18:40 ケイさんの伝言
MSデッキに向かう途中に先程帰還したエイブラムさんとブランドさんに出会ったので
「警戒お疲れ様でした」
とこちらから挨拶をした。それに対して
エイブラム「シェルドか。ねぎらいの言葉ありがとう」
ブランド「帰還したアタシに挨拶するなんて律儀ね…ほんとうれしいわ。けどこんな警戒よりもあんた達みたいに戦ってみたかったわ」
二人はそう返事をしてメディカルチェックを受けに医務室へと向かった。
それから少し経ってエルフリーデさんがやって来たので
「警戒お疲れ様でした。先程エイブラムさんとブランドさんにも会いました」
と挨拶すると
エルフリーデ「こうして帰還したとはいえ警戒も大事なことだからな。先程戦わなかった我々がやるのは当然さ。ではこれで」
とルナさんの元に向かった。
それからしばらくするとエルフリーデさんが戻って来て
エルフリーデ「ケイからの伝言を忘れていた。『整備は自分達で行うからシェルドは来なくても大丈夫だ』
とな。
これも整備班とパイロットを兼用しているお前への負担をかけないようにするケイの優しさだろう。こういう行為はありがたく受け止めるんだぞ。いいな!!」
と強く念を押した感じでケイさんの伝言を僕に伝えて再びルナさんの元に向かったエルフリーデさんであった。
それなら夕飯時だからマリア姉さんを誘って食堂に向かうとするかな。
18:45 部屋の前には……
MSデッキへと行こうとした足をマリア姉さんの部屋の前に運んでみるとドアには
「シェルドへ
先に食堂の方に行っているわ by.マリア」
と書かれたメモが張り付けられていた。
なので僕も食堂に向かおうとしたら…
クレア「おっ シェルドじゃん!!」
エリス「私達とこうして会うのは朝以来ね」
レイチェル「こんなところで何しているの?」
と三人娘に遭遇した。
そして
クレア「なぁ〜るほど。そういう事か!!」
エリス・レイチェル「あぁこれの事ね」
メモにも気づいた。さらに
クレア「だったらマリアさんを待たせちゃ悪いからさっさと行った方がいいよ」
と催促してきたので
「そうする前に君達の方から話し掛けてきたんだろうが!!」
と怒鳴ってその場を立ち去った。
(次に会ったら謝らないとな)
と食堂に向かっている間心の中で思った。
18:50 今日の夕飯は
食堂の前にたどり着くとそこにはマリア姉さんが立っていた。そして
マリア「あら?もう整備は終わったの?」
「ううん、違うよ。かくかくしかじか…というわけだよ」
マリア「そっか。それじゃあここに突っ立っていないで早く夕食を食べましょう。今日はカレーライスよ」
と軽く会話をして食堂に入った。
今日の夕食はカレーライスか。辛さはどれにしようかな。
18:55 本日のカレー
キャリーベースのカレーライスはその日によって辛さと肉の種類が違う。
ちなみに本日は
チキンカレー…甘口
ポークカレー…中辛
ビーフカレー…辛口
となっている。
そしてご飯をよそったら
マリア「私はチキンカレーにするけどシェルドはどうする?」
「僕はポークカレーにするよ」
マリア「それじゃあチキンをシェルドに分けてあげるから私にポークを分けてね」
「うん、いいよ(そんなかわいい笑顔で頼まれたら断るわけないじゃないか)」
どの辛さのカレーにするのか選択した。
その後カレーを盛り付けたらトッピングのチョイスに取り掛かった。そのトッピングの具材には
ハンバーグ・ソーセージ・コーン・チーズ・Etc
があったので二人同じトッピングのハンバーグ・ソーセージ・コーンを選んだ。
そしてこれが今日の夕飯となる。
19:00 食事の開始
席に座って
マリア「それじゃあ食べよっか。いただきます」
「いただきます」
ブラッドさんが作るカレーは市販のルーではなく試行錯誤の末独自の配合によって完成した物を使用している。
そして辛さはその量によって決まる。
それだけでなくいろいろな野菜をじっくり煮込んで作ったブイヨンをベースにしているので人気ナンバーワンの料理だ。
マリア「それにしても…あんな場所でヴェイガンと戦うなんて思わなかったわ」
「そうだよね。よく見かけるのはジオン共和国軍・袖付き・クロスボーンバンガード・ベスパ・宇宙革命軍・ザフト・ジャンク屋ギルドの人達・民間のシャトルくらいだからね」
と会話は弾んでいた。
そして半分くらい食べたところで
マリア「お肉もらうわよ」
「いいよ。じゃあ僕もお肉もらうね」
マリア「ええ、どうぞ」
と肉を分け合った。
19:15 艦内放送
