二日目 07:00 起床


ピピピッ ピピピッ
と目覚ましが鳴り一日が始まる。

それを止めるとベッドから起き上がり洗面所で顔を洗った。
洗い終えるとジュナスも起きていたので
「おはよう」
ジュナス「あぁ、おはよう。今顔を洗うから待っててよ」
「いいよ」
朝の挨拶を交わした。

そしてジュナスが顔を洗い終えると
ジュナス「お待たせ、さぁ朝食を食べに行こうぜ」
「うん」
二人で部屋を出た。

(そういえば月の基地に到着すればこの艦とお別れだな)
とこの時僕は思った。


二日目 07:10 夜勤明けのキリシマさん


食堂へと歩いていたら夜間のブリッジ要員のキリシマさんに出会った。
ジュナス「キリシマさん、おはようございます」
「おはようございます。夜勤お疲れ様です」
僕らが挨拶をすると
キリシマ「おはようございます。ところで昨日は…火星の野郎共が襲ってきたみてぇだな。今度奴らに遭遇したらアタシがぶっ殺す!!」
といつものようにおしとやかな面と凶暴な面の二面性が現れた。
そして僕らが唖然としていたら
キリシマ「朝にする話ではありませんでしたね。では私はこれで失礼いたしますわ」
と言ってそそくさと立ち去った。

「行っちゃったから言うけどさ、キリシマさんの二面性は何時切り替わるのかわからないよね」
ジュナス「ほんと、あの人はちょっと苦手だよ。まぁそれより朝食だよ」
「そうだね」
再び食堂へと足を運ぶ僕らであった。


二日目 07:20 朝食の注文


キリシマさんが立ち去った後僕らは食堂に着いた。そこで並んで待っている間に
ジュナス「今日は何にするんだ?僕はちなみにハンバーガーにするけど」
「昨日はサンドイッチだからおにぎりにするよ」
とお互いに何を食べるのか言い合った。
そして僕らの番になって
ブラッド「部屋から二人仲良くここまで来たようだな。さぁ朝食は何にするんだ!?」
「鮭おにぎり×2と飲み物にウーロン茶お願いします」
ジュナス「ハンバーガーとコーラお願いします」
ブラッド「わかった。では作るからいつものように席に座っておとなしくしているがいい!!」
と注文を聞いたブラッドさんがすぐに調理に取り掛かった。

さてと、席に着いて朝食を待つとするか。


二日目 07:25 食事の到着


朝食を待っている僕らに食事を運んできてくれたのは…
マリア「二人共おはよう。ハイッ、コレを食べて一日頑張ってね」
ジュナス「マリアさんおはようございます」
「姉さんおはよう」
なんとマリア姉さんだった。でもトレーを置いたその手を見たら理由がわかった。
「米粒が手に付いているけど…おにぎりを握っていたの?」
マリア「えぇ、今日は私が朝食のおにぎり担当よ。
そ・れ・と私からのサービスで豆腐とワカメの味噌汁・野菜サラダを付けておいたわ(ブラッドさんに了承済み)。栄養バランスには気をつけないとね。それじゃあゆっくり食べててね」
そう言うと厨房へと戻って行くマリア姉さんであった。

さて…食事にありつくとするか


二日目 07:26 本日の朝食


「さぁ食べよう、いただきます」
ジュナス「そうだな、いただきます」
と言って食事にありついた。

今日の朝食のおにぎりに使用している米はブラッドさんが各地を巡って信頼できる農家から取り寄せている。そして具材の鮭は地球の北欧から取り寄せている。なお今回はマリア姉さんが握ったけどおにぎりを握るのは誰が担当と決まっていない。
ちなみにサービスしてくれた味噌汁の具材・味噌は補給物資として購入している。

それとジュナスの注文したハンバーガーのバンズ・パティも厨房にいる人の手作りなので担当は決まっていない。

もちろん僕が厨房に立つ場合があるのでおにぎりの握り方とバンズ・パティの作り方は頭に叩き込んでいる(ブラッドさんに怒られたくないのが理由で)


二日目 07:30 もうすぐ基地へ


食事をしていたら
リコル「皆さんにお知らせですぅ〜。あと10分で月の基地に到着ですぅ〜」
と艦内放送が聞こえた。

「もう少しで到着か」
ジュナス「それじゃあさっさと食べないと・・・ゲホッ ゲホッ」
「だからって慌てて食べるなよ。ほら、水でも飲んで落ち着けよ」
ジュナス「ありが…とう。ゴクゴク・・・フゥ、スッキリした」
どうやらノドにパティが突っ掛かったみたいだ。

(それはともかく…これがキャリーベースでの最期の食事になるんだな)
と僕はしみじみと思った。


二日目 07:35 食事を終えて


ジュナス「あぁ〜お腹いっぱい」
「そうだね。じゃあ僕が片付けるから先に部屋に戻っててよ」
ジュナス「わかった。すぐに来いよ」
「そんなことわかってるって」
そしてジュナスは先に部屋に行って僕は食器を返却しに行った。そしてそこにはマリア姉さんがいた。
「マリア姉さん、サービスありがとう」
マリア「どういたしまして。じゃあ洗うからそこに置いておいてね」
「うん」
こうして食器を返却して食堂を後にした。

