呼び名の「ツボ」
ジュナス「はぁ…それにしても雑用係って。皆命がけで戦ってるのに…これでいいのか僕は?」
クレア「まぁ今はいいじゃん、充電期間も必要ってね!」
エターナ「そうよ。それに…貴方がこうして私達の身の回りの世話をしてくれてるから
私達も安心して戦えるんだし、癒しにもなってくれてるんだから…」
ジュナス「癒し…?なんか、ピンとこないなぁ…」
クレア「癒しというか、ストレス解消要員というか捌け口とでもいいますか…」
ジュナス「あぁ、今すごくしっくりきた…」
ニキ「……そういうことです。ジュナスさん、この書類に目を通しておいてください」
ジュナス「書類…?なんです、それ?」
ニキ「我々構成員の「呼び方」についての要望をまとめた書類です。
完璧に覚えて、明日からこの書類に書いてある呼び名で呼ぶように」
ジュナス「はぁ…なんだろう、皆こういう呼び方で呼んでほしいってことかな…?」
翌☆日
ジュナス「あ、エターナさんおはようございます!」
エターナ「…違うでしょ?」
ジュナス「あ、そうだった…えっと、『お姉ちゃん』」
エターナ「………!!あぁ、いいわ…」
ジュナス(ああ、ツボなんだその呼び方…)
ニキ「せっかく皆集まっていることですから、ここで呼び方を復習しておきましょう」
ジュナス「は、はいニキさん…じゃなかった、『教官』」
ニキ「正解です、よく覚えてきましたね…///」
ジュナス(今のがツボなのか…?)
クレア「ねぇねぇアタシらは〜?」
ジュナス「えっと…なんだっけ?『クレアちゃん』に『エリスさん』に『レイチェルさん』…
…でいいんだっけ?」
クレア「新鮮でいい感じじゃん!ちゃん呼びってちょっと憧れあったんだよね〜」
エリス「なんか、変な感じ…」
レイチェル「ホント…」
ジュナス「僕だってなんか違和感あるよ…
…あ、『先輩』…でいいんですか?」
ラ「ふふん、上出来上出来!」
ジュナス(皆ここぞと失われた青春時代を取り戻そうとするのやめてほしいな…)
カチュア「ジュナスおっはよ〜☆」
ジュナス「カチュア…じゃなくて、『カッちゃん』と『ミーちゃん』おはよう!」
カチュア「えへへ、よくできました☆」
シス「…………///」
ジュナス「『お姉様』と『アネさん』もおはようございます!」
ネリィ「上出来ですわ…オホホホ!!」
ケイ「なんだかちょっと慣れないねぇ…」
ジュナス「僕もちょっと慣れそうにないです…
マリアさんは『マリアさん』のままでいいんですか?」
マリア「まぁ、もう慣れちゃってるから…ね?」
ジュナス「(色々あるんだな…)
エルフリ…じゃなくて、『陛下』もおはようございます!」
エルフリーデ「うむ、いい朝だな…///」
ジュナス(みんな、全体的にツボがおかしい…)
キリシマ「オホホホ…最後のボスでしてよ!!ワタクシをお呼びになってくださる?」
ジュナス「キリシマさん…じゃなくて…なんだったっけ?
…『親方様』?」
キリシマ「…違わい!!ちゃんと呼びやがれってんだですわ!!」
ジュナス「ご、ごめんなさい!!えっと、なんだっけ…?
そうだ、『女王様』!!」
キリシマ「『お嬢様』だッつーの!!!!」
※次回以降は元通りです。