ラ「ブリッジから艦内のみなさんに連絡します。
20:00にブリーフィングルームへ集合してください。繰り返します。
20:00にブリーフィングルームへ集合してください。
なのでそれまでにみなさん食事を済ませておいてください」
とラさんの声がスピーカーを通して聞こえた。
マリア「ブリーフィングって今回のヴェイガンに関係することかしら?」
「多分…そうじゃない?まぁ行けばわかると思うから食事を続けようよ」
マリア「そうね。まだ時間があるからゆっくり食べましょう」
ブリーフィングの内容が気になるけど今は食事が大事なので残りのカレーを食べはじめた。
19:30 デザートを注文
マリア「まだミーティングには時間あるわね。だから何か食後のデザートたべよ」
「うん。じゃあ頼んでくるから姉さんは待っててよ。ついでに食器を置いてくるからさ」
マリア「えぇそれじゃあお願いね」
こうして僕は二人分の食器を持って席を立った。
そして
「ごちそうさまでした。食器置いておきますよ」
ブラッド「重ねてあるということはマリアの分もだな。置いたならさっさと立ち去れ!」
「あの、食後にデザート食べたいのですが何かありますか?」
ブラッド「デザートか。探しておくから待っていな!!」
ということでマリア姉さんの待つ席に戻って事情を説明した。
何が出るのか楽しみだな。
19:35 ブラッドさんが出してきたのは…
ブラッド「待たせたな。コレがあったぞ。それとミルクティーは私からのサービスだ。ゆっくり味わうがいい」
と僕らの前にチーズケーキとミルクティーを置いてブラッドさんは厨房へと立ち去った。
マリア「さて…食べないとミーティングに遅れちゃうわね。いただきます」
「そうだね。いただきます」
そして僕らが食べていたら
クレア「いいなぁ〜チーズケーキ」
エリス「まだあるかしら?」
レイチェル「それじゃあブラッドさんに聞いてみる」
カチュア「ケーキ食べた〜い」
シス「私も」
ラ「ビリーさんお願いします!!」
ビリー「わかった。ブラッドんとこ行ってみるわ」
等と食後のケーキをみんなが求めるようになっていた。
19:45 食事を終えて
マリア「フゥ おいしかった。じゃあ行こっか」
「そうだね。この後はミーティングだし」
食べ終わったので食器を片付けに行くと…
ブラッド「人数分のケーキは無いからジャンケンで決めろゴミ共が!!」
と怒鳴っているブラッドさんを見かけた。
なので
「ここに食器置いておきますよ」
マリア「チーズケーキありがとうございました」
とブラッドさんは聞いていないかもしれないけど一応一言声をかけて食堂を立ち去った。
さてと遅れずにミーティングルームに行くとするか
19:55 開始5分前
僕らがミーティングルームに到着したときはマークさん・ラナロウさん・ルークさん・ブランドさん・エイブラムさん・エターナさん・エルフリーデさん達が既にいた。
なので「お疲れ様です」と軽く声をかけてから席に座った。
食堂にいた他の人はちゃんと間に合うかな?
20:00 ミーティング開始
開始3分前に食堂にいたほとんどの人がやってきた。
それから開始ギリギリになって
クレア「よっしゃあ、セーフだね」
エリス「そうね、艦長とニキさんがいないから間に合ったようね」
レイチェル「そんなこと言ってないでさっさと座ろうよ。
みなさん、お見苦しいところを見せてしまってすみません」
とレイチェルが謝って深々と一礼をした。
その後おとなしく三人共席に着いた。
そして20:00ちょうどになって艦長とニキさんが入った。
ゼノン「ブリッジ要員と料理班・整備班以外全員集合しているな。
では今回のミーティングの内容についての前にだが…ヴェイガンの襲撃では誰も戦死しなくて済んだのでホッとしたよ。ただアンノウンに関しては謎のままになったのが気になるがな。
と、まぁ一言これが言いたかった。
ではニキに後は任せる」
これで艦長からの話は終わった。
ニキ「では今回の本題に入ります。みなさんにはミーティング終了次第自分の部屋に戻って荷物をダンボールへ詰め込む作業に取り掛かってもらいます。
なぜなら明日は月の基地に向かいます。そこで私達の新しい母艦となる戦艦を受理するからです」
ニキさんがここまで言ったときだった。
クレア「新しい戦艦!?すっげぇ〜!!いつの間に用意していたの!?」
レイチェル「興奮するのもわかるけどちょっと落ち着きなよ」
お約束といった感じで興奮するクレアとなだめるレイチェルの二人だった。