それから部屋に戻って
「あと少しだね基地に着くの」
ジュナス「そうだな。おっ、フォンブラウンを通過したぞ」
「あっ、ホントだ」
と窓から見える景色を眺めた。


二日目 07:40 基地に到着


リコル「皆さん、ようやく基地にたどり着いたですぅ〜。これから着艦して接岸するですぅ〜。だけどこれからミーティングするので勝手に艦から出るのは止めるですぅ〜」
とリコルの艦内放送が流された。
ジュナス「ミーティングってこれからのことについてだよな」
「まぁ普通はそうだろうね。だったらミーティングルームに行こうよ」
ジュナス「そうだな、行くとするか」
そして僕らが部屋を出てミーティングルームへと向かったときに着艦した音が響いた。


二日目 07:45 ミーティングルームに到着


僕らがミーティングルームにたどり着いたら既にマークさん達はともかく…ニキさんがいた。
ジュナス「ニキさんおはようございます」
「おはようございます」
ニキ「二人ともおはようございます。ちなみに遅刻ではないのでそのことについては心配無用ですよ」
「そうですか。では始まるまで席に着いて待っています」

そして席に着いて待っていて辺りを見渡したら
「よく考えてみたらまだ全員揃っていないから始められるわけないよね」
ジュナス「うん。でもニキさんが僕らより先にいると遅刻したかな?って思うよ」
「確かにそうだね」
と話していたら
クレア「よし到着……ってニキさんもういるの!!」
エリス「それじゃあ……」
レイチェル「私達遅刻したの?」
ニキ「まだ始まってないので三人とも遅刻ではないですよ」
クレア「よかったぁ〜」
エリス「じゃあ席に着きましょう」
レイチェル「そうだね」
と三人娘が僕らと同じことで心配していた。

次にやって来たのは
マリア「フゥ、着いたぁ〜。あぁ、ニキさんお疲れ様です。ブラッドさんからミーティングの内容を聞いてこいと言われて急いで来たのですがまだのようで安心しました」
ニキ「そうでしたか。それなら席に着いてゆっくりしていてください」
マリア「お気遣いありがとうございます」
マリア姉さんだった。そして僕の隣(こういう場合のためにいつもみんなが空けておく)に座ると
マリア「ホントはまだ洗い物があるんだけどさっきの艦内放送を聞いて行ってこいといつもの命令口調で言われたわ」
とここに来た理由を話してくれた。

基地に着いてからもう10分くらい経つからそろそろ始まる頃だな。


二日目 07:50 ミーティング


全員揃ったところで艦長がやって来た。
ゼノン「待たせてすまんな。誰かが勝手に艦を出て基地に入らないように見張っていたからな。では始めよう」
ニキ「まずはキャリーベースが接岸している場所ですが、普段停泊している第1ドックではなく第2ドックとなっております」
クレア「っていうことは第1ドックに新しい戦艦が停泊しているんだよね」
ニキ「ええ、そうですよ」
(みんなそれくらいわかっているからわざわざ言わなくてもいいのに…)と言葉に出さないけど思った。
ニキ「では続きなのですが、このミーティングが終了次第午前中はその私達の新しい母艦となる戦艦を見に行きます。そして昼の休憩を取ったら午後からは引っ越し作業に入ります。
ちなみに今日は出撃・模擬戦をすることは無いので引っ越しが終了した人はその時点で自由時間となります」
カチュア「質問、質問!!自由時間ってフォンブラウンとかに遊びに行っていいの?」
ニキ「ええ、構いませんよ。ですが……」
ビリー「心配すんな。俺らといっしょに行くから。そうだよな!?ルナさんよぉ!!」
ラ「ええ、私達がついているから大丈夫ですよ。もちろんカチュアちゃんだけじゃなくてシスちゃんもいっしょですよ」
ゼノン「そうだな。艦内でも四人でいる場合が多かったから一人で基地を出るようなことはなさそうだな」
ニキ「わかりました。ではビリーとラの両名が責任を持ってカチュア・シスの保護者として同行してください」
ビリー「おう」
ラ「了解しました」

それを聞いて
マリア「ねぇ、私達も終わったらどこか行こうね」
「うん、いいよ(でも…整備の方もあるから遅くなるかもなぁ〜)」
と約束をした。
ちなみに僕らと同じように他の人も約束を交わしている声が聞こえた。

その様子を見て
ニキ「遊びの約束をするのは構いませんがまだミーティングは終わっていませんよ」
この一言でみんなおとなしくなった。
ニキ「最後にこの艦の今後なのですが、地球←→この基地間を往復する物資調達艦となります。ではこれで私からは以上です」
ゼノン「引っ越し作業についての詳細は作業前に説明する。ところで誰か質問は無いか?」
辺りを見回して誰も手を挙げないのを確認して
ゼノン「ではミーティングは以上で終了だ。さて基地に入るぞ」

こうしてミーティングルームを出て僕達は久しぶりに基地へと向かった。


二日目 08:10 基地の中へ


僕らがタラップに差し掛かったとき
ブラッド「貴様らが来たということはミーティングは終わったようだな。これから新しい戦艦を見に行くのだろう?ならば私も行くぞ。調理場を自分の目で確かめたいのでな」
そこにはブラッドさんが待っていた。
マリア「あのぉ、ブラッドさんがいるということは食器を全て洗い終えたんでしょうか?」
ブラッド「洗い物か…それならニードルの奴に任せた!!もし食器を割ったら自腹で買うように言ってあるからそんなことは無いと思うがな」
とマリア姉さんが質問をしてブラッドさんは返答した。それを聞いて(ニードルさん、割らないように頑張ってください)と思った。

