャノン姐、アタシもそういうのてんでダメでさ。
      そーゆーのはパメラにでも聞いたら?」
シャノン「アイツに聞くのは……イヤだ!
     これだけは…アタシのプライドが許さないんだよ!」
トリッシュ「? なにさ急に…」


カル「あの、シャノンさん。もし良かったらオレが…」
シャノン「…カル、お前にできるってのか?」


シャノン「…なんだ上手いな、流石はインドア系ってとこだな」
カル「そりゃどうも…」
シャノン「よーし…そんな上手いなら最後までやれ」
カル「えぇ!? 最後までって…」


…………
カル「はい、できあがりました!」
シャノン「ほう、上手く出来てるじゃあないか…
     ……ほら、これやる」
カル「…はい?」
シャノン「…しゃらくさいねぇもう! アンタってヤツはこれだから!
     最初からお前にやるつもりで編んでたんだよ! 言わせるなったく…」
カル「は、はぁ…」
シャノン「寒くなってきたからね…風邪なんか引くんじゃないぞ!」
カル「はい…」


カル「えっと…」

カル(なんでオレは自分で編んだマフラーを自分で…?)