クレアが落ち着いたところで
ニキ「話を続けますよ。さらに新しい機体も既に搬入済みとのことだそうです。
それとマークとシェルドがテストをした副座式の新型シミュレーターも向こうで挑戦可能のようです」
ニキさんの話が一旦終えたところで
マリア「新型シミュレーターってヴェイガン襲撃前にシェルドが近くにいたアレのことよね」
「うん、そうだよ」
隣に座っていたマリア姉さんが尋ねたのでそれに僕は応答した。
ニキ「ちなみに話は以上です。誰か質問は無いですか?」
どうやらあれで話は終わりだったようだ。そして質問をする人は誰もいなかったので
ゼノン「今回は以上だな。各員忘れず作業をするように、では解散!!」
こうして艦長の一言で今回のミーティングは終了した。
(明日は新しい戦艦に乗り換えか。何級になるんだろう?楽しみだな)
と思いながら作業のために部屋へと向かった。
20:20 荷物の詰め込み作業
部屋に戻って明かりを点灯すると既に作業済みのジュナスの物が入ったダンボールと折りたたまれているダンボールがあった。
「これに僕の分を積み込めればいいんだな。
さてと…まずはパソコンのデータをUSBメモリに移し替えるとするか」
こうしてパソコンを立ち上げると
・宇宙世紀(メモリ1:0079〜0083・メモリ2:0087〜0100代・メモリ3:0120代〜0153)・未来世紀・A.C.・A.W.・正歴・C.E.・西暦・A.G.・その他
にMS・MA・戦艦を分類してUSBメモリにデータを全て移し替えた。
そして次はマリア姉さんといっしょに写っている画像ファイル等のプライベートデータを移し替えた。
(この作業をしている間に誰もいないのは幸いだったな)
全て移し終えると次はダンボールを組み立てて机の中の整備に関するファイルと私物を入れた。
その上に先程のUSBメモリを破損しないように梱包して入れた。
そして最後に全てのデータを消去してパソコンの電源を落とした。
これで引っ越し作業は完了!!
22:30 クレア達の訪問
僕が引っ越しの作業を終えたときだった
クレア「お〜い シェルドォ〜アンタに聞きたいことあるから入っていい?もちろんエリスとレイチェルもいっしょに」
とクレアの少し大きな声がしたので
「(夕食前のことで謝るにはちょうどいいな)引っ越しの作業は済んだから入ってもいいよ」
と言ったら
クレア「おっじゃましま〜す!!」
エリス・レイチェル「失礼します」
三人が挨拶をして部屋に入って来た。
「早速だけど聞きたいことって何だい?」
クレア「ミーティングでニキさんが言ってた新型シミュレーターについて」
エリス「私達まだ挑戦したこと無いから…」
レイチェル「どんな感じなのか知りたいの」
(あぁこれについてか。そういえばヴェイガン襲撃以降誰もシミュレーターに挑戦していないってマークさん言ってたな)
「いいよ。でもシミュレーターのことを言う前に三人に謝りたいんだ」
クレア「何を?」
「夕食前に怒鳴ってゴメン」
エリス「あぁ、そのことね。別に謝らなくていいわよ」
レイチェル「シェルドが怒鳴ったの元はといえば私達が原因だし…」
クレア「だからそんなこと気にしない気にしない。それよりもシミュレーターの話をしてよ」
三人はどうやら怒鳴られたことについて怒っている気はなかったようだった。
なので気を取り直してシミュレーターの話をした。
23:00 就寝
シミュレーターについていろいろ聞いてきたクレア達が寝るために去ってから5分くらいたったときだった
ジュナス「ただいま」
部屋にジュナスが戻ってきたのでおかえりと声をかけた。
ジュナス「それにしても…今日は午前に模擬戦やって午後にはヴェイガンが襲撃してきてと散々な一日だったな」
「ほんと、こんなの初めてだよ。ところで明日からは新しい戦艦が僕らの母艦になるよね」
ジュナス「そうそう、気になるよな。やっぱりキャリーベースがクラップ級だからワンランク上のカイラム級かな?それともIフィールド搭載しているソレイユ・ラミネート装甲のアークエンジェル級かな?」
「他にもデュートリオンビーム送信可能なミネルバ・トランザム可能なトレミーIIの同型艦などなど目白押しな戦艦って多いね」
ジュナス「まぁ…明日になればわかることだからさっさと寝ようぜ」
「そうだね」
そして明かりを消して目覚ましをセットしてベッドに入ったところで
ジュナス「おやすみ、また明日な」
「あぁ、おやすみ」
眠りに着いた。
こうして一日は過ぎていくのであった。