それからタラップ・ドックの桟橋部分を通ってようやく基地にたどり着いた。
僕らの基地を簡単に説明するとキャリーベースが停泊している第2ドックと新しい戦艦がある第1ドックとエレカ・ワッパ等の駐車場に挟まれる形で
1F…エントランス・管制塔
B1F…居住区
B2F…トレーニングルーム
となっている。

そのエントランスホールに全員到着すると基地司令官のガルンさんが出迎えてくれた。


二日目 08:15 発覚!アンノウンの正体!!


ガルン「ハハハッ キャリーベースのみんな久しぶりだな」
ガルンさんの第一声はこれだった。
ゼノン「相変わらず大きい声だな。ところでいない間おぬしや他の連中は元気にしていたか?」
ガルン「もちろんだとも。トレーニングに励んだり新しい戦艦をもう運用して模擬戦をやってみたりしていたぞ。まぁ…トニー・サエン・バイスの三人はいつそっちの女性陣に会えるのか毎日ぼやいておったがな」
ニキ「そうですか。既にそちらの方で新しい戦艦は運用済みでしたか」
等と話していたら
ガルン「そういえばここに来る途中にヴェイガンに遭遇して危うく撃沈されるところだったそうだな」
と意外なことをガルンさんは口にした。
ゼノン「何故そのことをおぬしが知っているんだ?」
ニキ「まだ遭遇したことのみで詳細を報告しておりませんが……?」

僕らは困惑したけれど
ガルン「何故知っているか皆不思議そうにしているが答えは簡単さ。おまえ達が来る前にロンド・ベルに派遣しているアルトリウス隊が補給に来てコチラに報告してくれたんだ。だから私だけでなく基地の連中は全員知っているぞ」
これで理由がわかった。と同時に僕らを助けてくれたアンノウンの正体も判明した。


二日目 08:17 アルトリウス隊について


ガルンさんの話に出てきたアルトリウス隊はホワイトアーク級アルトリウスを母艦とした部隊である。
搭載MSは
ウィングゼロ(カスタム仕様)
トールギスL(ゼロシステム搭載機)
ヴェイガンを倒したのもツインバスターライフルとメガキャノンによる攻撃だろう

ウィングゼロのパイロットのニケアさんは薬物投与や身体の一部を義肢や人工骨格や人工臓器に置き換える事で常人を遥かに上回る反射神経や運動能力を持ち、『ZEROドライブ』と呼ばれるゼロシステムみたいな未来予測を可能とする生体型戦術支援システムを脳内に組み込まれている強化人間である。
そしてこのZEROドライブとゼロシステムを併用することによってニケアさんの未来予測はゼロシステム単体使用よりも性能は上回っている。
トールギスLのパイロットのライオットさんはゼロシステムに最初は翻弄していたけど「ニケアさんを自分が支えてあげる」という思いのおかげで今では完全にシステムを使いこなしている。

なおアルトリウスは艦長をライオットさんの妹のエミリアさん、通信担当はフィオ君、操舵担当はミオさんの三人で運用している。ちなみに艦載機の整備はエミリアさんをリーダーとして全員でおこなっているみたいだ。
また、フィオ君とミオさんはニュータイプの持つ交感能力を強化して互いを思いやる気持ちから二つの身体に一つの心を実現させることが可能な『レゾナンツ』と呼ばれるツインズシンクロニティ・サイキッカーとは別のシンクロ能力を持っている。
それとニケアさん・フィオ君・ミオさんの能力は今は壊滅した『アイゼンラート』と呼ばれる組織の研究成果によるものである。

そんなアルトリウス隊だが今回のように僕らと行き違いになる場合が多いので会って話す機会がほとんど無い。なのでチャンスがあったらじっくりお互いのことについて語り合いたいな。


二日目 08:20 僕らの仕事


ガルン「話はこれまでにしてそろそろ新しい戦艦を見に行ったらどうだ?みんな待ち遠しいだろうから」
ゼノン「そうだな。では我々は見に行って来るよ」
その後ガルンさんは管制塔の方へと足を運んで行った。

ニキ「では我々も第1ドックに向かいましょう」
ケイ「ニキの言うとおりだな。それに…MSも新しいのが配備されてんだから整備士として楽しみだよ」
ケイさん…目を輝かせすぎだよ。

そして第1ドックへと向かったとき
クレア「新しい戦艦・MSが配備されるのはありがたいけどアタシ達って仕事は何だっけ?」
とクレアが疑問を口にした。
エリス「ハァ…やっぱり忘れていたか。いい、私達はアルトリウス隊みたいに他の組織への派遣・輸送艦の護衛・新兵器のテスト運用・Etcを生業としているんでしょうが!!」
レイチェル「クレア、今のエリスの説明でわかった?」
クレア「わかったよ。っていうかアタシはこの説明でわからないと答える馬鹿じゃないよぉ〜」
そこでエリスが僕らの仕事内容をクレアに簡潔に説明した。

そうこうしているうちに明かりが灯っていない暗い第1ドックが見えてきた。


二日目 08:25 新型艦といよいよ対面


第1ドック桟橋に全員入り込んだけど…
カチュア「真っ暗で見えないよぉ〜」
ニキ「そのようですね」
明かりが灯っていなかったのでドック全体は暗闇に包まれていた。

しばらくしてそんな状況に目が慣れたとき
マーク「クッ!!」
ジュナス「ウワッ!!」
ラ「まっ 眩しい!!」
急に明かりが点灯して強烈な光が目を襲った。
クレア「れっ 連邦の新兵器か!?」
(こんなときにクレアはよくそんなこと言えるな)

そろそろ大丈夫かな?と思って目を開けると
ゼノン「おお!!」
エリス「これが私達の新しい母艦!?」
レイチェル「これだと思わなかったわ」
予想していたのとは違ってキャリーベースカラーの『ドゴスギア級』だった。
そしてそのドゴスギア級からこちらにやって来たのは
パメラ「お久しぶりです。皆さん驚かれたようですね。艦内を案内しますので私について来てください」
管制塔オペレーターをしているパメラだった。
久しぶりに会ったけど挨拶をそこそこにして早速ドゴスギア級の内部に乗り込んだ。
これからはコイツが僕らの母艦になるのか。


二日目 08:30 艦内施設について…そのJ


まずはMSデッキではなく艦の居住区域を見ることにした。
パメラ「キャリーベースにあった施設はこちらにもあるので心配いりませんよ。それと部屋もレイアウトの変更はないので快適な生活を送れます」
と言ったので射撃場・剣術道場・医務室・ミーティングルームには入らなかった。(引っ越しが終われば今よりじっくり見れるとの理由で)
パメラ「では次は食堂に行きましょう」
ブラッド「ようやく食堂か。待ち遠しかったぞ!!さぁ私を案内するがいい!!」
食堂へ行くとなったら急に前の方にブラッドさんが歩み寄った。それを見て
シス「遊園地とかに行くのがうれしい…子供みたいね」
ラ「そうね。ブラッドさんがあんなにイキイキとするのはめったに見れないわよね」
と二人の話し声が聞こえた。

そして食堂にたどり着くとすぐにブラッドさんが調理室の方を覗き込んだ。
ブラッド「さすがドゴスギア級だな。キャリーベースの小さい船体故に搭載できなかったピザ窯と薫製窯があるとは!!
これで冷凍ピザ・薫製済みの食品とは」
クレア「おさらばでございます…だよね?」
ブラッド「確かにそうだが……それなら私に最後まで言わせろゴミがっ!!」
パメラ「まぁ、あの二人はさておきピザ窯・薫製窯に使用する薪は足りなくなったら随時連絡してください。すぐに補充に参りますので」
とクレアに怒っているブラッドさんを尻目に淡々と説明をするパメラであった。

それから怒りが収まったら
ブラッド「食器はすでにある程度揃っているようだから私の愛用品だけ持ち込めばいいな。ならば私は早速引っ越しに取り掛かるぞ。今から調理を始めれば昼食をここで食べれるからな」
ゼノン「それは構わんが一人でやるのか?」
ブラッド「貴様らの手を借りる必要は無い。ニードルと基地の暇な奴数名を取っ捕まえて手伝わせれば大丈夫だ」
ニキ「わかりました。では私達は引き続き艦内をパメラに案内してもらいますので昼食の方をよろしくお願いします」
ブラッド「任せるがいい。では私はこれで失礼させてもらう」
と昼食を作るためにブラッドさんは艦をでていった。
早速ピザ窯と薫製窯を使用するのかな?


二日目 08:40 艦内施設について…そのII


食堂の次に向かったのはキャリーベースには無かった入浴施設だった。
ラナロウ「へぇ〜、こんな風呂あんだ」
エルフリーデ「鍛練後に浸かるには最適だな」
エターナ「そうね。キャリーベースだと部屋のシャワーしか無かったから…」
等とそれぞれ感想を述べた。
そんな僕らに
パメラ「なお、見てのとおり脱衣所は男女別にしているけれど入浴に関してはミーティングで決めてください」
とパメラから一言あった。

それを聞いて
マリア「ねぇ、できれば混浴可能になればいいわね」
とマリア姉さんが僕の後ろに回り込んで耳元で囁いたので二人で入浴している様子を想像していたら身体が固まった。

パメラ「さて皆さん、見るのはこれくらいにして次の施設に向かいますよ。次はいよいよお待ちかねのMSデッキです!!」
ミンミ「ようやくMSデッキを見れるのでありますか!!」
ダイス「どんな機体がおるのか楽しみじゃのう」
ライル「そうですね」
ケイ「うっしゃあ!!そんならパメラ、とっとと案内しやがれ!!」
ここでパメラが次に向かう施設を言ったら整備班のみんながそれに素早く反応した。
もちろん僕もMSデッキには興味あるので早く行きたい気持ちになった。


二日目 08:45 艦の動力源


MSデッキに向かっているときだった。
ダイス「なぁ、おぬしら気付いたか?」
ケイ「あぁ、艦後部のスラスター部分だろ?」
ミンミ「普通のドゴスギア級とは違ってるのであります」
ライル「アレはソレスタルビーイングのトレミー系列と同じ形状だったね」
とみんなが話していた。

僕も外観の違いに気付いていたので
「パメラ、この艦ってGNコンデンサを積んでいるの?」
と質問してみたら
パメラ「えぇ、先程から整備班の方達が話しているとうりGNコンデンサを搭載しているのでこの艦の動力源はGN粒子ですよ。なのでGNフィールド展開・トランザム可能となっておりますし純正太陽炉搭載機からの粒子供給も当然可能ですよ」
クレア「マジで!!ドゴスギア級なのにトランザム可能なんだ!!すっげぇ〜!!」
と説明をしてくれたパメラの声よりもクレアの驚いた声がMSデッキに向かって僕らが歩いている通路に響いた。


二日目 08:50 MS解説…そのJ


長い通路を抜けてようやくMSデッキに着いた。そして早速
パメラ「これから各機体について解説しますのでこちらに行きましょう」
とパメラが言ったのでみんなで機体の近くまで移動した。

パメラ「まずはこちらの機体についてです。これは『ガンダムデルタカイ』と言います。メイン武装はこのハイメガバスターです。そして機体の特徴としてパイロットを強制的に強化人間にする『ナイトロ』というシステムを搭載しています。なので誰でも機体の武装のプロト・フィンファンネルを使用可能です。また、シールドにはメガマシンキャノン・ハイメガキャノン・炸裂ボルトの三種類から一つを選択して装備することができます。さらにこの機体はΖ系列と同じくウェイブライダーへの変形も可能です。ちなみに一旦機体から降りれば強化人間処置は解除されますのでそこは安心してください」
続いてその後ろのリゼルの方に向かった。MA形態の機体を見てみると2機は通常機と装備が違った。
パメラ「この2機に装備しているのは『ディフェンサーユニット』と言います。手前の機体はマイクロミサイル・コンテナとハイパービームサーベルの『aタイプ』を装備しております。その後ろの機体はバインダー内蔵ビームキャノンとメガビームランチャー二門の『bタイプ』を装備しております」
ケイ「ひとつ質問あるけどさ、aタイプのハイパービームサーベルってΖΖと同じビームキャノン機能はあるかい?」
パメラ「それでしたらこちらのビームサーベルはキャノン機能が無いタイプとなっております」
ケイ「ありがとよ。質問は以上だ」
パメラ「ちなみにケイさんの他に質問のある方はいませんか?」
しかし誰もいなかったので次の機体の方に向かった。


二日目 09:00 MS解説…そのK


続いてたどり着いたのは・・・
エルンスト「なんだユニコーンかよ。説明いらないんじゃねぇのか?」
ダイス「フム、おぬしの目はどうやら…ふしあなじゃな」
エルンスト「なんだと!?どういう意味だ?」
ケイ「そっからじゃわかりにくいけどこっち来りゃあわかるよ。全員来な!!」
とケイさんに言われた方に回ると
エルンスト「なんだこりゃ!!」
シールドには追加装備が施されていた。
パメラ「これは『アームドアーマーDE』と言います。シールドにスラスターとビームキャノンを追加することによって加速性・機動性が上がるだけで無くシールドが攻撃手段となります」
マリア「つまりガンダムXディバイダーのシールドと同じ感じね」
パメラ「えぇ、そんな風に捉えて結構ですよ」
とマリア姉さんが似た武装を装備している機体名を述べた。

続いての機体は
マーク「コッ、コイツは…ギラズールなのか?」
ニキ「腕が四本ありますね」
巨大な腕と普通の腕を持つ奇妙なMSだった。
パメラ「皆さん驚いてますね。この機体は『クラーケズール』と言います。巨大な腕部は有線式メガ粒子砲となっております。さらに八つ増設したスラスターのおかげで加速性・機動性はMA形態のデルタプラスに追い付く程になっております。余談ですがクラーケとはドイツ語でタコという意味です」
シス「だからスラスターも八つなんだ」
カチュア「へぇ〜、この機体の名前タコさんなんだ。ドクさんいたら専用機になったかもね」
ラ「アハハハッ、そっ そうかもね(カチュアちゃん、ドクさんの頭を想像して言ったわね)」
ビリー「だけど今はいくらでも言って構わないけど本人の前でんなこと言うのはやめとけよ」
カチュア・シス「ハ〜イ」
ラ「それくらいわかってますよ」
とパメラの余談にくいついたカチュア達に注意するビリーさんであった。
ほんとあの四人は見ていると兄妹みたいだな。


二日目 09:10 MS解説…そのL


ジュナス「次の機体はこれか……ってMk−Vじゃん!!一機はジム頭だけど…」
エイブラム「いや、ガンダム頭とジム頭で胸のメガ粒子砲は無いがドーベンウルフにどちらかと言えば似ているぞ!!」
と外見で機体を判断した二人の予想は外れた。
パメラ「この機体はMk−Vでもドーベンウルフでも無いですよ」
ジュナス「へ!?そうなんだ」
エイブラム「ではこの機体は一体…」
パメラ「この機体は『シルヴァバレト』と言います。ちなみに見てわかるとうりMk−V・ドーベンウルフと同系統になりますね。武装はジェガンと同じビームライフル・メガランチャー内蔵シールド以外はドーベンウルフとほぼ同じです。ただしエイブラムさんが先程おっしゃったとうり胸部メガ粒子砲は除かれておりますがね」
ルーク「そのほぼって気になるけどなんでだい?」
パメラ「それはですね、有線式フィンファンネルを搭載可能な点があるからです。なおこの武装はガンダム頭の方に現在搭載しています」
ブランド「つまり敵を有線式アームハンドで捕まえた後にインコムとそのフィンファンネルでたっぷり可愛がることができるってわけね。フフフッ 早く乗ってみ・た・い・わ」
とパメラの説明で機体に興味を持ったブランドさんの発言で男性陣全員の背筋がゾクッとした。

ちなみにこれで右舷側のMSの解説は終了したので次は左舷側のMSの解説となる。


二日目 09:20 MS解説…そのM


左舷MSデッキの方に行くと
クレア「おぉ!!ブレイヴが一チーム分いる!!しかも一番前のは指揮官機だし!!」
エリス「見て、全機MS形態で艦と接続しているわ」
レイチェル「ってことはこのブレイヴに搭載している太陽炉は…」
パメラ「えぇ、もちろん純正太陽炉ですよ。戦闘に出すだけでなくこのように艦の動力源供給役としております。また、ブレイヴをトランザムさせることによる艦の機動性向上も可能ですよ」
つまりトレミーIIのガンダムと同じ運用をこの艦ではブレイヴが担当するってことか。
そして僕らは次の機体の方に向かって行ったが艦長達はその場に残った。
ニキ「それならブレイヴは艦に残しているときもパイロットが乗っていないといけませんね」
パメラ「えぇ、艦内でトランザムを機動する場合はそうなりますね」
ゼノン「ならばブレイヴはパイロットを固定するのも検討しておくか?」
ニキ「時間があればそうしましょう…おやっ?」
カチュア「ねぇねぇ、何を話していたの?早く次の機体見に行こうよ!!」
シス「みんな…待っている」
ゼノン「すまんな。ちょっと機体の運用について話していたところだ」
ニキ「ですが、もう終わったので今から向かうところでした」
パメラ「ゴメンね。じゃあ行きましょう」
だからカチュア・シスが呼びに行ったみたい。


二日目 09:25 機体解説…そのV


ラ「あっ、戻って来た。二人共ご苦労様」
ビリー「にしても…自分から進んで呼びに行くなんて偉いな」
シス・カチュア「これくらいできるわ(もん)!!」
と先に到着した二人がビリーさんとラさんに頭を撫でられていた。
その間に艦長とニキさんもやって来た。
それからパメラがやって来て
パメラ「すみません、艦長達と話し込んでいたので遅くなりました」
と説明する前に一言。
パメラ「では気を取り直して機体の解説をしますね。この機体は『パーフェクトストライク』と言います。見てのとうりストライカーパックを全部搭載しています。ですがエネルギー消費が激しい のでこうしてバッテリーパックを積んでおります」
ダイス「じゃが…そのバッテリーパックを使い果たしたらどうなるんじゃ?」
パメラ「ダイス爺さん、その心配は無いですよ。なぜなら艦にデュートリオンビーム送信機・機体に受信機を搭載しているのでエネルギー切れはありません!!」
と自信たっぷりにダイス爺さんの指摘に答えた。


二日目 09:30 MS解説…そのO


続いて解説するのはデスティニーみたいな翼が付いているインパルスだった。
パメラ「この機体は『デスティニーインパルス』と言います。先程のパーフェクトストライクのように三種類のシルエットをひとまとめにしたデスティニーシルエットを装備したインパルスです」
エターナ「つまりデスティニーのプロトタイプってことね」
パメラ「えぇ、そうですよ。ただし武装のエネルギー消費がコチラも激しいのでデュートリオンによる回復が必須です」

その次はストライクルージュだけどやはりこの機体も機動性・格闘兵装・射撃兵装の三つを盛り込んでいるようだ。
パメラ「この機体は『ストライクルージュI.W.S.P.』と言います」
エルフリーデ「この流れでいくとこの機体もストライカーパック三種をデスティニーシルエットのようにひとまとめにした兵装を搭載しているのだろう?」
パメラ「そうですよ、それで合ってます。ただ…私から補足ですが、この機体もデュートリオンビーム受信機を搭載していますのでそれを忘れないでください」
とエルフリーデさんに言いたいことを言われてなんだか不機嫌そうに補足をしたパメラであった。


二日目 09:40 MS解説…そのP


「次の機体はこれだな。V2バスターみたいだけどちょっと違うな」
パメラ「えぇV2ではありませんよ。この機体は『セカンドV』と言います。機体の特徴としてミノフスキードライブユニットをV1に増設しております。また、右肩のメガビームキャノン・ミノフスキーシールドは本機専用となっております。ミノフスキーシールドとはIフィールドジェネレーターとしての性質を持っている他に最大出力時には備えられたシールドビットを3方向へ射出して、空間にビームの幕を形成するビームシールドとしての機能も有しています。あと注意点として機体が空中分解してしまうので最大推力での戦闘はやめてくださいね」
キリシマ「つまりヅダみたいな機体ってことですね」
パメラ「えぇ、そんな感じです。あと、このミノフスキーシールドはメガビームシールドのように他の機体で使用すると出力の関係で機体が爆発してしまうのでやめてくださいね。
と言うことでこれで全ての機体の解説が終了しました。なおキャリーベースの艦載機はコチラに搬入しないことになっております」
こうして艦載機の説明が終了したけど次はどこに行くのだろう?


二日目 09:45 シミュレーター解説


パメラ「さて、今度はシミュレーターの方に向かいましょう」
と言われてパメラについて行った先では・・・
シャノン「しゃらくさいね、遠くから撃ってないで接近しやがれ!!」
トリッシュ「んなこと言ったってこれがアタシの戦い方だよ」
と対戦型ではシャノンさんとトリッシュさんが
カル「ギルバートさん、8時の方角」
ギルバート「任せろ、スナイパーライフルで撃ち抜いてやるわ!!」
と副座型にはカル君とギルバートさんが挑戦していた。
パメラ「なお、対戦型と副座型以外にも普通のシミュレーターもありますよ」
ラナロウ「んで…あいつらはいつになったら終了するんだ?」
パメラ「そうですね…昼食前にはやめますよ」
クレア「そうそう、『腹が減っては戦はできぬ』って諺があるくらいだからね」
エリス「シャノンさん達はさておき…シミュレーター各種ってこの左舷だけじゃなくて右舷にもあるわよね?」
パメラ「もちろんありますよ。ちなみに言っておきますが、右舷端から
第1カタパルト…デルタカイ・リゼル×3
第2カタパルト…ユニコーン・クラーケズール・シルヴァバレト×2
第3カタパルト…ブレイヴ×4(内一機は指揮官機)
第4カタパルト…パーフェクトストライク・デスティニーインパルス・ストライクルージュI.W.S.P.・セカンドV
と機体編成及び発着するカタパルトが決まっております」
マーク「どうりで第4に各種ストライカーパックやらVのブーツ・ハンガーやらインパルスのレッグ・チェストフライヤーがあるわけだ」
エターナ「第3に艦と機体の太陽炉を繋ぐ機械があるのもこのためね」
ミンミ「つまり、発着を固定することによってミンミ達整備班の負担を減らすわけでありますな!」
パメラ「まぁ、そういうことになりますね」
とみんなが話し終えたところで
「MSデッキに関しての説明は全て聞いたからこの後はブリッジに向かうんだよね。けど全員で行くのかい?」
って僕が質問したら
パメラ「そうでしたね。次はブリッジなのでパイロット専門及び整備班の皆さんはここで解散しても構いませんよ」
ニキ「いえ、ここは先にミーティングルームに行って待ってもらった方がいいです。昼食まで時間があるので風呂の入浴について話し合う絶好の機会なので…」
ゼノン「そうだな。午後からの引っ越し作業が始まると全員が揃う機会は今日は無いからな。スマンがブリッジ要員以外をマーク、お前が引き連れて先にミーティングルームに向かってくれ。わしらも説明を終えたらすぐに駆け付ける」
マーク「了解した。んじゃあブリッジに行かない奴はついて来い!!ミーティングルームに行くぞ!!」
とミーティングルームで待機する組とブリッジに向かってパメラの説明を聞く組に分かれた。
ちなみに僕はブリッジの構造が気になるのでパメラ達の方にまわった。


二日目 09:55 ブリッジについて


マークさん達がミーティングルームに行った頃僕らはブリッジに到着した。
ゼノン「キャリーベースと同じく通常航行用ブリッジと戦闘ブリッジの二段構造になっているようだな」
パメラ「えぇそうですよ。まぁ…見てのとうり通常ブリッジはキャリーベースと変わらないので戦闘ブリッジの方に降りましょう」
と言うことで下段にある戦闘ブリッジへ降りると早速
ビリー「操舵席にトランザムを発動・解除するボタンが付いてる以外はキャリーベースと基本操作は変わらねぇみてぇだな」
マリア「そうですね。それと副操舵席にもトランザムを発動・解除するボタンがありますよ」
エルンスト「んじゃあどっちが押すかは状況に応じてやるってことだな」

ラ「ざ〜っと見てまわったけどメインオペレーターの席のみデュートリオンビーム照射装置とフィールド展開装置があるようね」
ジュナス「ですね。けど…この席に座った人は責任重大だなぁ」
リコル「でも艦長・ニキさんが適確な指示を出すから大丈夫ですぅ〜」
とパメラが説明しなくても計器類を自分達でチェックしていた。

ゼノン「床が少し高くなっているから全体を見渡しやすいな」
ニキ「えぇ、それとキャリーベースの艦長・副長席にはなかった内線電話が備え付けられているので各所と連絡しやすいですね」
とブリッジ中央の席では艦長とニキさんが座っていた。

そんなとき、壁に備え付けられている電話が鳴ったので僕が受話器を取ると
ケイ「ブリッジ、聞こえっか?ちなみに誰だ?」
「シェルドです。ケイさん用件は何ですか?」
ケイ「シェルドか。パメラにミーティングルームに来てほしいって言っといてくれ。質問し忘れたことあってよ。っつ〜ことで頼んだぞ!!」
とケイさんからの伝言だった。
パメラ「今の電話ミーティングルームからですか?」
「うん、聞きたいことがあるからパメラも来てほしいってさ」
パメラ「わかりました。では皆さんそろそろ私達もミーティングルームに参りましょう」
ゼノン「そうだな。マーク達をいつまでも待たせるわけにはいかんからな」
ということでマークさん達が待っているミーティングルームへと向かった。


二日目 10:05 入浴に関するミーティング…そのJ


僕らがミーティングルームに着いたのをマークさん達が確認するとそれまで話し声をしていたのが急に静かになった。
そして全員が席に座って艦長・ニキさん・パメラが前に立ったところでミーティングが始まった。
ゼノン「本題に入る前にケイからパメラに質問があるからそちらを先にしておこう。ではケイ、話してくれ」
ケイ「あいよ。まぁ…アタシからの質問は『SFS』を艦に搭載しないのか?ってことだ」

サブ・フライト・システム…略してSFSはMSの移動補助機体である。主にMS単体での長距離航行における推進剤節約・大気圏内では飛行能力を持たないMSの空の足場として運用される。

パメラ「SFS…ですか。それなら搭載する予定は無いですね。なぜならデルタカイ・リゼルのMA形態がその役割を果たすことが可能だからですよ」
ケイ「あぁ、そういやあの2機そんなことできたな。納得したわ、あんがとよ」
パメラ「どういたしまして。ということで私はこれで失礼してもよろしいでしょうか?他に質問のある方がいなさそうなので…」
ゼノン「おぉ、構わないぞ。これまで艦の説明をしてご苦労だったな」
パメラ「では、お言葉に甘えて私はこれで失礼します」
とパメラがミーティングルームを退室した。

ゼノン「さてと…本題に入るぞ。艦の風呂の入浴に関する規則をどうするかだな。ちなみに、ニキは書記に回ってもらうから今回の司会・進行は、ワシが行う。まず決めないといけないのは

・入浴時間について
・混浴の有無

この二つだな」
ラナロウ「混浴っても…んなことしたいのは
シェルドとマリア
ビリー・ラ・カチュア・シスの四人
基本、この二組だがなwww」
マリア「そのことに関して私から異議はないので混浴する場合のルールとして地球の有名な温泉地でも行われている『水着の着用』を提案します」

その後ラナロウさんの挑発的な発言を上手く丸め込んだマリア姉さんの提案に多数決をすることにしたが、反対する人がいなかったので決定事項となった。


二日目 10:10 入浴に関するミーティング…そのK


ゼノン「続いては入浴時間についてだな」
マーク「入りたい時間に入るというのが理想的だが、その場合被ったときが問題だな」
エターナ「かと言って混浴可能になったのは先程決定したので男女別に入浴時間を区切るのはできないわね」
エルフリーデ「ならば事前に入りたい時間を記入して被ったらじゃんけんで決めるというのはどうだろうか?」
クレア「おぉ!!騎士様それナイスアイディア!!」
エリス「さらにじゃんけんで負けたら次の日以降のその時間は予約みたいにすれば不公平ではなさそうね」
ルナ「二人の意見…賛成だな」
ケイン「同じく」
ミリアム「エルフリーデとエリスの意見で決定したようなものね」
コルト「そうだな」
ゼノン「フム、これは多数決を取ること無くすんなり決まったな。ならば入浴時間を書き込む物を用意せねばな」
こうして入浴時間に関することが決定した。

・混浴の場合は水着を着用
・入浴時間は風呂場前のボードに書き込むこと。ただし時間が被ったらじゃんけんで決める。負けたら次の日の同じ時間に入ることができる

以上の二つである。


二日目 10:15 ミーティングを終えて


ゼノン「さて…今回のミーティングはこれで終了だ。この後は『13:00』に引っ越しについて詳細を話すので再びここに集合だ。それまで自由行動とする。なお、基地を出ても構わんが時間厳守だ。では解散!!」

クレア「よっしゃあ、フォンブラウンに遊びに行こう!!」
エリス「そうね。基地から出れるいい機会だし」
レイチェル「賛成!!」

ラナロウ「俺は外に行くけどオマエはどうするんだ?」
マーク「俺か?そうだな…久しぶりに会うから管制塔の連中に挨拶してくる」
ラナロウ「そっか。んじゃ一人で外に行ってぶらぶらすっかな」

ケイ「アタシ達はもっかいMSデッキに行くぞ!!」
ダイス「予備の品をしっかり確認せんとな」
ミンミ「何がどのくらいあるのか調べるのでありますな!!」
ライル「そういうことだね」
とそれぞれ時間を有意義に使うようだ。
そして僕もいっしょにMSデッキに行こうとしたら
ケイ「後で資料を渡すからお前は来なくていいぞ。マリアとゆっくりしてな」
と言われた。
そして立ち尽くしている僕にマリア姉さんが近づいて来た。
マリア「あら?行かなくて大丈夫なの?」
「うん、マリア姉さんとゆっくりしていろって言われた」
マリア「そっか。じゃあ…どこに行きたい?」
「音楽室かな?マリア姉さんのピアノ演奏聞きたいから…」
マリア「えぇ、いいわよ。ちなみに昼食はブラッドさんが何か作ってくれるからこの艦の食堂でね」
「うん!!」
こうして基地の音楽室に向かって足を運んだ。